近年、インターネットの発達によってできたSNSなどのネットを通じて会話をするケースが増えてきました。
そのためか、ネットのやり取りなどからいろいろな造語が誕生しています。
しかし、中には世代が上の人には理解できないような造語もあり、また、その使用の仕方はどうなのかと疑ってしまうものもあります。
特に最近、目につくのが、「呼びタメ」です。
要はtwitterやLINEなどのネット上の会話で相手に対して敬称をつけずに呼ぶことです。
同年代の友達や気のしれた間柄の人同士ならまだしも、なぜか年上に対しても「呼びタメ」をしてしまう人が多いのです。
つまり、昔、ガンダムを見て育った世代の人からすると、考えられない行動に見えるのです。
ネットの世界だからいいでしょうと思っている若者もいますが、果たしてそれでいいのでしょうか。
ただ、相手に対して敬称などをつけているのも日本ぐらいであり、海外の場合は、ほとんどが呼び捨てです。
たまに尊敬する方に対してミスターやミセスをつけるぐらいなので、海外からしたら呼び捨てで呼ばれることに関してはそんなに違和感を感じないようです。
つまり、日本に海外の文化が侵食してきている可能性があるのです。
そこで今回は世代によっては違和感を感じずにはいられない「呼びタメ」についていろいろと情報をまとめた記事を作成しましたので、ぜひ、拝見して頂きまして、どういうものなのかを確かめましょう。
ただ、理解してもガンダム世代の方が使用するには勇気のいる行為なのかもしれませんね。
ちなみに昔の人たちをガンダム世代といい、上の人の言うことは絶対だという考えであります。
逆に今の若い人たちのことをワンピース世代と言い、上も下も関係なく、同じ考えを持つ仲間を集めた横のつながりを大事にする世代のことを言います。
時代の変化と共に考えも変わっていくようです。
呼びタメとは
まず何かと最近話題になり、世代間で違和感を覚えている「呼びタメ」ですが、これは相手に対して敬称を用いずに呼ぶことです。
つまりは先輩や親など目上の人に対しても「さん」づけをせずに呼び捨てで呼ぶ行為のことを言います。
要はタメの相手を呼ぶような感じなので、呼びタメと言われているようです。
なぜ、そうなってしまったのかと言いますと、近年は直接会って話すような機会が減り、ほとんどがネットを通じて会話をするようになりました。
電話でさえ嫌がる若者がいるほどなのです。
ネットの会話となると文字を打たないといけないので、いちいち相手に対して「さん」などの敬称をつけるのが面倒くさいという感じになってしまい、そこから「呼びタメ」が生まれたともいわれています。
しかも、最近ではタグつけといい、相手の名前をそのままタグとしてつけてあなたに返事をしていると表すこともできる機能もあるのです。
この時も相手の名前は呼び捨てです。
会社などではこのようなSNSツールで会話をされるところもあるので、当然、上司をタグ付けするときは呼びタメになっていることがあります。
ガンダム世代の方がこのようなやり取りを見ると、ヒヤッとするらしいです。
中には注意しにいく人もいるらしいのですが、そういう機能だと言われて終わってしまうらしいです。
もともと、相手に対して敬称を使用するのが日本人のマナーのようなものでもあったので、ガンダム世代からすると、先輩や目上の人でなくても丁寧に話すことがマナーだと、というか当然だと思って生活してきている人がほとんどなので、このような行為を理解できないのは当然なのです。
仮に上下関係が厳しい世界でこのようなことをしてしまうと、何をされるか怖くてできないものです。
Twitterで使われる
では、呼びタメが頻繁に使用されているSNSツールとしてあげられるのが、Twitterです。
いわゆるつぶやきを書きこむ掲示板のようなものですが、そのつぶやきを見て、返事をしてくる人がいて、そこから交流に発展すると言われています。
この時のやりとりが不特定多数で行われるので、タグ付けをしないと誰に返事を出しているのかわからなくなってしまうのです。
そのタグ付けが呼びタメになっているのです。
上司であっても「さん」がつかないので、ガンダム世代の人は使用せず、文章に「さん」をつけて返信相手を特定させています。
しかし、ワンピース世代はこのつぶやきに共感した人の集まりだと思い、躊躇なくタグ付けを行って返信をします。
それは上司であってもです。
ある意味度胸があるように思えますが、このような機能だと言われてしまえば仕方がありません。