平成20年(2008年)に、日曜日の秋葉原の交差点で2トントラックに乗って赤信号を無視して横断中の通行人の中に突っ込み、多くの人を殺傷した事件がありました。

殺傷と書いたのは、運転していた犯人が、トラックにはねられて倒れていた人を救護しようとした人達を、持っていた殺傷能力の高いタガーナイフで次々に刺したからです。

トラックにはねられて3人が死亡し、さらにトラックから降りてきた犯人に刺し殺された人が4人も亡くなりました。

それ以外にも、重軽傷者が10人もいたのです。

犯人は25才の若者で、その生い立ちが話題になりました。

彼は教育熱心な母親に小さなころから厳しく育てられたようです。

何をするにも母親の検閲が入り、自由にさせてくれなかったようです。

母親は完璧主義者で、常に彼に完璧なことを求めたようです。

しかし、彼が県下一の高校の進学校に進んでから、成績が振るわず母に反発するようになったのです。

派遣社員になって働くうちに将来が見えなくなってきて、携帯サイトに頻繁に書き込むようになったのです。

そして事件当日まで自分の行動を携帯サイトに書き込んでいたのです。

「秋葉原で人を殺します」と書き込んでいたのです。

計画的に行動していたのです。

2トントラックに乗って赤信号を無視して、薄ら笑いを浮かべながら高速で横断歩道に突っ込み、多くの人をはね飛ばしたのです。

タクシーにぶつかって止まってからは、用意していた殺傷能力が高いナイフを手にしておもむろにトラックを降りると、救護に集まった人達を次々に刺して行ったのです。

この事件を冷静に振り返ると、とても普通の精神状態ではなかったと思われます。

あの瞬間には、彼は自暴自棄に陥ってしまっていたと思われます。

将来の夢も希望も失ってしまって、自分の力ではどうすることもできないと思い込んでしまって、自分も他人もどうなってもいいと思ったのでしょう。

やけくその状態だったのです。

ここまで行かなくても、何かに苛立ってしまい、どうでもいいと思う時はあるはずです。

大事なものを破壊したり、わざと指示を無視して反発してしまったりということは経験したことがあるはずです。

ある意味、自暴自棄になっていたのです。

そんな精神状態を一度考えてみました。

この記事では、自暴自棄の意味や、自暴自棄になりやすい時の兆候と事前の対策を紹介します。

イライラする?もしかしたら自暴自棄かもしれません

年を取ると気が短くなると言われています。

高齢化が進んだ現代では、イライラするお年寄りも増えたようです。

ちょっとしたことで店員に突っかかって行ったり、トラブルを起こしたことがニュースにもなっています。

都会でも、JRや私鉄が大雨や人身事故で遅れたりすると、いつ動くんだと駅員に向かって食って掛かる人も多いようです。

普段はおとなしいのですが、何かのきっかけでスイッチが入るようなのです。

私も、いろんな場面で「ちょっと気を利かせてくれればいいのに!」と心の中で憤ることも多いのです。

幸いにも、まだ自分の感情をコントロールすることができているので、文句をいうことは避けていますが、こんなことが繰り返されるとストレスも積み重なって、いつ爆発するかも知れないのです。

このようなストレスはまだ時間が経てば忘れてしまいますが、世の中にはどうしても忘れることができない、悔しい出来事もあるのです。

例えば、絶対に起こらないというようなことが起こってしまった時など、取り返しができないことに直面した時です。

学校の先生も塾の先生も、今の実力なら有名な進学校に絶対に入れると太鼓判を押していたけれども、実際の入学試験に落ちてしまった時などです。

当日の体調が悪かった、遅刻しそうになってあせってしまい自分を見失ってしまった、回答用紙を間違えて記入してしまったなど、いろいろ原因はあるにせよ試験に落ちてしまったことに間違いはないのです。

