ただ、本当にその人の自己犠牲でしか解決出来ない状況ならともかく、多くの場合は、その人が犠牲にならなかったらならなかったで、また別の流れになるだけだと思います。
つまり、その人が犠牲を払わなくても、解決出来る可能性も十分にあるという事。
しかし、「自分にしか出来ない!」と思い込んでいる人の頭には、自分が自己犠牲を払う事で成功するイメージしか浮かんでいないので、必要以上に「自分が何とかしなければいけない!」という謎の使命感に燃えてしまうのです。
18.いいことをすれば自分に返ってくると思っている
「良い事をすればそれが巡り巡って自分に返ってくる」と考えている人も、自己犠牲を厭わないかもしれませんね。
ただしこれは、露骨に見返りを求めるタイプと、「いつか返ってきたらラッキー」くらいにしか思っていないタイプとで分かれます。
19.他者には常に無償の愛を与えないといけないと思っている
「他者には常に無償の愛を与えないといけない」と思っている人は、自己犠牲を美徳と捉えている節がありますら。
そういう人達にとって、見返りを求めず、ただ相手の為に自らを犠牲にする事も、無償の愛の形なのでしょう。
「大事な人が悲しんだり傷つくくらいなら、自分が犠牲になった方がマシ!」と考える人は少なくないと思いますが、それが大事な人に限らず、「赤の他人でも同じ」と考える人は、自己犠牲の精神も強いと言えるかもしれませんね。
20.何事にも頑張っている
自己犠牲の心理に陥る人には、頑張り屋で何事にも一生懸命な人が多いのも特徴の1つと言えます。
自分の事だけでなく、他人の為にも一生懸命なので、ついつい限界を超えてまで頑張り過ぎてしまい、自分でも気がつかない内に、体力的にも精神的にも疲れ果ててしまう事も珍しくない様です。
自分の為に頑張るのも、他人の為に頑張るのも素敵な事ですし、何かを得るにはそれなりの代償を支払う必要があるので、目的を達成する為に苦労を自ら買う人も多いと思いますが、頑張り過ぎて自己犠牲に走ってしまう人は、くれぐれも潰れない様に気を付けなければなりません。
21.小さいことに気づく、気がまわる
小さな事にもすぐに気がつき、気が回る人も自己犠牲をしやすい傾向があります。
実際、自己犠牲ばかりする人は他人や周囲の様子をよく見ているので、変化にも敏感です。
だから周りで何かあった時に即座に反応する事が出来るのですが、その結果、犠牲を払わなくてはならない場面に遭遇する機会も多いのかもしれませんね。
自己犠牲によるメリットとは
一見、自己犠牲にはメリットなどない様にも思えますが、一時的なメリットなら存在します。
周りが嫌がる事を率先してやれば、人々から感謝されたり評価される事もあるでしょう。
さらに、自分を抑えて周りに合わせていれば、嫌われる事もありません。
また、誰かが犠牲になるところを傍で見ているだけだと、後味が悪かったり罪悪感が湧いてくる事がありますが、自分が犠牲になる事でそういった感情を抱かなくて済みます。
そして、人から褒められたり他人から評価される事で自信がついたり、人から尊敬の目で見られる事に快感を感じたり、それが自己犠牲を率先する人にとってのメリットになっている場合もあると言えるでしょう。
自己犠牲は優しい人でないとできない!自己犠牲してくれる人には感謝しよう
そもそも自己犠牲は見返りを求めてするものではないので、優しい人でないと出来ないと言えます。
上で話した自己犠牲のメリットを見ると、結局は“自分の為”にしている事の様にも思えますが、自己犠牲は親切とは違って、少なからず何かを犠牲にしなければ成り立ちません。
つまり、いくら自分の為の行動だったとしても、犠牲が大きければ損でしかない訳です。
人は損得勘定で動くところがあります。
多くの人は、自分が不利な事に対して積極的に動こうとはしないはずです。
明らかに損だと分かっているのに自己犠牲をする人は、「みんなに褒められ、感謝されたい!」といった打算的な気持ちより先に、「みんな嫌だろうから、自分が身代わりになろう…」という優しさの気持ちが湧いているのではないでしょうか?
メリットはその結果オマケでついてくるに過ぎないのかも。
なので、周りの人は自己犠牲してくれる人に心から感謝しなければなりませんね。
我慢することに疲れた時の5個の治し方
自己犠牲には我慢が付き物です。
しかし、我慢するにも限界がありますよね?
そこで、自分を犠牲にし過ぎて我慢する事に疲れてしまった人の為に、“我慢することに疲れた時の5個の治し方”をご紹介します!
しんどい時は以下の方法を試してみて下さい。
1.綺麗な景色をみる
綺麗な景色を眺める事で心が癒され、ストレスも和らぐ効果が期待出来ます。