臨機応変な人は、周りの情報や人の意見を素直に受け入れる柔軟さがあるので、広い視野が養われ、様々な選択肢が浮かぶ様になります。
そのおかげで固定観念に囚われる事なく、トラブルが起こった際も、様々な方法の中から最善の方法を導き出す事が出来る訳です。
トラブルにもしっかり対応
臨機応変な人がトラブルにもしっかり対応出来るのも、柔軟性があるからです。
誰だって「ミスや失敗は避けたい」と思っているでしょうし、普段からミスや失敗が起こらない様に行動していると思います。
だから、普通は予期せぬトラブルに見舞われた時、「そんなはずはない!」とパニックになり、「何が起こっているのか分からない…」とでも言う様に脳が無意識に拒否して、冷静に考えられなくなったり、身動きが取れなくなってしまうのです。
しかし柔軟性があれば、それを現実として受け入れるだけの余裕が生まれます。
それに上でも話しましたが、臨機応変な人は普段からあらゆるトラブルの可能性も考えて行動しています。
それもあって、冷静に様々な視点から問題点を探り出し、周りが思いもつかない様な解決策を考え出す事が出来るのです。
固執せずに進める
柔軟性があれば、何かに固執する事もありません。
例え最善だと思われる計画を事前に立てていたとしても、自分の中で「この考えが一番正しい!」と思っていても、それに固執する事はないのです。
状況に応じて、やり方や考えを瞬時に変える柔軟性を持っているから、臨機応変な訳ですね。
「すぐに考えや意見を変えるなんて、拘りや自分がないのか?」とか「周りに流されてるみたい…」と思われるかもしれませんが、決してそんな事はありません。
ただ、最善の選択をするには考えや意見を変える必要があって、臨機応変な人はそれを理解し実行しているだけなのです。
あまりにも固執していると物事がスムーズに進まない事もあると思います。
例えば、意見を1つに絞らなくてはならないのに、周りと意見が食い違ってしまった時、周りが妥協案を出しているのに、「自分は絶対この案が良いと思う!」と応じる事がなければ、いつまでも決まらないままです。
周りにも迷惑をかける事になりますよね?
臨機応変な人はその事を十分に理解しているのです。
だからそういう状況になった時、臨機応変な人なら、素直に相手の妥協案を飲むか、何かしらの方法で周りの人々を説得させ自分の意見を受け入れて貰える様に立ち回るでしょう。
3.切り替えが早い
臨機応変な人は頭の回転だけでなく、気持ちの切り替えも早いです。
だから何か起こった時も、「なぜこの様な事が起こったのか?」と原因を探る事に時間を掛けるのではなく、「まずは目の前の事態に対して、出来る事をしなければ!」と咄嗟に行動する事が出来ます。
まずは事態を良い方向に進め、原因を探ったり反省するのは後回しにし、対処を行ってから同じトラブルが再発しない様に徹底するのです。
この様にやるべき事の優先順位がちゃんと理解出来ている事もそうですが、咄嗟に行動するにも、気持ちが付いていかないと思った通りには動けませんよね?
それだけ気持ちの切り替えは、臨機応変に動く為に必要なのです。
気持ちをコントロールできる
臨機応変な人程、感情に振り回される事がありません。
いちいちその場の感情に振り回されていたら、労力も時間も無駄にします。
臨機応変な人はその事を理解しているので、「今はこんな感情に浸っている場合ではない」という時は、気分をカチッと切り替えて感情を上手くコントロールする事が出来るのです。
そういう人は、気持ちのオンオフの切り替えが上手い分、感情表現にもメリハリがあると言えるかもしれません。
仕事では私情を挟まない為にあまり感情を出さないけど、プライベートでは感情表現豊かなんて事もあるのではないでしょうか?
ミスも引きずらない
臨機応変な人は気持ちの切り替えが早いので、ミスや失敗をしても引きずる事がありません。
もちろん、反省や今後の対策はしっかりと行いますが、そのミスや失敗に対して、いつまでも悩んだり落ち込んだりはしないのです。
上でも説明しましたが、臨機応変な人にとって起こり得るミスや失敗は想定内の事で、ミスや失敗の回避法よりも「実際にミスや失敗が起こった際にどう対処するかが重要」という考えを持っています。
どんなに気を付けていてもミスや失敗を避け続ける事は不可能ですよね?
恐らく“ミスや失敗を避ける為の行動”を取っていたら、そういう事態に直面した時、「なんでこんな事になったの!?」とパニックになり、咄嗟に動けないと思います。
一方、臨機応変な人は回避法ではなく、ミスや失敗の対処方法を考えているので、冷静に動けるのです。
「物事にミスや失敗は付き物」という心構えが出来ている分、実際に直面した時のショックも(心構えが出来ていない人よりは)軽いのかもしれませんね。