今まで失敗がなかった人生で、思わぬところで間違ってしまった時など、自暴自棄に落ち込んでしまうかも知れません。

少しぐらいのイライラでは心配はいりませんが、予想もしなかったことが起こり人生を棒に振るということになると、自暴自棄になりやすいのです。

では、自暴自棄について、もう少し考えてみましょう。

自暴自棄とは


では、自暴自棄とはどういう状態のことなのでしょうか。

自暴自棄とは、夢も希望も失って、自分などはどうなってもよいと思ってしまうような状態のことです。

そのように思い込んでしまうと、やけくそになってしまい周りも見えなくなって、自分が係わっている世界を破壊してしまおうとか、気に入らない人を傷めつけてやろうとか、自分を捨ててしまう様な行為に出ることがあります。

このように、外に向けて攻撃的になる時と、内向きになってしまう時もあります。

例えば、熱愛の末に振られてしまった時などは、相手からの別れの言葉を聞いた時のショックで、生きる勇気も希望も無くなってしまい、自分の部屋に閉じこもってしまって誰にも会わなくなるのです。

世間とまったく関わらなくなって隔離してしまうのです。

ショックが大きいほど、自暴自棄に落ち込んでしまいやすいようです。

意味

「自暴(じぼう)」とは、滅茶苦茶なことをして自分自身の身体を損なってしまうことです。

「自棄」とは自分で自分を見捨てることです。

つまり、「自暴自棄」とは夢も希望も失ってしまって、自分などはどうなってもいいやと、やけくそになってしまうことです。

ちょっと思い起こすと、若い時に自分の思うようにならなかったこと時に、自分の力不足と思わずに誰かに邪魔されたとか自分を信じてくれなかったなどと他人のせいにしてしまい、自暴自棄になってしまった経験があるはずです。

でもそれを乗り越えてきたので、今の自分があるわけですが、周りの人を傷つけたり法律に違反することを犯してしまった人は、取り返しがつかなくなるのです。

自暴自棄になってしまう心理や瞬間というのは、あらゆるところにあるものです。

ちょっとした不満や不愉快なことがあった時に、自分の感情を抑えきれずに大麻や覚せい剤に走ってしまったりする事件も多いようです。

こんなことはいずれ発覚するのですが、その瞬間はそれが気晴らしになって自暴自棄から逃れられるようなので、ズルズルと続けていくことになります。

事件が発覚すると、本人だけでなく家族や周囲の関係者にまで迷惑を欠けてしまうことになって、後悔することになるのです。

拘置所からスキを見て逃げ出した青年もいました。

拘置所の中の生活では、大事な時間を無駄にしていると思い込んで、夢も希望も失っていたのでしょう。

自暴自棄になってしまって、結果を考えずに逃げ出してしまったのです。

後悔をしているはずですが、将来を考えると失った人生を取り戻すこともできないとさらに思うと、もっと自暴自棄に陥らないかと心配してしまいます。

このように、自暴自棄に陥ってしまうと、それを乗り越えるにはかなりの努力が必要なのです。

ここでは、自暴自棄になる時の心理や、なりやすい人についてまとめてみました。

使い方

自暴自棄というのは、希望を失って無茶苦茶なことをすることです。

だから、この言葉はそういう心境の時に使う言葉です。

若い人であれば、失恋をした時や受験に失敗した時、就職が上手く行かなかった時、仕事で大きな失敗をしてしまった時なので使われます。

自暴自棄の使い方は、
・真剣に交際していた女性に心底惚れてしまって、いつプロポーズしようかとタイミングを考えていたのです。

そんなある日、彼女が仲良く腕を組んで誰かとデートしているところを見てしまったのです。

それも、その相手の男性とは職場の先輩だったのです。

自分に隠れて二人は密会を重ねていたことを知った瞬間に、自暴自棄に陥ってしまったのです。

・まじめにコツコツと勉強に励み、医科大学を目指しました。

しかしながら、努力の結果もむなしく不合格になったのです。

しかし、同じように試験を受けた友人は、さほど勉強もできる訳では無いのに合格したのでした。

自分は運が悪かったのだろうかと思っていると、新聞に裏口入学の記事が出ていました。

ということは、不条理なことだと思った瞬間に何もする気力も無くなり、自暴自棄になってしまったのです。

・両親を殺害してしまった彼は、きっと何かの理由で自暴自棄に陥ってしまったのだろう。

類語

・誰の手にも負えないようになっている状態は、「自暴、捨て鉢、自棄」など
・何もかもが上手く行かない時の気持ちは、「失意、やけくそ、失望、絶望、やけっぱち、なげやり」などです。

