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自己犠牲をしてしまう人の21個の特...(続き2)

自分を犠牲にして他人に奉仕する事で、他者から感謝されたり評価されたり、必要とされる事を望んでいるのでしょう。

そうやって自己肯定感を増やし、自分の存在価値を高めようとしているのです。

このタイプは、普段人にあまり褒められない人に多いかもしれません。

普通にしているだけでは褒められないから、犠牲を払って褒められる状況を自ら作り出しているのです。

本来ならば、人は生きてるだけで価値のある存在であり、例え誰かの役に立たなくても迷惑をかけても、存在価値には何の関係もないと言えます。

しかし、自己犠牲の精神を持つ人は特に、存在するだけの価値というのは、分からないかもしれませんね…。

確かに実際は、「誰からも必要とされていない」とか「自分は認められていない」と感じるとすごく辛いでしょう。

逆に、誰かに必要とされたり認められる実感を得れば、承認欲求が満たされ、モチベーションも上がるものです。

しかし感謝や評価などは、あくまで行動の結果であって、目的ではありませんよね?

自己犠牲だって本来は見返りを求めて行うものではありません。

自分の犠牲にみんなが気がつかなくても、目の前の状況を改善する為に行動するのが自己犠牲なのです。

「感謝されたい」「必要とされたい」といった理由で自己犠牲を払うのは、人の心を動かす為の取引に過ぎないのですが、残念ながら本人にはその自覚はないでしょう…。

しかし、この事実を受け入れられなければ、人から認められたいが故に自己犠牲を払うという行為も、なかなかやめられないと思います。

6.奉仕精神を持っている

奉仕精神を持っている人も自己犠牲をしやすいと言えるでしょう。

「奉仕する事で誰かが喜んでくれるのが嬉しい」とか「他人の幸せな姿を見る事が、自分の幸せに繋がる」という人は、「誰かの為になるなら、多少自分が損をしたり大変な思いをしても平気」だと思えるのです。

7.強く言えない

上でも少し触れましたが、自分の意見などを強く言えないタイプの人だと、本当は嫌なのに自己犠牲をせざるを得ない状況に陥ってしまうケースもあるでしょう。

人に対して強く言えないのは、その人の性格の問題だけでなく、周りの環境のせいとも考えられます。

特に高圧的な両親の下で育ってきた人や、そういう人達が近くにいる様な環境で過ごしてきた人は、自発的な行動に対して恐怖心を抱いている傾向があるのです。

これは、過去に自分の言動が親や周りの人に否定された経験がトラウマになっている可能性があると考えられるでしょう。

さらに、「親や周りの人達に従っていれば波風が立たない」と学んでしまうと、周囲の意向を叶える事に意識が向いてしまい、結果、自分がどうしたいかを考えたり、自分の意見を周りに伝える事がなくなってしまうのです。

あるいは、「自分の意見を伝える事はわがままである」とか「断れば悪人扱いをされてしまうかも…」などと思い込んでいると、なかなか本音を言えられないかもしれませんね。

8.周りの人が強く、言いくるめられてしまう

周りの人が強過ぎて逆らう事が出来なかったり、上手く言いくるめられてしまった結果、自己犠牲をする羽目になる人もいます。

動物も人間も昔から、身体が大きかったり、強く怖そうな者が常に上位に立ち、そうでない者達を支配してきました。

現代においては様々な基準で序列が決まっていますが、基本的な部分はそう変わっていません。

押しが強い人・迫力がある人・何事にも動じない人を見ると、無意識にその人の事を「自分より“格上”だ」と思ってしまう節があります。

同時に、押しに弱い人・大人しく控えめな人、繊細な人達の事を「“格下”だ」と判断してしまうところもあると言えるでしょう…。

そのせいで、周りに逆らえない様な気の弱い人は、自己犠牲をさせられる事もそうですが、他にもよく損をしてしまうタイプだと言えます。

周りの人達がやたら強いだけなら、何とかしてその人達と距離を置いた方が良いかもしれませんね。

9.話すことが得意ではない

話すのが得意でないと、自分の意見を上手く伝えられないのはもちろん、言葉でのコミュニケーションが面倒になってしまい、「自分が我慢すれば良いか…」と諦めモードになってしまう場合があります。

つまり話し下手な人にとっては、周りの人との話し合いで自分が犠牲になるのを避ける事より、我慢して犠牲になってしまった方がラクだと感じている訳ですね。

しかし、面倒を避ける為に自ら犠牲になる事がその人にとって普通の事になってしまうと、結果としては余計なストレスが溜まる事になります。

「面倒だから…」と我慢し続けるより、「嫌だ」「無理だ」と断ってしまった方が、確実に心への負担は少ないはずです。

10.言い争うことが嫌い

何かを犠牲にしなくてはならなくなった時、場合によっては、言い争いに発展してしまう事もあるでしょう。

そういった争いを好まない平和主義な人は、自ら犠牲になる事で争いを避け様とするところがあるかもしれません。

平和主義な人というのは、喧嘩や言い争いが少ない家庭で育ったケースが多く、周りの人達が衝突する事にも慣れていないのです。