しかし、欲求レベルが自分の事だけを考えていて周りの人の事を全く考慮していないようなものであり、それを阻止されてしまって自己の目標を達成できなかった、などの理由で自暴自棄に陥っていたとしたら、あまりにも独りよがりな人間ということで誰も救いの手を差し伸べてもくれないでしょう。
でも、これくらいの志の高い欲求であるなら、将来的にはどんでん返しを行うくらいの力を備えているのかも分かりませんね。
これから紹介する以下の要件に比べれば。
お腹がすいている人や寝不足な人
自分の欲求が満たされていないレベルがお腹が空いている事や寝不足などが原因で自暴自棄になっているとしたら、ちょっと反省してもらいたいくらいのレベルですね。
確かに人は腹が減ったら戦もできませんし機嫌も悪くなります。
寝不足でも同じです。
イライラしてしまってちょっとした事でもすぐに人に当たったりするでしょう。
しかし、やはりこれらの要因で自暴自棄になっていたら、これから長い人生、最後まで命が持ちません。
お腹の減りも寝不足もどちらも自分のセルフコントロールで何とか処理できるはずです。
それを処理できず、問題を大きくしてしまうようでは本当に社会人として恥ずかしさだけが残ってしまうでしょう。
まあ、こんな問題で自暴自棄になるんだったら、まだ可愛いレベルかもしれませんけどね。
すぐに逃げ出す
自暴自棄に陥る人の特徴の四つ目は「すぐに逃げてしまう」という事です。
すぐに物事から逃げてしまう、つまり責任感がなく問題解決能力も実行力もない、という事を自分でアピールしていることになりますね。
そして、逃げた挙句が自暴自棄ではこの先、どうやって生きていくのですか?あなたの人生、誰も助けてくれませんよ、と言ってあげたくなってくるのです。
楽なところへ行きたがる
すぐに逃げ出して楽なところへ行きたがる人の共通項、それは幼少期からの甘やかしでしょうか?
幼い頃から何でもかんでも親がお膳立てをして子供に考えさせる事をさせなければ、その子は困難な事態に陥った時、どうすればいいのか答えを見つける事が全く出来なくなります。
それもそのはずですよね、親が子供に難しい事をやらせていないのですから無理はありません。
結局、世の中に出ても自分が受けた教育や躾のおかげで責任ある仕事ができません。
ちょっとクレーム事が起こったりしたら、真っ先に逃げ出してしまって楽なところへ避難してしまいます。
その事を注意さえるだけで絶望してしまい自暴自棄に陥ってしまうようなのでしょう。
これでは本当にそれからの人生、先が思いやられてしまうだけです。
自暴自棄になったときの6個の対処法
それではここからは自暴自棄になってしまった時の対処法を考えていきましょう。
と言っても実際になってしまった時に自分が自暴自棄になっている、と認識するのは大変、困難な作業です。
よってこれから紹介する対処法は、まだ自分が冷静なうちに取り掛かっていった方が効果は圧倒的に高くなるでしょう。
では、一つ目から見ていきますね。
1.現状を受け止める
自暴自棄に陥りやすい人の世界観と言うか価値観は、おおそよ自分が中心に世の中が回っていると思っていませんか?
自分自身の才能にほれ込み、自分が行う事は誰よりも優れている。
子供の頃から親や先生から褒められる事はあっても注意されたり叱られたりした試しがない。
だから私は「デキル子」だし、他の人とは違う、という優越感を持って、これまでの人生を歩いてきたのだと思います。
だから、自分の思い通りに事が運ばない事態になってしまうと、急に機嫌が悪くなり人に当たったりふてくされたりモノを壊す、などの行動に出てしまうのです。
こんな行動、小学生のうちならば、まだ多めに見てもらえるでしょう。
心身の発達途上の段階ですからね。
しかし、大人になってからこれでは先が思いやられてしまいます。
何とかしなければならないでしょう。
嫌なことでも納得する
とにかく、それまでの考え方を根本的に改める必要があります。