学んだことをしっかり覚えている
要するにしっかりと「学習」しているか、という事ですね。
自分が味わった苦渋や屈辱、恥ずかしさなどをしっかり記憶し、インプットさせた同じ過ちを二度と起こさないようにしているか、ということが問われているわけなのです。
学んだことをしっかり覚えずにただ漠然と生きていたのでは、とても周囲の人達が敬服するような「鋭い勘」はあなたに仕込まれません。
「いまに見ていろ」「必ず俺(私)はやり返してやる!」くらいの気概を持っていれば、一度学習したことはそうそう忘れたりはしないはずです。
何かを学んでそれをこれからの人生に生かしてゆけるかどうか。
それが「鋭い勘」を持つための決定的な動機となることを強く心に刻み込むことですね。
感受性が豊か
勘が鋭い人の特徴の最後の7つ目は「感受性が豊か」です。
「感受性」が豊か。
これは人としての「感性」がバラエティーに富んでおり、嬉しい時や悲しい時の感情の出し方や、他者に対する「感謝」の気持ちを素直に出せることが出来る、ということを表しています。
「勘が鋭い」という条件を揃えるためには「感受性が豊か」という要素もなくてはならないものの一つ、と言えるでしょう。
人間に対して感謝の気持ちや「ありがとう」などといった言葉もかけられない人が、万人が納得できるような「勘」を持ち合わせることなどできっこないからです。
それくらい「勘」というものは一筋縄では手に入れる事が出来ないものなのです。
繊細な心
「勘」というもののレベルは人それぞれ。
比べるべき物差しがないので一概に誰それの勘は世界一だ、などとおいそれとは言いにくいものなのです。
そんな「勘」というもの、万人が納得できるくらいの「鋭さ」を併せ持っていたいと思うのならば、是非とも「繊細な心」という部分をないがしろにせずに成長させていってもらいたいのです。
そもそも「勘」というのは過去の自分の失敗体験をベースにして、それらのデータを豊富にストックし、局面に応じて最も相応しいデータを取りだして、自分の心の中で分析しこうやれば同じ失敗はやらないはずだ、という判断を下すために活用すべきものです。
そしてその時々に応じて集めたデータの中には、人様には言いたくないような辱めや屈辱が無数にあったはずです。
それらも一緒に思いだして、他者に同じ思いをさせないよう配慮して実行するものが真の「勘の鋭さ」のはずです。
つまり「勘の鋭い」人物というのはいっぱしの「人格者」であり「繊細な心」を併せ持っている人、とも言える訳なのです。
ところが現実には「鋭い勘」さえ持っていればどんなことをやっても大丈夫、というようなスタンスを持った人も多数います。
これは実に残念なことです。
「勘」というものは他者に対する配慮や労りがあってこそますます研ぎ澄まされてゆきます。
あなたが繊細な心を放棄して欲望の赴くままに「勘」に頼っていたら、それまで「鋭い勘」であったはずの「勘」が時代遅れの使いものにならない「勘」になってしまうことを胆に銘じておいてほしいですね。
勘を鋭くする4個のコツ
それでは次に参りましょう。
今度は「勘」を鋭くするためのコツです。
何もしなければあなたの「勘」は一向に冴えませんし、鋭くなるどころか衰退していってしまうでしょう。
そうさせないためのコツを探っていきましょうね。
全部で4個のご紹介です。
1、頭の良い人達と付きあう
勘を鋭くするコツの1つ目は「頭の良い人達と付き合う」です。
「勘」というものは生きてゆく上での英知です。
知恵の集まりです。
人生を上手に賢く生きてきた人達が持っている「勘」とそうでない人とのそれでは月とスッポンくらいの隔たりがあると思っていただいてもいいでしょう。
だからこそ、あなたは極力、頭が良くて人付き合いのいい人間を選択してお付き合いするべきです。
そうすることによって知らず知らずのうちにあなたのものの見方、考え方いい方向へと変化していくに違いないでしょう。
人間は「感化」されやすい生き物ですからね。