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心が痛い時の原因と辛い心の痛みを和...(続き2)

しかし、大人になると他人に気を遣い過ぎてしまって、反対に自分の意見や気持ちをまともに口に出せなくなってしまう人もいます。

それでは泣くこともできず、また自分の気持ちも相手に伝えられずで、もやもやとした気持ちは消化不良のまま、ずっと自分の中に溜まってしまいます。

その辛い気持ちが長く心に留まり続けることで、それがいつしか心の傷やトラウマになってしまうでしょう。

自ら心の傷をつくってしまう前に、思いっきり泣いてその気持ちを消化させてあげましょう。

人前で泣くのがみっともないのなら、一人でいる時に思い切り泣きましょう。

泣くきっかけが欲しければ、泣ける映画を観たり音楽を聴いたりして、泣けるように気持ちを準備しましょう。

また、日頃溜まっている不満を口にすることで、自然と感情が溢れて涙が零れてくることもあります。

一度泣き始めたら、気持ちが落ち着くまではその感情に任せて泣き続けましょう。

泣き終わる頃には、疲労とともに気持ちがスッキリしたのを感じることでしょう。

3、自分を認めてあげる


心に傷をつくりやすい人の多くは、自分で自分のことを認めてあげられません。

例えば仕事でミスをすると、「そんなこともある、次は気を付けよう。」と考えるのではなく、「何でこんなふうにミスをするんだろう、自分はダメだなぁ。」と自己否定の考えを抱いてしまいます。

また、人間関係でうまくいかなければ、「相性はどうしてもある、仕方がない。」と自分を納得させるのではなく、「何で自分はあんな風な態度を取ってしまうんだろう。器の小さい人間だなぁ。」と他人を認められない自分のことを悪く考えてしまいます。

何かあればいつもその原因を自分に考え、自己否定を繰り返す人は、自分で自分の心をどんどん傷つけてしまいます。

また、小さな波紋程度の心の傷を、自ら波立たせて嵐にしてしまうこともあるでしょう。

自分の心を守ってあげられるのは自分だけなのに、自分で自分を傷つけては何の解決にもならないでしょう。

理想の高い人や完璧主義の人、またネガティブな思考の人は自己否定に陥りやすいため、自分を否定しそうになった時にはその考えてを止めて、反対に自分を認めるように意識を転換させましょう。

「自分だって人間なのだから、ミスをするのは仕方がない。」

「他人を認められないところがある。でもそれも自分だ。」

と自分を認めてあげられるようになれば、自分で自分の傷を深めてしまうことはなくなるでしょう。

4、悩みを整理する

心が辛い時には、漠然とした心の痛みは感じるものの、その原因が何なのか自分でもよく理解できていないことがあります。

何が原因で心が傷付いているのか分からなければ、それを和らげることも癒すこともできません。

その痛みや辛い気持ちは、溜っていけばいくほどに、さらに根本的な原因に辿り着くのが難しくなりますので、少しでも心が辛いと感じたら、その時に何故自分が辛いのか悩みをきちんと整理しましょう。

例えば友達同士で話している時に、友達のちょっとした一言で心がもやっとしたのなら、一人になってからそのもやもやした気持ちと向き合って気持ちを整理します。

「自分は〇〇さんにこんなことを言われたから傷ついた。」

「傷ついた理由は、言われたことを自分でも日頃から気にしていたからだ。」

など、自分の気持ちをきちんと整理することが出来れば頭も冷静になりますので、どうしたらその悩みを解決出来るのかを考えて、行動に移すことも出来るでしょう。

5、深く考えすぎない

心が傷ついた時には、その原因と向き合うことが大切です。

しかし、あまり深く考え過ぎてしまっても、どんどん自分で余計な深みにはまっていってしまうこともあります。

例えば誰かに容姿について馬鹿にされたのなら、自分が容姿を馬鹿にされたという事実は受け入れる必要があるでしょう。

けれどもそれは「心の痛みの原因を明らかにする」という目的のために行っているだけですので、そこから「自分は人から馬鹿にされるような容姿なんだ」「こんな容姿をどうしていけばいいのか」についてまでは、深く考える必要はないでしょう。

人の意見や価値観などそれぞれです。

ある人に容姿を馬鹿にされたからといって、それを真に受けて容姿を変えようとまで思い悩む必要はありません。

例え周りの人たちから自分の容姿について馬鹿にされても、自分がそれでいいと思えたり、好きでその容姿をしていたりするのなら、周りに合わせてわざわざ自分を変える必要はありません。

「なにくそ、見返してやる」と反骨精神に火が点いてそれがやる気に繋がるのならまだいいですが、そうでないのならこれ以上思い悩んだところで、自分で自分の傷を深めてしまうだけでしょう。

心が傷ついた時にはその原因を解明することは確かに大切ですが、解明出来たらそれ以上はあまり気にしないようにしたり、深く考えないようにしたりすることも必要でしょう。

6、時間が解決してくれるのを待つ

世の中は何が起きても、大抵のことは時間が解決してくれます。