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「呼びタメ」とは?意味や使い方を解...(続き3)

あくまで予測としては2010年代以降に生まれた世代にとってはもはや呼びタメは当然のようなことになってしまっているケースが高いので、近い将来「さん」付け文化がなくなってしまう可能性も十分にあり得るのではないでしょうか。

昔、日本では立場が上の人や年齢が上の人には敬称として「さん」をつけていたという感じに見られてしまう時代になるかもしれませんね。

あの人「さん」を使っているから昔の人だという感じになるかもしれませんよ。

となると、ガンダム世代の肩身が狭くなってしまいますね。

どのように使う?


主にタグ付けの時に呼びタメになっています。

誰に返事をしているのか表すためです。

インターネット上のやり取りでは、不特定多数でやり取りをするケースがほとんどなので、タグ付けが必要になってくるのです。

もちろん1対1でやり取りをすることもありますが、ほとんどの場合、不特定多数なので、タグ付けが必要になってくるのです。

また、最近ではお互いにニックネームなどのあだ名を決めて、あだ名で呼び合うようにしているグループもあります。

この場合も呼びタメです。

要はメッセージのやり取りをスムーズに進めるために行われ始めた手段と言えるでしょう。

上下関係が厳しく、上の人の言うことは絶対だと育ったガンダム世代にとっては考えられない行為ではあります。

しかも、ガンダム世代は頭の固い人が多いので、なかなかそのような行為を受け止めようとしないのです。

そのため、実はホウレンソウ運動の崩壊を起こしてしまったともいわれています。

部下に強要させているのに、報告、連絡、相談しても「うるさい」や「自分で考えろ」という感じに返す人たちがほとんどで、そうなると報告、連絡、相談がしにくいではないですか。

それでいて何かが起こると「なんで言わなかった」という感じに詰めてくるので厄介です。

ガンダム世代と言っていますが、ガンダムが悪いのではないのです。

ガンダムからしっかり上下関係がどういうものか学ばなかったからそうなってしまったのです。

今の若い人たちはワンピースを奥深くまで探ってそういうことなのかと理解しているから横のつながりを大事にしているのです。

もはや縦のつながりだけでは成り立たなくなってしまっているのかもしれません。

呼びタメを推奨する理由

ガンダム世代にはとうてい理解できない呼びタメですが、最近、この呼びタメを推奨している会社などもあります。

特に新入社員の研修などでは、お互いに呼びタメを行うことで心が打ち解けるということがあるらしいです。

敬語で話してしまうと、距離があるように思えてしまうらしいので、このタメ語を使うことに関して、何の違和感を感じないのが、ワンピース世代です。

会社によっては、ガンダム世代の方が仕切っている場合は、この呼びタメなんてと思っているところもあるらしいのですが、最近では寛容になってきたせいか、この呼びタメを行っている企業や団体は結構多いです。

相手の名前をタメ語で呼ぶとなると、違和感を感じる人は、あだ名で呼ぶようにしているようです。

ガンダム世代に慣れてしまった人からすると、違和感があってなかなかなじむことが難しい文化ではありますが、次世代の方々が行っていることを考えると、いつまでも古い考えで動いているのはもったいないのかもしれないですね。

そこで、ここからはガンダム世代の方にはよく読んでいただきたい呼びタメが推奨される理由などを説明いたします。

ガンダム世代の方が納得できるかどうかはわかりませんが、今の日本がこのように変わろうとしているということをわかるだけでも違いますよ。

気軽に友達になれるから

まず相手をタメ口で呼び合えるということは、それなりに距離が近い証拠でもあります。

距離が近くないとなかなかタメ口で話すことなどできません。

特に学校などで始めて出会うクラスメイトに対していきなりタメ語で話すことなどとても勇気のいることですよね。

つまり、タメ語で話すことができるというのはある意味相手との距離感が縮まっている証拠でもあります。

そのためタメ口で話せるようになっているのであれば気軽に友達になることができるのです。

友達って気軽になるもの?と思う方も結構多くいらっしゃるかもしれませんが、最近はインターネットの発達により、ネットを通じて友達になるケースも多いそうです。

つまり、そのようなときに敬語で話していても距離があるだけなので、タメ語で話すことで距離感が縮まっていると言えます。

ほとんどの方の友達というと、偶然学校でクラスが一緒だったとか、職場が一緒だったというような生きている過程で遭遇する場面で友達が作られていきますが、最近はインターネット上で積極的にコミュニケーションをとって会話するなどしてお互いの距離を縮めようとします。

意外とネットでの出会いの方が絆が強いともいわれています。