何か悪いことが起きると自分を正当化してしまいたくなるものです。
それは多くの人に見受けられるもので、自分以外のところに原因を見出そうとしてしまいがちですが、問題解決能力を身に付けたいのであればそれではいけません。
問題が起きたらその問題の本質と向き合わなければなりません。
人にばかり原因があると思っていても、実は自分自身に原因があることもしばしば。
また、仕事上ではどうしてもところもありますので、人にやってもらう事もあるでしょう。
例えば部下に仕事を頼んだ時に全然違う仕上がりになっていたという話はよくあり、思わず部下を叱責したくなるかもしれませんが、きちんと指示をしたつもりでも説明が分かりにくかったために間違った理解をしているケースもあります。
もちろん部下が頼んだことをきちんと理解しているか確認する必要もありますが、自分自身も分かりやすく説明・指示できていたか思い返すことも大切。
そうすれば次から同じようなことは起こらないでしょう。
3. できなくても諦めない
何かに挑戦した時少しでもできないとついつい諦めてしまいたくなりますが、やはり問題解決能力を身に付けるためには早々に諦めてしまってはいけません。
あのエジソンも「失敗したということは成功への道に近づいた」という風に失敗を捉えているところがあります。
失敗を何度も何度も繰り返し、色々な方法を試すことで大成を成し遂げました。
問題解決能力を身に付けようと思っているのであれば、エジソンのその思考を真似したいものです。
4. 視野を広げる
うまくいかないことがあると、つい他の人に嫉妬心を抱いたり腹を立ててしまうこともあるかもしれません。
しかしこの世界に一人も同じ人がいないのと同じように、得手不得手もそれぞれ違います。
そう思うと、物事を進める時なかなかうまくいかなくても少しは気持ちが落ち着くもの。
悩んだり焦っている様子が見えないだけで、案外他の人も何かが上手くいかずあなたと同じような気持ちを抱いていることも少なくありません。
そうしていつでも視野を広く持ち、心に余裕のある状態で行動することは非常に大切です。
5. 人の意見を聞く
問題解決能力がある人はリーダーシップをとって、誰に相談することもなく物事を解決すると思いがちかもしれませんが、実はそれは間違いです。
そのような人は、大体は周囲の意見に耳を傾けていることがほとんど。
自分1人だけの考えではどうしても限界がありますが、色々な人の意見を聞くことでより良い方法が思いついたり、そのアイデアをアレンジすることもできます。
これは仕事はもちろん町内会や子ども会など非営利団体でも行われていること。
人の意見を聞き物事をより良い方向に導こうとすることで、問題解決能力が高い人に近づくことができるでしょう。
6. リーダーに立候補してみる
リーダーに積極的に立候補するというのは、人によってはかなり勇気が要ることです。
「立候補しても上手くいかなかったら皆から責められるかもしれない」と思うとどうしても立候補できないというのはよくあること。
しかしここで一方踏み出してみてはいかがでしょうか。
いきなり仕事でのリーダーに立候補するというのが難しければ、例えばボランティアや町内会などの非営利団体のところでリーダーをしてみるのもおすすめです。
このような非営利団体では、そもそも役員へ立候補をする人がおらず困っているというのはよく聞く話。
そのようなところでリーダーをすることから始め、徐々に慣れていくのも一つの手でしょう。
7. 問題を客観視する
何か問題にぶつかってしまった場合は、それを客観視できるように努力しましょう。
ここで大事な事は「もっと努力すれば何とかなる」「自分が悪いからこうなってしまったと後悔する」などのような精神論を排することです。