友人同士で話をしている時に、一人が「こんなことがあったんだ」と話をすると、

まるでそれに対抗するように「自分はこうだよ」と話に割って入る人っていますよね。

または、勉強の成績や会社の業績で、いつでも自分が一番でなければ気が済まないタイプの人。

そのどちらの人にも共通しているのが、「負けず嫌いな性格」です。

負けず嫌いな人にはどんな特徴があるのか、その心理的特徴や言動についてご紹介していきます。

負けず嫌いな人とは?

負けず嫌いな人は、大きく二つのタイプに分けられます。

負けず嫌いを上手に内に隠して、一見そうとは見えないタイプの人と、表面上に思い切り負けず嫌いな性格が出ているタイプの人です。

前者のタイプでは、人知れず猛然と努力を重ねていることが多いです。

また、後者のタイプでは、人から見えるようなところで努力を重ねていることが多いです。

このように、一口に負けず嫌いと言っても、いろんなタイプの人がいます。

具体的にはどのような性格の特徴があるのか、以下にご紹介していきます。

勝負事が好き

負けず嫌いの人は、大勢の中で自分がいつでも一番でいたいという気持ちがとても強いです。

すべての物事に対してそう考えている人もいれば、ある限定された分野でのみ、一番でいたいと望む人もいます。

例えば「一番お金持ちでいたい」「一番学校で優秀でいたい」「自分の趣味に関しては一番でいたい」といった風に、

自分の得意とする、または望むジャンルにおいて、誰にも負けたくないという気持ちがとても強いです。

自分が一番であるためにあらゆる努力をする人もいれば、ちょっと専門分野をかじった程度で、他の人よりも優秀でいるつもりの人もいます。

どんなタイプの人であれ、負けず嫌いな人はとにかく他の人よりも自分の方が秀でていたいと思っています。

そういった考え方から、負けず嫌いな人は勝負事が好きな人が多いです。

みんなが平等のことにはまったく気が入らなくても、勝負事となれば俄然やる気になって、周囲からも分かりやすいほどに盛り上がる人もいます。

グループに一人は必ずいる

学校の中でも、会社の中でも、必ず負けず嫌いな人は存在します。

それどころか、数人の友達のグループ内でさえ、最低一人は負けず嫌いな人がいます。

負けず嫌いな人は、誰かの話を途中で遮って自分のことを話し始めたり、誰かが言う自慢話にさらに自慢話を被せてきたりと、はたから見てもそれと分かりやすい行動を取る人が多いです。

