6.水の泡になる
次にご紹介する元も子もないという言葉の類語として「水の泡になる」という言葉が挙げられます。
水の泡になるとはどのような意味なのかというと「せっかくの努力が無駄になること、進行していた計画や物事が途中でなくなること」を意味しています。
これは、水の泡のように泡が浮き上がって最終的に弾けてなくなることに例えられています。
この言葉も元も子もないという言葉の意味と同じような意味で解釈をすることができます。
なぜならば、水の泡になるという言葉の意味の中に無駄になるという言葉の意味があるので
、この時点で同じような意味であるということは明白です。
水の泡になるという言葉の一つの表現方法でよくあるのが「努力が全て水の泡になる」という表現です。
この表現に関しても、「こんな状況で努力しても元も子もない」という言葉で言いかえて表現することができます。
なので、元も子もないという言葉と水の泡になるという言葉は同じような意味を持っているという考え方をすることができます。
7.無駄足を踏む
次にご紹介する元も子もないという言葉の類語として「無駄足を踏む」という言葉が挙げられます。
無駄足を踏むとはどのような意味なのかというと「苦労して行ったことが報われないこと、わざわざ行っても何の役にも立たないこと」を意味しています。
苦労して行なったことが報われないということは、言い換えてみればそれを行った意味が全くなかったという言葉に言い換えることができます。
つまり、結局全てが無駄になってしまったということのたとえになるので、元も子もないという言葉の意味と同じような意味と考えることができます。
実際に文章に直してみても「この状況で努力をしても、元も子もない」「努力が無駄足を踏んだ」と表現できます。
意味自体は全く同じような意味で解釈できるので、両者の言葉は類語の関係性にあり、同じ意味を持つと考えられます。
8.流れる
次にご紹介する元も子もないという言葉の類語として「流れる」という言葉が挙げられます。
一見して考えてみると元も子もないということだと同じ意味を持っているとは思えないかもしれません。
では、流れるとはどのような意味なのかといいますと「液体の移動が起こる、液体の流れのようにものが移って動く」という意味があります。
この意味で今日考えてみると同じような意味には感じられないかもしれません。
しかしながら、流れるという言葉の意味の中には「本来の経路などから外れて動く、思いがけない方向へ行く」という意味も含まれています。
この意味を考えてみると元も子もないという言葉の意味を連想させる同じような意味として解釈することができます。
なぜならば、宿題を頑張って行なった人はそもそも宿題を忘れることを前提として努力を行っているわけではありませんよね。
頑張って行なっているのはその宿題を持っていくことを前提として考えているからです。
つまり、宿題を忘れてしまうということは自分自身が考えていた本来の経路から外れた考え方であり、思いがけない方向へ動いた結果であると言えます。
これを踏まえて考えてみると、流れるという言葉の意味と元も子もないという言葉の意味はほぼ同じような意味であると解釈することができます。
なので、元も子もないという言葉と流れるという言葉は類語の関係性にあると考えることができます。
9.骨折り損のくたびれもうけ
次にご紹介する元も子もないという言葉の類語として「骨折り損のくたびれもうけ」という言葉が挙げられます。
骨折り損のくたびれもうけとはどのような意味なのかというと「努力の甲斐もなく、効果が上がらず疲れだけが残ること」を意味している言葉です。
つまり、言い換えで見ると努力をしても無意味になってしまったという事を例えている言葉だと言えます。
これを踏まえて考えてみると、元も子もないという言葉の意味と同じような意味であるということがすぐにわかります。
なぜならば元も子もないという言葉の意味の中には無駄になるという言葉の意味があるので、骨折り損のくたびれもうけという言葉と同じ意味であると言えます。
なので、元も子もないという言葉と骨折り損のくたびれもうけは同じ意味を持っている言葉どうしてあると解釈することができます。
元も子もないを正しく使おう
今回は元も子もないという言葉をテーマにして、元も子もないという言葉の語源や意味、そして使い方や類語をご紹介してきました。
日常生活の中でも使用する機会が多い元も子もないという言葉ですが、深く考えてみると同じような意味を持っている言葉なども非常に多いことがわかるはずです。
これを知っていればより広い範囲で元も子もないという言葉を使って表現することができるということになります。