一方で、大人でも集中力のない人はいます。
落ち着きのない人の場合、一つのことをしていても他のことが気になってしまい、目の前のことにしっかりと集中することが出来ません。
集中出来なければ当然物覚えは悪くなりますので、集中力のない人は年齢に関係なく、物覚えが悪いことが多いです。
2、覚えようという意識がない
物覚えが悪い人の中には、「覚えよう」という意識がない人もいます。
元々記憶しようと意識していないのですから、覚えられないのも当たり前といえば当たり前でしょう。
また、覚えようという意識がないということは、すなわちそれに集中することもありませんので、当然集中力も欠けている状態です。
本人に覚えようという意識がない限りは、いつまで経っても物覚えの悪さを改善させることは出来ないでしょう。
3、物覚えが悪いと認識している
物覚えが悪い人は、大抵の場合自分でそれを認識しています。
何故なら、自分自身で「うっかり」と思う機会が多く、また自分では気づいていない場合にも、周りから「あなたは物覚えが悪いね」などと指摘をされていることがあるからです。
自分で認識している人は、それを自虐ネタとして周りに言うことも多いため、物覚えの悪さを人から笑われたり、バカにされたりすることもあるでしょう。
本人はそれを受けて笑うことが多いですが、内心ではそれなりに傷ついている人も少なくはありません。
また、自分で物覚えが悪いことを認識している人は、それゆえに「物覚えが悪いのだから」と改善を諦めてしまっていたり、それを言い訳にしたりして、物覚えの悪さに開き直っている人もいます。
一方で、自分では無自覚だったものが、周りの人からの指摘を受けて、「自分は物覚えが悪いのか」と認識する人もいます。
物覚えが悪いことを認識している人は、その上で物覚えの悪さを改善させようとする人と、何もしない人とに分かれます。
4、睡眠不足
睡眠不足が原因で、物覚えが悪くなることもあります。
元々脳の記憶力を維持するためには質の良い睡眠を摂る必要があります。
しっかりと睡眠を摂れている人の場合は、記憶力を司る脳の働きが活発になり物覚えも良くなります。
一方で、十分な睡眠が摂れない人の場合、脳の疲労やストレスなどが残ったままになってしまいますので、記憶力を司る脳の働きが鈍くなり、物覚えが悪くなってしまうことがあります。
例えば試験の前日に、夜遅くまで勉強をしていても、中々頭に覚えたいことが入ってこないことってありますよね。
その日一日の疲れと、夜遅くまでたくさんのことを同時に頭に詰め込もうとすることで、脳の疲労がピークに達してしまい、スムーズに記憶出来なくなってしまうのです。
また、夜には自然と眠気も起こりますので、頭がぼんやりとした状態で記憶しようと思っても、集中出来ずに覚えが悪くなってしまうだけでしょう。
一方で、ほんの数時間でもぐっすりと熟睡が出来ると、その分脳の疲れが取れて、クリアな気分になります。
頭の中も寝ている内に整理されてスッキリしていますので、また新たに覚える作業がしやすくなります。
そのため、試験勉強のように短期間でたくさんのことを覚える時には、深夜遅くまでやるよりも、早く寝て早朝に起きて勉強するほうが効果的とされています。
睡眠と脳の働きにはそれだけ深い関わりがありますので、睡眠不足の時には必然的に物覚えが悪くなってしまいます。
5、現実逃避が癖
現実逃避が癖になってしまっている人っていますよね。
例えば「もっと経済的に豊かな家に生まれたかった」「もっと頭が良くなりたかった」「素敵な恋人が欲しかった」など、人によってさまざまな現実逃避の内容があるでしょう。
それらを諦めることなく、努力して叶えようとする人は、現実逃避をせずに、しっかりと現実を見据えて行動しています。
一方で、現実から目を背けて、在りもしないことを妄想したり、考えることを止めたりする人は現実逃避をしています。
現実逃避は疲れた心を癒すために、時には必要なことかもしれません。
しかし、それが癖になってしまっていると、しっかりと現実と向き合うことをしなくなってしまいます。
現実と向き合わないということは、現実を受け入れようとしないということですので、現実の物事を記憶する際にもそれが障害となって、物覚えが悪くなってしまうことがあります。
6、楽をすることばかりを考えている
楽をすることばかりを考えている人は、「いかに自分が楽になるか」ということが最重要ポイントですので、それ以外にはあまり意識を向けようとはしません。
勉強が嫌だからと、ゲームや遊びなど自分が気楽になれることばかりをしていると、いざ勉強をする時になってもしっかりとそれに集中することが出来ないため、物覚えは悪くなってしまいます。
また、仕事でも自分が楽をすることばかり考えているため、あまり頭を使わないように行動した結果、記憶力が鈍ってしまうことがあるでしょう。