お気に入りのアクセサリを失くして酷く落ち込んでしまっても、半年も過ぎる頃には落ち込む気持ちは自然と落ち着いています。
また、大好きだった人と別れると、人によっては死にたくなるほど辛くて仕方がないでしょう。
ですがそれも、年月がある程度経過すれば思い出の一つになりますし、新しい恋をして忘れることも出来るでしょう。
あらゆる出来事は、時間の経過と共に私たちにとっては「あんなこともあったな」という思い出の一つひとつに変わっていきます。
学生時代にイジメられて辛い思いをした人も、何年も経った頃には時々当時を思い出すことはあっても、毎日当時のような気分になることはないでしょう。
嫌なことも辛い思い出も、トラウマになっていつまでも心の中に残り続けてしまうことはあります。
けれども時間が経てば、四六時中その思いが頭をめぐることはなくなるでしょう。
その時には辛いことや傷つくことがあっても、内容によっては時間が解決してくれることもあります。
よほど心に残るようなことでもない限りは、時間の経過と共にいつの間にか薄れてしまうものです。
その時には辛くて仕方がないかもしれませんが、あえて時間が解決してくれるのも待つという方法もあるでしょう。
7、深呼吸する
深呼吸は、気持ちをリラックスさせたい時には最も手軽で時間も手間もかからない方法です。
深く息を吸い込んだら、ギリギリまで溜めて思い切り体内の息を外に吐き出します。
全て吐ききったら、再び深く息を吸い込みます。
ゆっくりと深呼吸を何度か繰り返すと、それだけで不思議と頭がスッキリと冴えてきます。
深呼吸によって体内には新鮮な空気が巡り、また酸素が全身に満遍なく行き渡りますので、それにより頭が冴えたような感覚を感じるのでしょう。
出来れば室内ではなく、外で深呼吸をするといいでしょう。
とくに公園や人通りの少ない場所、植物が生えているような場所で深呼吸をすると、きれいで新鮮な空気を肺一杯に取り込むことが出来るでしょう。
深呼吸を意識して行うことで、人によっては空気の味が分かるようになります。
心がもやもやしたり、ズキズキと傷付いたりしている時には、深呼吸をして気持ちを落ち着けてみて下さい。
頭が冷静になれば、傷ついた気持ちとも落ち着いて向き合うことが出来るようになるでしょう。
8、思い切り寝る
睡眠不足は、思考力を低下させます。
自分の悩みについて一生懸命に考えようとしたところで、まともに頭が働かないため結局悩みを解決させることはできないでしょう。
一方で、睡眠時には体がその日の疲れを取り、また頭の中を整理します。
楽しかった思い出は脳に記憶として刻まれ、辛い思い出や傷ついた気持ちなどは、脳が忘れさせるようにと働き、辛い気持ちを薄れさせてくれます。
何か辛い出来事があった日、寝るまでは鬱々とした気持ちでいても、目が覚めた時には気持ちがリセットされていたり、思い出しても当時ほど辛い気持ちにはならなかったりすることがあるでしょう。
それは寝ている間に、脳があなた自身の感情や記憶から、嫌な出来事を忘れさせようと働いた結果です。
これは眠っている時にしか起こりませんので、眠らなかったり睡眠不足だったりすれば、嫌な気持ちは嫌な気持ちのままで心にべったりと残ってしまっています。
心が痛い時や、辛い気持ちでいっぱいになってしまっている時には、気持ちを切り替えるためにも思い切り寝てしまいましょう。
9、自分を責め過ぎない
ネガティブ思考の人や、責任感の強い人、完璧主義の人などは、何かトラブルがあればその責任を自分に押し付けてしまうことがあります。
例えば友人と喧嘩になったら、喧嘩になった原因が友人にあったとしても、「何であんな風に言ってしまったんだろう・・」と後悔して悩むことがあるでしょう。
自己反省をするのは良いことですが、それも行き過ぎてしまえばただの自分イジメになってしまいます。
また、責任感が強い人は、例えどうしようもない事情で仕事の納期に間に合わなかった時にも、「仕方がなかった」とは考えずに「自分の能力が足りなかった」と自分を責めることが多いです。
さらに完璧主義の人は、「こうでなければいけない」という自分の中のルールがありますので、それを少しでも守れなければ、そんな自分を「許せない」と感じてしまうでしょう。
責任感や考え方がしっかりしているのは良いことですが、その反面何かあれば直ぐに自分を責めてしまうことが多いため、それが原因でより心の傷を深めてしまうこともあるでしょう。
必要以上に心の痛みを感じないためにも、自分を責め過ぎないようにしましょう。
心が痛い時に聞きたい曲教えます
心が痛い時には、自分を励ましてくれる曲を聞くことで、心の痛みを緩和させることが出来ます。