知らないことを知りたいと思うという気持ちは、人間が大古から持っているフロンティア精神そのものであり、誰もが忘れてはならない精神ではないでしょうか。
知らないことに対して興味があるから、どんなものか想像してみるのだと思います。
自分でまず最初にイメージして、実際に見てみる。
そしてイメージと実物の差を考え、それがまた経験へとつながっていくのです。
珍しいことが好き
好奇心旺盛というのは、時に人があまり触らないジャンルや珍しいことへの興味も意味します。
創造性のある人というのは、一見こっけいに見えるような珍しいものへの興味が尽きません。
他の多くのものとは一線を画した、はみだしたものへの興味は非常に創造性を高めてくれるものだと思います。
人が考えつかないような画期的なアイデアというものは、時に突飛な発想、着想から生まれることが多く、その発想の土台となるのは、こういった珍しいもの、はみだしたものへの興味から始まるような気がします。
8.純粋である
純粋というのが創造性を発揮するのに一番大切なことかもしれません。
歳をとるにつれ人間は、ものを見る時に様々なフィルターをかけて見るようになってしまいます。
具体的に言えば、これは自分の得になるのだろうかという目で見るようになってしまうのです。
人付き合いにしても、この人と関わることが自分の得か損かを常に考えるようになります。
そういった損得勘定でものを見始めると、創造性というものはどんどんと失われていくでしょう。
創造性をフルに発揮した偉大な作品や企画というものは、損得勘定を度返しにしたところにあるものだと思います。
子供のようなところがある
創造性を持っている人というのは、どこか子供のような純粋さを持っています。
子供のころは損得勘定なんてものを考えて行動することなどなかったと思います。
何も考えず友達と暗くなるまで夢中で遊んだりしたのも全て純粋な気持ちがあったからできたことだと思います。
小学校の卒業文集に将来の夢を書いたと思います。
何を書いたかおぼえていますか?
多分大きな大きな夢を書いたと思います。
その時の純粋な気持ちの何%が今のあなたに残っているでしょうか?
100%なんていう人はいないと思いますが、全くその時の純粋な気持ちを失ってしまうというのも寂しいものです。
人生が行き詰ってうまくいっていないという人は特に、小さいころの純粋な気持ちを忘れていないかどうかを考えてみてください。
そういったところにスランプを抜け出せる解決策はあるのだと思います。
9.頭の回転が早い
当たり前のことかもしれませんが、創造性のある人というのは頭の回転が早いです。
頭の回転が早いということは、知識が豊富ということではありません。
自分の見た状況を瞬時に理解し、適切な行動に移せるということです。
人間は日々たくさんの情報を見聞きし、それを処理しています。
その処理速度が速い人と遅い人がいます。
創造性のある人は処理速度が速く、大事な情報を取り出して自分の行動へとつなげることができるのです。
人生とは教科書通りに型にはまったパターンで進んでいくことなどありえません。
いつもどこかで脱線したり、妨害が入るのが人生ですが、その時にどう頭を働かせて修正していくかで結果が決まってくるのです。
要は適応力ということです。
適応力の高い人間イコール実力のある人間と考えてよいと思います。
何でもそうですが、知識を詰め込みすぎるとあれこれと余計なことを考えるようになります。
そうすることによって頭が回転するのをやめ、行動が遅くなるという状態に陥る人が結構います。
歳をとればとるほど頭が固くなっていくとよく言われますが、まさにこういうことなのだろうと思います。
10.突然ひらめいたりする
創造性のある人というのはアイデアが突然ひらめくことがよくあります。
それは偶然にひらめいているのではありません。
普段からいろんなことに着目をしてアイデアの種のようなものはまいておくのです。
その種というのはいつ芽吹くかはわかりません。
しかし、何かの条件が整った時に急に頭にいいアイデアが浮かんだりします。
例えば、普段通らない道を通って、いつもとは違う景色を見ていたときにふと浮かぶようなこともあります。
ですから、常にいろんな方向にアンテナというものを伸ばしておくことが大切なのです。
そしてアイデアの断片というものをストックしておくことが大切です。