このほかにも、いろんな表現ができます。

「自暴自棄のようにうなだれた」→「燃え尽きたようにうなだれた」
「自暴自棄になっている」→「やけっぱちになっている」「投げやりになっている」
「自暴自棄に見える」→「緊張感をなくしたように見える」「理性を失ったように見える」
「自暴自棄の状態だ」→「半狂乱になっている」「まともでない」「やけを起こした」

自暴自棄になるときの兆候

心に深い傷を負ってしまった時に、全てを投げ出して忘れてしまいたいと思うのは、なぜなのでしょうか?生きていること自体がものすごく辛い、と思う様な状況になるのはどのような時なのでしょう。

もうそれらの逆境を跳ね返すだけの気力も無くなってしまったのです。

精魂尽き果てたのです。

そして、自暴自棄になるようなのです。

周りの状況を確認することもできずに、冷静に判断ができない状態は、ある意味では「うつ病」の初期症状の可能性もあるのです。

全てを投げ出してしまいたいという時は、自分には能力もないし価値がないと思い込んでしまってるからです。

自尊心も無くなっています。

身近な出来事としては、
・信じていた親友に裏切られた
・同期は出世が速いが自分は遅い
・彼女にひどい振られ方をした
・上司から自分だけがよく叱られる
・仕事がことごとく失敗になってしまう
・きっとみんなは陰口を行っているはずだ
などと思い込んでしまうのです。

そして、夢や希望を失ってしまう時に自暴自棄になってしまうのです。

ストレスが発散できていない


ストレスとは、あなたを取り巻く様々な刺激や嫌なことに対して我慢することで起こる感情のことです。

ストレスの原因は本当に様々なのですが、これを上手く処理できていないと心に蓄積して行くのです。

誰もがストレスを経験しているはずです。

ストレスが溜まってくると、その都度運動をして汗をかいたり、旅行に行ったり趣味に打ち込んだりと、自分に合った処理をするはずです。

しかし、生真面目で責任感が強い人、完璧主義者、我慢し過ぎる人、頑張り過ぎる人、気を遣い過ぎる人などは、なかなか上手くストレスを発散することができないのです。

すると、急にイライラしたり感情的になったり、精神的にも非常に不安定になったりします。

すると、体調も悪くなって判断ができなくなり、仕事も止まってしまうのです。

すると、周りの人も不安になって注意したり指導したりするようになります。

自分だけが上手く出来ない、仲間外れにされているように感じ取ってしまうと、何かのきっかけで自暴自棄に陥るのです。

ストレスも大きな原因のひとつなのです。

ストレスが上手く発散できていないと思われるときが自暴自棄の前兆なのです。

マイナスなことが続いてる

得意先から急な依頼が入ってきたので、詳細を打ち合わせするために急いで会社の車で出かけることになりました。

しばらく走って気が付いたのですが、燃料が下限ギリギリです。

前回の利用者が満タンにしていなかったようです。

急いでガソリンスタンドを探して給油しました。

得意先に行くルートはいろいろとありますが、今回は急ぎということで高速道路を利用することにしました。

高速道路に乗ると、最寄りの出口までは一時間ぐらいなのです。

しかし、高速道路を30分ぐらい走ったところで急に渋滞が始まりました。

日頃は、スイスイと走れる区間ですが、一体何事かと思っているとナビから「5キロ先で事故発生、渋滞注意」というではありませんか。

しまったと思って手前の出口からやっと下りて一般道を走ることにしました。

しかし、その国道も渋滞になっていてナビを頼りに、別のルートを探して急ぐことにしました。

しかし、またそのルートも工事中で迂回をすることになったのです。

やっとのことで30分遅れで得意先に到着することになりました。

やることなす事不運続きで、自暴自棄になってしまいました。

図らずも、悪いことばかりマイナスなことが続くと自暴自棄に陥ってしまいます。

精神的・肉体的に嫌なことがあった

人間は精神的にもろいものです。

きっと喜んでもらえると信じてその人のために頑張っていたのに、「こんな余計なことをしてもらっては困る!」などと捨て台詞をはかれるとたちまち気力が無くなってしまいます。

