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「ご贔屓」の意味とは?ビジネスでの...(続き5)

言い換える時

「ご贔屓」は言い換えることが出来ます。

これまでにも類義語や連想される言葉をご紹介してきましたが、それらの言葉を使うことでも「ご贔屓」と同じ意味として用いることが可能です。

では、例えば「ご贔屓くださいますよう」といった言い回しをする際には、他にどのような言い替えが出来るのでしょうか?

以下に挙げていきますので、機会を作ってぜひ使ってみてください。

お引き立てを賜りますよう

「引き立て」は贔屓をすることです。

また「賜る」は目上の人からものなどを頂戴することを意味しますので、2つを合わせて使うことによって、目上の人から贔屓をして頂きたいという気持ちを表す言葉になります。

そのため、さらに分かりやすく言い換えるのなら「どうかご贔屓をして頂きますよう」となります。

それをそのまま伝えてしまうと多少のいやらしさが出てしまいますので、もっと丁寧な言い回しとして「お引き立てを賜りますよう」となっています。

贔屓をお願いする立場であっても、これだけ丁寧に言えば、目上の人もとくに嫌な気持ちになることはないでしょう。

ご愛顧賜りますよう

「ご愛顧」は目をかけて引き立てることですので、それを目上の人にお願いする際には「ご愛顧賜りますよう」と言うことがあります。

どうしても「贔屓」という言葉に嫌なイメージを抱いてしまう人や、もしくは言われた相手に嫌なイメージを抱かせたくない時には、この「ご愛顧」を用いた方が無難でしょう。

実際にあちこちのお店で顧客に対する感謝の文章を見つけた時には、「ご贔屓」よりも「ご愛顧」が使われていることが多いため、相手がどのような受け取り方をするのか分からない時には、「ご愛顧」と使っておいた方がいいでしょう。

ビジネスで「贔屓」されやすい人の特徴

あなたの周りに、上司や取引先から贔屓されやすい人はいませんか?

たいして能力もないのに何故か上司から気に入られていたり、もしくは実力があるために上司から目をかけてもらっていたりする人が少なからずいることでしょう。

そうした贔屓されやすい人には、そうでない人と比べてどのような特徴がみられるのでしょうか?

おべっかや世辞の上手い人

口が上手い人は、おべっかや世辞も上手です。

わざとらしさを感じさせない程度に上司や取引先の相手、また同僚などを上手に持ち上げるので、相手の懐に難なく入り込みますし、気に入られやすいです。

一度上司に気に入られてしまえばいわば「虎の威を借りる狐」状態になりますので、仕事が出来なくても社内で堂々としていたり、自分だけ美味しい思いをしたりすることがあるでしょう。

仕事が優秀な人

本当に実力がある人も、当然ながら上司の目を引きますので、それだけ目をかけてもらいやすいでしょう。

上司の手助けを受けて順調に出世の道を歩んでいく人もいますし、上司から余計なお節介をされることが反対にストレスになって、贔屓されることを内心では嫌がっている人も中にはいるでしょう。

仕事が出来るということは、良くも悪くも人から注目されますので、求めれば贔屓してもらいやすいですが、求めてもいないのに贔屓したがる人に近づかれることもあります。

「ご贔屓」を正しく使おう

「ご贔屓」は、正しく使わなければ相手にとんでもない誤解を与えてしまったり、怒らせてしまったりする言葉です。

どんなに丁寧な言い回しをしたところで、要は自分が相手に贔屓して欲しいという気持ちを伝えることですので、出来るだけ相手が不快に思わないような言い方をすることがとても重要です。

正しく使いこなすことが出来れば相手と良好な関係を保ち続けることも出来ますので、しっかりと言葉の意味や使い方についてマスターしておきましょう!