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物覚えが悪い人の10個の原因と改善方法(続き3)

一方で、自分が楽をするために最短で最大限の努力をする人もいます。

例えばある人の場合、仕事で残業したくないからという理由で、勤務時間内に休憩を削ってまで集中して仕事に取り組み、他の人が残業に追われている中で意気揚々と帰宅するということがあります。

また、納期が一週間あるとしたら、後半の数日をのんびりと楽をして過ごしたいからという理由で、前半で猛然と仕事に集中して、一気に納期前に仕事を終わらせてしまうというタイプの人もいます。

このタイプの人は、後々自分が楽をしたいという気持ちから、短い期間や時間の間で全力を出し切って、早く物事を終わらせる傾向が強いです。

この場合には短時間で集中力をかなり働かせていますので、物覚えも悪くはなりません。

しかし、やるべきこともやらずに、ただ楽をしたいからとダラダラしている人の場合には、物覚えは悪くなってしまう一方でしょう。

7、段取り(計画性)がない

物覚えが悪い人は、大抵段取りが悪く、計画性もないことが多いです。

一日のスケジュールを立てる際に、一般的には優先順位のあるものから計画していき、また出来るだけ無駄なく効率的に自分が動けるように頭を使います。

その際には自分が何をするべきか、やることなども考えながら計画を立てますので、記憶力の部分も大いに働かせています。

しかし一方で、段取りが悪かったり、何の計画性もないままに思い付きで行動したりする人もいます。

そうした人の場合、頭に浮かんだことから次々に行動していきますので、効率性も悪く、記憶力の部分をあまり働かせることもありません。

そのため物覚えも自然と悪くなってしまいやすいです。

8、要領が悪い


要領が悪い人は、物覚えも悪いことが多いです。

要領が悪い人は、何か一つの物事に取り組む際に、そのやり方が悪かったり、下手だったりして動きがもたついてしまうことが多いです。

そのため一つのことを終わらせるのにも時間がかかってしまいますし、また時間がかかった割にはそれについての記憶力も頼りないため、物覚えも悪いことが多いのです。

要領が良い人は、一度やり方さえ分かれば短時間で効率的に作業を行うことが出来ますし、やり方をきちんと理解出来ているため、物覚えも良いでしょう。

特別要領が良いというわけではない人でも、一度や二度経験すれば、大抵は要領を掴んで時間を短縮して作業が出来たり、きちんと内容を覚えて把握したりすることが出来るでしょう。

しかし、要領が悪い人はいつまで経ってももたついてしまうため、物覚えも悪いことが多いです。

9、融通がきかない

物覚えの悪さの原因の一つに、融通がきかないということも挙げられます。

融通がきかない人は、例えばあるやり方で作業を教わったら、それがどれだけ非効率的で無駄の多いやり方だとしても、教わったやり方の通りでしかやろうとはしません。

そのやり方でしかやってはいけないという決まりがあるわけでもないので、他の人はもっと効率的なやり方を見つけたらそのやり方に変えるでしょう。

しかし、自分が最初に教わったやり方でしか頑なにやろうとしない人は、そのやり方に特別こだわりがあるわけではなく、単に融通がきかない性格のために他のやり方を採用しようとはしないのです。

融通がきかない人は、いわば「基本は出来ても応用は出来ないタイプ」です。

「このやり方はこれ!」と自分が思ったら、例え他の人がもっといいやり方を思い付いても、それを頑なに拒みます。

しかし、その融通のきかなさには特別な理由もこだわりもないことが多いので、無意味に意地を張っているだけと周りには思われてしまうでしょう。

そしてその融通のきかなさは、物覚えの悪さの原因にもなりますので、物覚えの悪さを改善しようと思ったら、自分自身の性格も見直す必要があるでしょう。

10、栄養不足

質の良い睡眠をしっかりと摂らないと、脳の働きが衰えて物覚えが悪くなるということはすでにご紹介しました。

それと同様に、栄養不足も物覚えの悪さの原因となっていることがあります。

酸素が全身に行き届かなければ、意識がもうろうとして思考がぼんやりとしてしまいます。

また、水が全身に行き渡らなければ、体はむくみ熱中症になったり、まともな思考がきかなくなったりします。

酸素も水も、正常な思考を働かせるためには必須のものですが、それと同じく栄養も不足すれば心身に悪影響を及ぼします。

私たちが日常的に口にしている食物は、体の成長を助けるだけでなく、心や脳の働きの栄養にもなっています。

きちんと毎日栄養を摂れている人は、それだけ頭の回転もしやすく、思考を働かせたり、物事を記憶したりすることがスムーズに行われやすくなります。

一方で、体に栄養が足りなくなってくると、肉体的な問題だけでなく、脳の働きにも悪影響があらわれます。

頭の回転は鈍くなり、正常な思考や物事を記憶する能力が著しく低下してしまいますので、物覚えも悪くなってしまいます。

無茶なダイエットを経験したことのある人には理解しやすいことでしょう。