「助かったよ!ありがとう」と感謝されると思い込んでいたのですが、突き放す様な冷たい言葉を受けると、「自分は誰のために頑張ってきたのだろう」と茫然としてしまうのです。

肉体的に頑張った事よりも、予期せぬ返事が返ってきたので精神的に参ってしまったのです。

こんな時には、自分自身が嫌になって自暴自棄になるのです。

女性なら、誰もがチャレンジするダイエットがあります。

カロリー制限をして食事も我慢して、ジムで運動をしながらカロリー消費にこだわってきた1ヶ月でした。

しかし、1ヶ月が経っても体重は目標値にほど遠く結果がでません。

しかし、友人は同じようにチャレンジしていながら減量に成功してスリムになってきたのです。

間食も止めて炭水化物の摂取も抑えて我慢したのに、友人に負けてしまったという気持ちになりました。

家に帰ると、自暴自棄になってしまい暴飲暴食に戻ってしまったのです。

何をしてもやる気がでない

何かをやろうよと呼びかけても、「はあっ」と息を吐いてため息をつく人がいます。

身体が悪いのでもなく、やる前に気が滅入っているのです。

やろうという気力が出てこないのです。

何を考えても憂鬱になって、新しいことなど消極的になってしまってできる訳がないのです。

それでも強引に誘うと、次は頭痛がしたり下痢をもよおしたり、体調に変化が出てくるのです。

そこで心配して「最近どうしたの?どこか身体が悪いの?」と尋ねると、「眠れなくて夜中に何度も目を覚ますんだ。

寝つきも悪いし、朝も起きるのが辛いんだ」などと弱音を吐くことがあるのです。

精神的に参ってしまっているようです。

精神的に不安定になった理由はいろいろとあるでしょうが、自分がやってきたことに自信が無くなって、前に進めなくなったのです。

初めて失恋を経験した人ならお分かりと思いますが、失恋したと分かった瞬間は夢も希望も一瞬にして消え失せてしまい、自暴自棄になってしまうようです。

これを乗り越えるには、ポジティブな強い気持ちを持つことです。

彼女と暮らしているといずれ別れになるのでは?もっと自分にぴったりの彼女が身近にいないか?見落としていないか?神様が別の女性を探せと言っているんだ、などと前向きに気持ちを切り替える余裕が必要なのです。

気づいたら泣いてた

気づいたら泣いていたというのは、相当ショックが大きい時です。

世の中のみんなが自分の敵になって向かってきたような感じでしょうか?周りには誰も味方がいなくて、孤立してしまったと悲観したのです。

ある時、冷たいものが飲みたくなって自販機の前に行きました。

100円玉を2枚入れて、140円の缶コーヒーのボタンを押しました。

コーヒー缶が落ちて来ると同時にお釣りも出てきたのですが、そのお釣りの小銭を集めると、なんだか多いようなのです。

60円のお釣りでいいのに50円玉が2枚あって110円もあったのです。

その小銭を見た時に、気付いたら笑っていたのを覚えています。

感情の変化が激しい性格なのですが、気付いたら泣いてたと言うのはほとんど経験がありません。

よほど日頃から悔しいことが続いてそのストレスが溜まっていたのでしょう。

こんな時には、ストレスをできるだけ解消して、楽しいことを考えて行動してみることが必要です。

自分へのご褒美として高級料理を食べに行くとか、日頃から欲しいと思っていたバッグを買うとか、特別な行動をしてみると、ニヤッと笑えるかも知れません。

気付いたら涙ぐんでいたことがあれば、自暴自棄になる可能性があるかも知れません。

要注意です。

不安な気持ちが続く

何かのストレスによっても不安を感じることがあります。

どこかに外出する時にも、家を出て最寄りのバス停に着いた時に、バスを待つ間に「戸締りをしてきたかな?」「ストーブはちゃんと消してきたかな?」「部屋の灯りは消してきたかな?」などと不安なことが頭を巡ります。

