4.原因を考える
切羽詰まってしまったときにほとんどの人はなぜそうなったのかを考えようとしません。
なぜかと言いますと、人間は嫌なものには目をふさいだり、ふたを閉じたりします。
つまりは原因を見ようとしないのです。
そうなると、再び同じことを繰り返してしまう日々になり、いつしか、やばい状況に陥るのです。
つまり、切羽詰まってしまった原因をしっかり見つめないとあなたのためにもならないのです。
故に切羽詰まった時は嫌でも原因を考えましょう。
そう言われるとすぐにしないといけないと言われていると思い込んでしまっているのですが、それは固定概念です。
すぐでなくてもいいのです。
いったん落ち着いてから考えてもいいのです。
ベストは、忘れないうちに考えることです。
忘れないうちに考えることで、原因を理解し、次に活かすことができますし、よくよく考えてみたら切羽詰まるほど大きな問題でもなかったというように見えてしまうときもあります。
要は、目を閉じたり、ふたをしたりしているのがいけないのです。
原因とはしっかり向き合うのです。
因果応報とは言いますが、それが起きたことには何かしらの原因があるのです。
その原因から目を背けてはいけません。
しっかり原因を理解すれば今後は切羽詰まることが減るかもしれませんよ。
冷静になれる
原因を考えることは繰り返すことを防ぐだけでなく、考えている間に冷静になる効果があるのです。
なぜなら、ほとんどの人が深く考えるからです。
いつもあさく考えているから冷静になれないのです。
深く考えることで自然と呼吸も深くなっているのです。
深く考えると聞くと、難しく考えるとは思う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
深く考えることは、角度変えてみたり、幅広く考えることを言うのです。
つまり、原因を考えることはいろいろな意味でいい効果があるのです。
5.協力を求める
切羽詰まってしまうのは自分でどうにかしようと考えているからです。
つまり、一人よがりになってしまうから切羽詰まって、てんぱってしまうのです。
なんでもそうですが、一人でできることなどそんなにないのです。
一人でできると言い張っているうちはまだまだです。
よく日本人はコミュニティを大事にする割には、相手に協力を求めることを嫌います。
なぜかと言いますと、協力を求めることを弱い人がすることだと思い込んでしまっているのです。
しかし、実際はそんなことはありません。
歴史上の出来事でもみんな協力し合って目標を達成しています。
江戸幕府を解体させたのも坂本龍馬を筆頭に薩摩の西郷隆盛と長州の高杉晋作が同盟を組んだことがきっかけです。
つまり、誰かの協力なくして、何かを達成させるのは難しいのです。
よくオリンピックなどの優勝インタビューのコメントには、感謝の言葉を述べる人が多いのはそのためです。
つまりは、優勝するまでに多くの方の協力があったから達成できたのでそのことに感謝をしているのです。
なんでもかんでも一人で解決しようとしないことが大切です。
たまには友人など周囲に甘えてみるのもありかと思います。