CoCoSiA(ココシア)

「念頭に置く」とは?「念頭に入れる...(続き5)

なので、結果的に念頭に置くという言葉の意味とほぼ同じような意味合いであるということになります。

相手に対して念頭においてほしいことがあるのであれば、ビジネスのシーンではご了承くださいという言葉に変換して用いるようにしてください。

ご容赦ください

次にご紹介する念頭に置くという言葉の敬語表現の一つとして「ご容赦ください」という言葉が挙げられます。

ご容赦くださいとはどのような意味なのかというと「大目に見て欲しい、許してください」という意味が存在している言葉です。

ご容赦下さいという言葉もビジネスのシーンにおいては一度くらいは聞いたことがある言葉だと言えます。

主に使われる場面としては相手に対して何かしらのミスをしてしまった場合などで用いられたりすることが多いです。

ご容赦下さいという言葉もよく考えてみると念頭に置くという言葉と通じる部分がある言葉だと言えます。

なぜならば、ご容赦下さいという言葉は許してほしいという自分の気持ちを相手の心の中に留めてほしいということになります。

それを気持ちに止めることによって怒りをおさめてほしいという意味になるので、念頭に置くという言葉と通じるような意味であると考えることができます。

直接的な意味は異なるかもしれませんが、同じような意味として解釈することは可能です。

なので、念頭に置くという言葉を敬語表現する際にはご容赦下さいという言葉で表現することもできるといえます。

何卒

次にご紹介する念頭に置くという言葉の敬語表現の一つとして「何卒」という言葉が挙げられます。

何卒とはどのような意味なのかと言いますと「どうか、どうぞ」という言葉の意味を持っている言葉です。

なかなか直接的な会話の中で聞いたりすることは少ない言葉でもありますが、ビジネス文書などにおいては比較的多様される表現方法として知られています。

より丁寧に相手に対して表現したりする際に用いられる言葉であり、例えば「何卒ご承知おきください」という表現で用いたりすることもできます。

一見すると念頭に置くという言葉と直接的な関わりがないように感じるかもしれません。

しかし、よく考えてみると意味が通じる部分があり、何卒という言葉は「お願いしている事柄をどうか」という意味が転じたものだといわれています。

事柄が「何」、をが「と」、どうかが「ぞ」になっており、それが最終的に何卒という言葉になっているということです。

そして、「お願いしている事柄をどうか」という言葉を考えてみると、念頭に置くという言葉と共通した部分を感じることができるはずです。

なぜならば、念頭に置くとは心に留めるという意味になり、何卒は自分がお願いしている事柄をどうか(心の中に留めてください)という意味で考えることができます。

なので、念頭に置くという言葉と何卒という言葉は似た意味がある敬語表現であるといえます。

使い方

ここまでは念頭に置くという言葉の敬語表現をいくつかご紹介してきました。

ある程度念頭に置くという言葉について理解いただけたところで、ここからは念頭に置くという言葉の使い方についてご紹介していきます。

ビジネスのシーンで用いたりする場合は敬語表現で表現することも多いですが、場合によってはそのまま用いたりすることも多くあります。

では、念頭に置くという言葉を直接表現する場合どのような使い方ができるのかご紹介していきたいと思います。

念頭に置く必要

まず初めにご紹介する念頭に置くという言葉の使い方として「念頭に置く必要」という言葉が表現できます。

これはどういう意味なのかと言うと「心の中にとどめる必要」という意味になります。

つまり、なぜ特定のことを念頭に置かなければいけないのかという必要性を相手に伝える際に用いることができる表現方法です。

相手に対して念頭においてほしいことを伝えたりする際に、当然相手からすればなぜそれを念頭に置かなければいけないのか疑問に感じることもあるはずです。

そのような際には念頭に置く必要という言葉を使って、相手に説明をしたり、その必要性を聞いたりすることができるといえます。

念頭に置いて

次にご紹介する念頭に置くという言葉の使い方として「念頭に置いて」という言葉が表現できます。

念頭に置いてとはどのような意味なのかというと、そのままの意味で「心の中にとどめて」という意味です。

念頭に置くという言葉を表現する上で非常にシンプルな表現方法の一つだといえます。

特にビジネスのシーンでは、自分と同じ立場の人間や自分よりも下の立場の人間に対して何かを依頼したりすることが多いです。

そのような場合には念頭においてという言葉を使うことによって重要なことを相手に伝えたりすることができるので、基本の使い方の一つとして覚えておいてください。