実は、しっかりと確認してきたのですけれども、不安感が残ってしまうのです。

この程度の事であれば笑ってすむのですが、会社の大きな事業をまかされるような場面では、「あの企業との契約は、あれでよかったのかな?」「契約事項に、もっと盛り込んでおくべきことを忘れていないかな?」などと、大きなストレスを感じて振り返ることがあります。

もしも、大事な条件を明記することを忘れていた場合には、再契約し直すことになります。

相手がスンナリと応じてくれればいいのですが、もう契約は完了しているのでこのままいきたいと受け付けなければ、仕方がありません。

そのことで、会社が大きな不利益を被らないかと毎日大きな不安に襲われてしまうのです。

それが現実になってしまうと、責任を感じて自暴自棄に陥ってしまうことになるのです。

面倒でも、細かい不安を平素から取り除いて、スッキリした気持ちで暮らせることが最善なのです。

不安な気持ちを引きずっていることは、自暴自棄の原因にもなるのです。

夜寝れない

最近は夜眠れないんだという人いましたが、その人の家族に聞いてみると「そんなことはないよ。

大きないびきをかいて、うるさくてこちらが眠れないよ」などと否定されることがあります。

眠っているけれども、スッキリしないと眠っていないと感じる人もいるようです。

しかし、昼間に起きた問題について、あれこれ考えているうちに目が冴えてしまって一睡もできないという経験は誰もが持っているはずです。

夜寝れないという人は、何かの不安に押しつぶされて眠れないのでしょう。

今日は疲れたという日に限って、眠る時につい昼間の出来事を思い出してしまって、ウトウトとしか眠れなかったこともあるはずです。

こんな時には昼間も頭がくらくらして、満足に頭が働かないのです。

身体は睡眠を要求しているのに頭が冴えてしまって眠れなくなるようです。

睡眠は自然に起こる生理現象なのですが、眠る前には気持ちを徐々に落ち着かせることが大事です。

自分で心をリラックスさせる習慣を作るのもひとつの方法です。

例えば、眠りにつく30分ほど前に、シャワーを浴びたり、歯を磨いたり洗顔したリ、眠る前の身体のケアをしたり、それを習慣化するのです。

そしてパジャマに着替えたら眠りにつくサインなのです。

毎晩同じことを繰り返すことで、身体を睡眠に向けて準備するように訓練付けることができて、スムーズに入眠することができるのです。

生理的な欲求が満たされてない

人間は誰もが「あれが欲しい」「あれをしたい」という欲求を持っているものです。

そのために、頑張って働いてお金を稼ごうと思うのです。

小さい頃にスター選手の活躍を見て、「私も大きくなったらあんな人になりたい」という夢を持って、実際にオリンピックで金メダルを取った子供もいたのです。

憧れた選手と同じように活躍して、オリンピックで金メダルを取りたいという欲求が満たされたと言えるでしょう。

このような欲求は特別なものですが、人間が生きていくために必要な最低限の欲求というものがあります。

それは生理的欲求と言われるもので、「睡眠欲、食欲、排泄欲」の三つです。

この生理的欲求と言うのは、人間だけでなく動物にも存在します。

猛獣も食欲を満たすために見境なく弱い動物を襲って食べてしまいます。

人間はこのような動物とは違って、生理的欲求を表に出すことはしないのです。

人間は脳が発達しているために理性が働き、生理的欲求を表に出すことを抑えることができるのです。

しかし、人間に中でも生理的欲求が特に強い人は、その欲求が満たされない時には強引に満たす行動を起こすことがありますが、行動が起こせない人は生理的欲求が溜まってしまい大きなストレスとなって自暴自棄になることもあるのです。

