他人の気分
他人の気分一つで不安になったり、安心したりするようなら情けないものです。
そこには自分の意思というものが存在していません。
しかし、世の中はそういった他人の気分で左右される人がとても多いです。
例えば会社の上司と部下の関係です。
上司の機嫌が良いのと悪いのでは雲泥の差で、それによって自分に降りかかることも違ってくるのでビクビクしています。
普段から他人に左右される癖がついている人というのは、いざ自分でやらなければならなくなった時に、自分で判断する経験が少ないので動揺してしまいます。
また、家に帰っても妻の機嫌をうかがってビクビクしている旦那さんも多いのではないでしょうか。
口を開けばお金のこと、子供のこと、将来のことと文句が始まります。
嫁の気分次第で家が居心地が悪くなる家庭もあることでしょう。
しかし、一家の大黒柱たる者、嫁の気分をうかがいながら夕飯など食べたくもないでしょう。
仕事でも家庭でも他人の気分に振り回される人というのは、気の休まる時がありません。
自分を取り巻く環境
生活環境というものは人間に大きな影響を及ぼすものです。
環境が変わることによって気分も変わり、以前より良くも悪くもなるものです。
しかし、人間には誰しも環境に順応できる能力があります。
ですから、環境が変わった時に、始めのころは慣れないので戸惑うこともありますが、次第に順応して自分の居場所を作っていくのが人間というものです。
しかし、環境が変化することによって激しく動揺し、順応する力を発揮できない人がいます。
新しい場所、新しい人との出会い、新しい仕事の業務等々の変化に対応できず動揺して前へ進めなくなってしまうのです。
4.忙しい生活が苦手
動揺してしまう人というのは、生活のバイオリズムがゆっくりしている人が多いです。
ですからかっちりと日々のスケジュールを決めて忙しく動くということが非常に苦手です。
毎日のタスクに追われる生活になると、それをこなさなくてはいけない圧迫感で動揺してしまいます。
しかし時間というものは目に見えないだけで、現実には物凄いスピードで過ぎ去っていきます。
それに対応できない人は、どうしても動揺しやすい人間になってしまいます。
現実逃避したくなる
社会に出ると嫌でも責任というものがつきまといます。
仕事をするのも責任がかかるし、私生活でも恋愛、結婚、家族のことなどで自分の果たす役割、責任とうものがあります。
そういったものに耐えられなくなり、現実逃避しがちな人というのは基本的に根性のない弱い人間だと思いますから、少しのことにも動揺をしてしまうのでしょう。
ひきこもりたくなる
社会の中で生きていくのに疲れ、いっそ一人ひきこもってしまいたいと思う人は、あらゆることに対する耐性が弱く、ささいなことにも動揺し、落ちこんでひきこもりたくなってしまいます。
ひきこもってしまうと社会と隔離された状況になります。
何をするにも自分の考え、自分の世界の中でしか生きなくなりますから、ひきこもればひきこもるほど社会に復帰することが怖くなってきます。
何年もの間ひきこもっていた人間が社会に復帰すると、人とのコミュニケーションがあまりにも不足していたことから、うまく人間関係を築くということができなくなります。
5.混乱する
よくパニックに陥って慌てふためいている人がいます。
生きている上において、自分の思い描いたように物事が展開することなんて100%ありません。
どこかで何かしら予想外のことが起こったり、急な対応を迫られる時があります。
こういった時にすぐ動揺してしまう人はいつも混乱しています。
逆に、どんな急な対応を迫られてもどっしりと構えて一つ一つ対処できる人もいるのです。