では、ハイカラという言葉は現代においてはどのような意味合いで用いられているのかということについてご紹介していきます。
先ほどご紹介したように昔はハイカラという言葉は悪い意味で用いられていましたが、現代においては比較的良い意味で用いられることがほとんどです。
では、ハイカラという言葉はどのような良い意味で用いられるのか、過去の意味と比べながらチェックしてみてください。
おしゃれ
ハイカラという言葉は現代においては「おしゃれ」という意味合いで用いられています。
昔は西洋の文化などを取り入れたりすることは目新しく写っていたので、蔑むような意味合いで用いられていました。
しかしながら、現代においては西洋の文化などを取り入れている人はおしゃれな印象を見受けられるので、おしゃれという言葉の意味で用いられたりするようになっています。
実際に現在でも西洋風の文化などを色濃くファッションに取り入れてるような人は存在しています。
西洋風のとがったひげを作る専用のヘアサロンなども存在しており、実際に彼らの姿を見てみるととてもお洒落な印象があります。
なので、西洋風の文化を取り入れたおしゃれなファッションに身を包んでいる人をハイカラという言葉で現在は表現しています。
レトロ
ハイカラという言葉は現代においては別の意味合いで「レトロ」という意味合いでも用いられています。
そもそもレトロという言葉はどのような意味なのかと言うと「懐古的であること、古いものを好むこと」という意味合いがあります。
昔の人はハイカラという言葉は目新しいものに感じたかもしれませんが、今の私たちにとってはハイカラという言葉は少し昔の言葉という印象になります。
しかしながら、それでいてオシャレを感じさせるので、懐古的で古いものを好んでいるおシャレな人や建物などをハイカラという言葉で表現しています。
例えば、西洋の文化を感じさせるような古い建物などレトロという言葉で表現したりも出来ますし、ハイカラな建物という言葉で表現したりもできるということです。
ハイカラを感じる場所3選
ここまでは昔と今のハイカラという言葉の意味合いの違いについてご紹介していきました。
そして、ここからはハイカラを感じさせてくれるような場所についてご紹介していきます。
現代に存在する場所や建物などに関しては、まだレトロな印象を感じさせてくれるような場所がいくつか存在しています。
レトロな印象を感じさせてくれることによって、これまでの歴史を感じることもでき、非常に新鮮な気持ちになれるはずです。
これからご紹介する場所に興味があれば、ぜひ足を運んでハイカラを感じてみてください。
浅草(東京)
まず初めにご紹介するハイカラを感じさせてくれる場所として「東京の浅草」が挙げられます。
浅草といえば和風なイメージを持つ人がいるかもしれませんが、場所によってはハイカラな印象お見受けられる場所がいくつか存在しています。
例えば、浅草にはハイカラ横丁というお店があり、そこに行けばハイカラなアイテムなどがたくさん存在しています。
レトロでかわいい印象のものなどがたくさんあり、楽しい気分を味わえるようになっています。
また、建物自体もレトロな印象を感じさせてくれる懐かしい建物なので、まるで昔の時代にタイムトリップしたかのような感覚を感じさせてくれるはずです。
函館(北海道)
次にご紹介するハイカラを感じさせてくれる場所として「北海道の函館」が挙げられます。
人によっては新鮮の魚の印象が強いかもしれませんが、それだけではなく函館にはレトロな建物や場所などがいくつも存在しています。
例えば電車などには箱館ハイカラ號という名物電車があり、レトロな形状をした電車を楽しむことができます。
また、建物などもレトロな印象を感じさせてくれるような建物が多く存在するので、まさにハイカラを感じさせてくれる街並みであるといえます。
異人館(神戸)
次にご紹介するハイカラを感じさせてくれる場所として「神戸の異人館」が挙げられます。
異人館とはどのような場所なのかというと、20館近くある洋風な建物のことを意味しています。
もともと神戸には国際貿易港の一つである神戸港があり、西洋の文化などがたくさん取り入れられた場所としても知られています。
なので洋館などが現在でも多く残っており、その名残を感じさせてくれるのが異人館という場所になります。
足を運んでみればまるで日本ではないような西洋の雰囲気を感じさせてくれるので、レトロな感覚に襲われたい方は絶対に足を運んでいただきたい場所だと言えます。
テレビドラマのロケ地として使われたりすることもあるので、西洋の文化が好きな方は是非足を運んで時間を忘れて楽しんでみてください。