希望を見いだせない

自分がやりたいことが見つからないと嘆く人もいます。

夢や希望がないとボヤく人もいます。

他人との対話が苦手で、ひとりで部屋に閉じこもって好きなことだけをして楽しんでいる人もいます。

大きくなっても、仕事にも就かずに遊んでいます。

コミュニケーション能力が不足しているので、孤独に暮らしていくのです。

知らない人と会うことに不安を感じ、閉じこもってしまうのです。

このような人が、社会に不満を覚えたり、誰かのせいにしてしまうと、その人達に危害を加えて憂さを晴らすという行動に出るかもしれません。

この瞬間に自暴自棄に陥ってしまっているのです。

日頃から、仲間とのコミュニケーションを取るように努力して、何か生きがいというまでもなくても楽しいことを覚えることが重要です。

オタクと言われるような人のように、特別な楽しみを仲間と共有することもひとつの解決策だと思います。

何かの夢や希望を持って過ごすことができれば、自暴自棄から抜け出すことができるはずです。

今、逃げ出したい

「今、ここから逃げ出したい」「全てを投げ出したい」と思うことは誰でもあるはずです。

「来週の試験は受けたくない。

試験から逃げ出したい」「明日の試合は自信がない。試合から逃げ出したい」「今度のデートの時に、プロポーズしたいが自信がない。その時に逃げ出したい」などと、逃げ出したい気持ちを書き出すとキリがありません。

心配や不安があるから逃げ出したいと思うのです。

問題なく解決するようなことなら、むしろ早く来いと思うでしょう。

ところが、挙動不審で何か刃物を持っているような人がこちらに向かってきていると、その場合はすぐに「逃げる」のです。

不安を感じればすぐに逃げるという行動を起こすのです。

逃げることによって、将来に問題が無ければ、不安を覚えたらすぐに「逃げる」のです。

しかし、将来の結婚相手を探している時に、好きな女性にプロポーズをしないで逃げるわけにはいかないのです。

職場に人間関係が上手く行かないので、ここから逃げ出したいと思っても、その会社にずっと勤めるなら逃げるわけにはいきません。

そのことから逃げることよりも、立ち向かって行くことが自分自身の成長に不可欠なのです。

「逃げ出したい」と思う時には、ネガティブに考え過ぎているかも知れないのです。

ネガティブな妄想を捨てて、ポジティブに考えて見ることです。

自暴自棄になりやすい人の特徴

自暴自棄になりやすい人というのは、何かに不安や不満を抱えている場合が多いのです。

社会へ不満を持っている

あなたの周りにも、常に不平や不満を呟く人もいるはずです。

誰でも、生活をしていると不平や不満は出て来るものです。

友人にこんな嫌なことをされたとか、上司に理不尽なことを言われたなどと、不満の対象が明確な時には分かりやすいのですが、ハッキリとは分からないが不満が溜まっているという時には、つい世の中が悪いんだと勝手に思い込んでしまう人もいます。

暮らしが苦しいのは、自分の働きが悪いのではなくて社会が悪いのだと、社会のせいにするのです。

漠然とした不満をため込む性格の人は自暴自棄になりやすいのです。

自分に不満を持っている

自分では精一杯頑張っているけれども、なかなか成果になって現れない時に、「自分の実力はこんなものか。

仕事にやりがいを感じることができなくなった」と嘆くのです。

自分ばかりを責めてしまい、ネガティブな感情に支配されるのです。

結果が出ないのは、自分だけのせいではないのですが、責任感が強いと自分に不満を持ってしまうのです。

自分に強い不満を持ち始めると、自暴自棄になりやすいのです。

すぐに逃げ出す

何か不安なことがあると、その不安の原因を確かめることもなくすぐに逃げ出したくなる時は要注意です。

不安なことの原因を解決しようという気持ちを持つことなく、その場からすぐに逃げ出したいと考えるようになると、何も問題は解決することができなくなるので、積もり積もると自暴自棄に陥るのです。

