何が言いたいかというと、同じ性質の同じ事象が起こったとしても、それを見て喜べる人と喜べない人が世の中にはいるということです。
その人の仕事や生活に関わることであったりするので、もちろん人によって物事の捉え方や感じ方は違います。
でも極力、いいように考えられる、ポジティブな人って素敵です。
決して結果待ちの楽観主義というわけではなく、一生懸命やった上で上手くいかなかったことを、ポジティブに考えてへこたれない人。
ちょっと先ほど紹介した「いつもニコニコしている人」と共通するところがありますよね。
ポジティブな思考ができるということはそこそこ精神的に鍛えられていないとできないものだと思います。
つまり、それだけ苦労もしてきているはずです。
だから、「素敵な人」っていうのは、背も高くて顔もよくてスタイル抜群、やることなすこと成功ばかり、という人では必ずしもないということですね。
4.聞き上手
その人が「素敵な人」であるかどうかはその人が決めることではなく、その人と接したこちら側が判断することになると思います。
ですので、その人には申し訳ないのですが、こちらで勝手に素敵な人かどうか決めさせてもらいます。
その際に「あ、この人素敵だな」と思わせてくれるポイントってどういうところでしょうか。
「こっちの話をよく聞いてくれる」、つまり、こちらを尊重してくれる人というのがポイントになるかと思います。
ここまでに紹介してきた、「外見が魅力的」だとか「いつもニコニコしている」というのは、本人の内面の主張というカテゴリーですよね。
それを周りが見て素敵かどうか採点することになると思います。
この「聞き上手」という特徴は、自己の主張ではなく、評価する側を受け入れられるかどうかの特徴、というか能力であります。
その人が周りから文句なしで素敵な人に認定される為には、自己表現だけではいけません。
やはり「聞き上手」といった、他を受け入れる力もなくてはならないでしょう。
共感力も高い
「聞き上手」というのは、単に「人の話を一度聞いたら忘れない」とか、「絶妙なタイミングで相づちをいれられる」とか、そういった「聞く力」があるというだけではありません。
聞いた話をよく理解して、その話をする話し手のその時の気持ちまで理解することができる「共感力」という力も持って、聞き上手な人と呼べます。
いくら話を「ウンウン」と聞いてくれても、最終的に「イヤ、それは間違ってるよ」と言われたら…。
皆さんはどんな気持ちになるでしょうか?
やはり、自分を否定されたようで悲しくなりますよね。
もちろん、共感力というのは「話し手の話にすべて賛成、話し手の気持ちに全面同意する力」ということではありません。
あくまで、話の内容、話し手の気持ちを「理解」すること。
話に賛成できないこともあるし、話し手と同じ気持ちになれない時もあります。
ではあるものの、話の内要はしっかり理解して、どうしてそういう気持ちになったのか。
そんな考え方をするようになったのか、理解してあげることで、話し手も幾ばくか気持ちが楽になります。
そういう共感力のある人と話をすると、何だか素敵な人だなと思えるものです。
5.優しく気遣いができる
皆さん優しくて気遣いができる人を見て素敵だなと思えるはずです。
なれない仕事をさりげなく手伝ってくれたり、気持ちが落ち込んでいる時に声をかけてくれたり。
事務所のなかでもプライベートな場所でもよく気がつく人は、それだけいつも周りが見えていて、人のことを気にしてくれている証拠です。
「人を気にする」というのは「人の目を気にする」ということでは、もちろんありません。
「気にかける」ということです。
それだけ自分の思考も労力も人の役に立てようといつも考えている人が素敵じゃないはずがありません。
また、「優しい」というのは「甘い」とは全く違います。
悪いことをされて怒らない、全て許すということができるのは、「人を超越した神に仕えし者」的な人のみができるのです。
そうでない人がそれをやる、そういう気持ちでいるのは「優しさ」ではなく「甘さ」です。