このように呼びタメはどんどん浸透していっているので、もしかしたらネットの世界からは敬称が消えてしまう可能性が高いですね。
ただ、敬称がない分話しやすいといった感じにもなっているので、会社内では情報がしっかり伝達されていると言われています。
ホウレンソウを厳しく教えられてきたガンダム世代にとっては、ホウレンソウがそんな簡単な感じでとらえられていいのかと感じてしまいます。
実は、もともとホウレンソウ運動は、部下が上司に対して強制的に行うものではなく、部下から情報を吸い上げるようにみんなが話やすい環境を作ることを目的に始まった運動なので、実は今のネットの世界の方が実は理にかなっているのかもしれません。
年齢や立場など気にせずタメ口で話すこと
以上に呼びタメは年齢や立場など関係なくため口で相手を呼ぶことを言いますが、実は相手の名前だけでなく、話すことでさえもため口になっていることもあるのです。
その光景を見ると、ソワソワするのがガンダム世代です。
タメ口を飛ばしただけで鉄拳制裁というパターンもあった世代なので、気が気でないのです。
しかし、そもそも英語やフランス語などには命令形などはあっても敬称はありません。
年齢、立場など関係なくみんな同じ言葉を使用して話しています。
つまり、上下関係に合わせて使う言葉に変化が出るのはほぼ日本だけと言ってもいいでしょう。
また、最近では敬語を使ってくるとあまりにも丁寧に見えるので、何か企んでいるのではないかと相手から疑われて見られてしまう危険性もあるのです。
このように時代と共に立場に関係なくため口ができるようになってきてはいるみたいです。
しかし、ガンダム世代が上司にいる間はなかなか現実世界ではこのような感じになるのは難しいのではないでしょうか。
しかし、そんな世の中で成功者と言われている人たちは、部下からタメ口で話されてもそんなに気にしないようです。
むしろ、どんどん意見を言ってこいという感じに受け止めているみたいです。
もしかしたら、ネットの世界は現実世界のはるか先を行っているのかもしれませんね。
両親も含まれる
最近ではこの呼びタメですが、両親も含まれている場合があるそうで、平気で両親の名前をため口で呼ぶ子供がいっぱいいるようで、ガンダム世代が見るとひやひやするみたいです。
しかし、外国では親の名前を呼び捨てで呼ぶのは当然です。
また、ちょっと控えめな人はジャニーズのような感じで「君」や「ちゃん」づけで呼んでいるところもあるそうです。
ガンダム世代の親からすれば怒りぷんぷんのようですが、時代がそのようになってきたと思うしかないのかもしれません。
昔は上の人が言っていることは絶対だと言われていましたが、今では上の人でもさえも間違った情報を平気で流してしまうのです。
というかネットの出現によって言っていることが真実かどうかすぐにばれてしまうのです。
つまり、年上年下関係ないのです。
逆に今では年下の方が柔軟なせいか、発想力が豊かともいわれています。
もはや年上だから俺が正しいという時代は終わったのかもしれません。
これからはプッシュ型ではなく、プル型だと言われています。
つまり、部下が上司に対してあれこれと提案しないといけないのです。
今までは上司に言われたことをしていればいいという時代であったかもしれませんが、今は違います。
上司もしっかり部下の意見を聞かないといけないのです。
いつ頃から出始めた?
いつ頃からこのようになったのかと言いますと、はっきりはわかっていません。
Twitterが流行りだした2010年ではないかとも言われていますが、FacebookやLINEが流行りだしてからではないかとも言われています。
ただ、タグ付けの文化ができたのが、SNSの発達からなので、おそらく2010年代前半ではないかと思われます。
もともとこのSNSでさえも、作られたのが海外なので、このように呼びタメになってしまうのは仕方がないのです。
なぜなら海外では立場に関係なく呼びタメを行っているからです。
たまにミスターやミセスをつけることもありますが、それはまれなことなのです。
そう考えると、物心がつき始めるころから、スマホなどに触れている世代にとっては呼びタメは当然のようなものなので、ガンダム世代から注意を受けることに関して変に思っている可能性が高いのです。
つまり、注意している方も注意されている方も違和感を持っているということです。