ネガティブ発言が多い

「無理だ、ダメだ、できない」などのネガティブな言葉を連発するようになれば、これも要注意です。

「やってみようかな」と前向きな考えを持っているうちは良いのですが、何かの相談を持ち掛けられても、聞く間もなく「できない」などとネガティブな発言が出るのは、自分に自信が無くて希望を持てないからです。

全てをマイナスに感じてしまうのは、自暴自棄になりかけているのです。

自暴自棄になった時の対処法

自暴自棄になったのではと感じたら、次のことを対応してみてください。

欲をみたす

自暴自棄にならないようにするには、まずは不満を取り除くことです。

欲求を満たすことなのです。

食欲

ストレスが重なるとついついスナック菓子を食べあさっていることがあります。

間食を控えようと心に決めていても、ストレスが溜まってくると甘いものをダラダラと食べ続けることになるのです。

ストレス食いというものですが、いっそのことレストランで美味しいものを食べることで食欲を満たすこともできます。

過食に陥らなくても、美味しい料理を食べることで、満足感が得られるからです。

睡眠欲

時には、思い切って思う存分眠ることも大切かも知れません。

日頃の睡眠不足でストレスが溜まっているかも知れないからです。

睡眠は言うまでもなく大事なものです。

時間的にも質についても、ぐっすりと良質な睡眠を取ることで自暴自棄を防ぐこともできます。

性欲

正常な大人であれば、必ず性欲も起こるはずです。

性欲が溜まってモンモンとして過ごすよりも、彼女を見つけるか性欲を満たしてくれるところに行くかして、自分なりに性欲も処理することも大切です。

現状を受け止める

できる時もあればできない時もあるものです。

全てが自分の思う通りには進まないということを自覚することです。

どんなに優れた人でも、失敗や挫折を味わっているのです。

それをいつまでも嘆くことよりも、ポジティブに受け止めて現状を受け止めることです。

完璧主義を辞める

自暴自棄になる人は、完璧主義者も多いのです。

世の中に完璧に物事を進められる人などいる訳がありません。

人間自信が完璧ではないのですから。

完璧主義を辞めて、心に余裕を持ってみることです。

自分にも他人にも間違いを許す気持ちを持つことです。

責任を持ちすぎない

責任感の強い人も、自暴自棄に陥りやすいようです。

先ほどの完璧主義者と同じで、失敗や間違いは起こすものです。

完璧に遂行することだけに縛られないことです。

ストレス発散する

じっとしていても常にストレスは溜まっていくものです。

普段からストレスを解消する方法を持っておくことです。

自分が楽しいと感じたり、達成感を得ることを用意しておくのです。

満足感を得ることでストレス解消を図ってください。

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幅広い視野で物事を見る

自分が関わった狭い分野や出来事だけにとらわれずに、一度広い視野で物事を見てみることです。

世の中には、こんな人もいるしこんな出来事もあるんだと知ると、今の自分のことを客観的に見つめることができます。

こんな細かいことにとらわれている自分を知って、考え方も変わって来るからです。

自暴自棄になる前、なった時のことを考えよう(まとめ)

現代では、自分を取り巻く環境が厳しくなっているようです。

受験、就職、仕事、恋愛、結婚など、様々な分野で競争が激しくなっているからです。

予期せぬことが起こり、自分も巻き込まれたり、理不尽なことも起こるのです。

ストレスも強くなって自分に自信が無くなって、他人や社会を恨むこともあるのです。

こんな時に自暴自棄に陥りやすくなります。

誰にも起こる可能性があるのです。

ストレスを解消するための方法を何か持っておいて、日頃から少しずつでも解消することが理想的です。

仕事で疲れた、家事に子供の育児に疲れたという時に、「自分へのご褒美」を与えることも人気です。

普段では買えないもの、できないことなどを、思い切って行うことです。

ひとつでも欲求を叶えることで、自暴自棄に陥らないように対処できるのです。