中には自分からは積極的に発言をしませんが、話を振られるのをひたすら待ち、いざ話し始めるとそれまでの話を覆すような内容をペラペラと話すタイプの人もいます。

いずれにせよ、適度な負けず嫌いであれば周りは笑って受け流してくれますが、あまりに激しいといつしか周囲の人たちからは一線を引かれてしまう恐れがあります。

勉強で負けず嫌い

学校の勉強や会社の試験などで、結果を競い合っている人は負けず嫌いの可能性がかなり高いです。

仲の良い友達同士でも、良く知らない人同士でも、負けず嫌いの人は、他の人の成績をやたらと気にする傾向がみられます。

自分よりも成績の低い相手に対しては笑顔で接するのに、自分よりも成績の良い相手に対しては、悔しさからそれを素直に「すごいね~」と褒めることはあまりしません。

そして、勉強でその相手を追い抜くまで、内心で根に持ち続けます。

そんな負けず嫌いな人は、「誰にも負けたくない」という強い思いから、必死になって勉強に取り組むことが多いです。

一々勝敗にこだわるところは人によって厄介なこともありますが、一番になりたいという気持ちから、

結果的に自分の実力を伸ばすことにも繋がりますので、すべてが悪いというわけではありません。

負けず嫌いを上手に活用出来る人は、どんどんその実力を伸ばしていけます。

テストの点数をチェックしている

負けず嫌いな人は、常に自分と他人との成績を比べます。

そのため、他の人のテストの点数や学期末の順位を細かくチェックしていることが多いです。

それとなく相手に「どうだった?」とテストの点数を聞き、もし自分が相手よりも勝っていれば、

「まあ自分はこんなものかな」と少々得意になりながら自分の点数も見せます。

しかし、相手の点数の方が自分よりも上回っていると、「へー、まあまあいいじゃん」と口では言いつつも、内心では嫉妬や悔しさの炎をめらめらと燃やします。

人によっては、相手よりも低い点数の時には適当に誤魔化して、自分の点数を教えないこともあります。

隠れて猛勉強

いつでも勉強で一番でいたいと考えている人は、人並み以上に猛勉強をして、努力して好成績を収めるタイプの人が多いです。

しかし、そこに至るまでのやり方は、人によって違っています。

例えば同じ好成績を残していても、自分の努力を人にひけらかして、「自分は一日何時間も勉強しているから、まあこれくらいは当たり前だよ」と

周りに主張するタイプの人もいれば、努力している素振りなど他人に見せずに振舞うタイプの人もいます。

後者のタイプでは、意識して一見何の努力もしていなさそうに周囲に思わせることが多いです。

そして「何でそんなに出来るの?」と聞かれると、「たまたまだよ」と謙遜してみせ、周囲に尊敬されることで喜びを感じるのです。

そちらのタイプの人では、前者のタイプよりもよりプライドが高く、自分が「出来る」ことに対して徹底しています。

負けたときの言い訳がお見事

負けず嫌いの人が勉強で負けた時には、その口からさまざまな言い訳が出てきます。

例えば「自分は他の人みたいに塾に通ってないから」「他のことが忙しくてそこまで勉強できなかったから」「今回はちょっと体調が悪かったから」

など、言い訳の表現は人によって実にさまざまです。

中には「悩み事があって集中出来なかった」「試験の範囲を間違えていた」などもあり、どの言い訳をとっても、

決して自分が完璧に負けたわけではないとするその言い方には、いっそお見事としか言いようがありません。

はたから見れば「負け犬の遠吠え」でしかなくても、負けた本人にとっては、「もう少し環境や体調などに変化があれば勝てていた」と主張したいがための言い訳なのです。

スポーツで負けず嫌い

スポーツで負けず嫌いな人は、部活やサークルなどのスポーツの際にそれが顕著に表れます。

チームで一つになって対戦チームに勝つことにこだわるだけでなく、同じチーム内でも常に一番にいたいと考えています。

そのため、練習にも真剣に取り組みますが、時には個人的な主義主張が強くなってしまい、トラブルを引き起こしてしまうこともあります。

チームプレーを乱す

負けず嫌いが強すぎると、チームの中から一人だけ考え方が飛び出してしまい、チームプレーを乱してしまことがあります。

自分が「このやり方が良い」と思ったら、それをチーム内にも強制したり、無理にチームメイトを動かそうとしたりすることがあります。

完全な個人戦のスポーツであれば、一人だけで努力すればいいためさして問題にはなりません。

しかし、チームでのスポーツとなると、個人的な主張が強すぎると、チームメイトからは嫌がられてしまい、結果としてチームプレーを乱す原因となってしまいます。

勝利を目指す

負けず嫌いな人は、とにかく敵チームには勝ちたいという気持ちがとても強いです。

そのため、もしその人にリーダーシップがあり、上手にチームメイトの気持ちを支えてあげられていれば、皆で一丸となって勝利を目指すことが出来ます。

しかし一方で、チームプレーを重視せずに、一人だけ勝利を目指して突っ走ってしまっては、とてもではありませんが敵チームに勝つことなど出来ません。

チームプレーが必要とされるスポーツでは、ある程度自分の自己主張を抑えなければなりません。

闘争心

負けず嫌いな人は、とにかく他の人には負けたくない、一番でいたいという気持ちが強いです。

そのため当然闘争心も強く、常に心の中では勝敗や優劣を相手と競い合っています。

例え相手がその気でなくとも、自分の好敵手であると感じれば、一人でも盛り上がって闘争心をさらに煽ります。

それが良い方向へと向かうこともあれば、トラブルの元となることもあるのです。

職場

職場において負けず嫌いが強い人は、昇進を目指し、常に他人よりも業績を上げることを目標としていることが多いです。

営業のように他人との成績を比べられる職場では、一番になるためにたゆまぬ努力をします。

そして、負けず嫌いが功を奏して物事が上手く運んだり、上司からの評価が上がったりとメリットも大きいです。

しかし、負けず嫌いな面ばかりが目立ってしまうと、相手をするのを嫌がられたり、鬱陶しがられたりすることもありますので、

職場ではあくまでも良い大人として節度ある態度や言動で臨みましょう。

向上心が溢れる

負けず嫌いな人は、誰よりも一番になりたいという気持ちがとても強いために、常に向上心に満ち溢れています。

どんなことをすれば自分が他人よりも秀でることが出来るのかをいつも考えているため、結果として仕事上で効率的で素早く動けるようになります。

また、他の人があまりやりたがらない仕事でも、積極的にそれに取り組み、成果を出そうとします。

そうすることで、大勢の中から自分が最も優秀であると自他共に認識出来るのです。

例え本人の向上心の動機が「他人よりも優れていたい」という自己主張の強いものであっても、実際の仕事ぶりが優秀ならば、周囲や上司や自然とその人を評価してくれます。

評価を誰よりもしてほしい

負けず嫌いな人は、自分が一番になるためにはどれだけでも努力を惜しみません。

しかし一方で、実際に優秀な結果を出したら、それに対する評価を誰よりもして欲しいと内心では強く求めています。

人には誰しも承認欲求があります。

例え自分のために行動したことであっても、それを見ていた人に自分の行動を褒めてもらいたい、認めてもらいたいという感情が無意識の内に生まれます。

そして負けず嫌いな人は、その承認欲求も一般的な人よりもはるかに強い傾向があります。

「一番になりたい」「一番でなければならない」という気持ちが強ければ強いほどに、

実際に一番になった時には、周りの誰からも認めてもらい、正当な評価を得たいと考えているのです。

そんな人の場合、自分が求めるほどの評価が得られなかった時には、大いに不貞腐れ、また不満を覚えます。

例えそれが誰かに求められたわけではなく、勝手に自分が一番になったことだとしても、やはり評価が得られないと不服に感じてしまうのです。

負けず嫌いな人の長所

負けず嫌いと聞くと、一般的にはあまり良くない印象が浮かんできてしまいます。

それは、集団社会において周囲に合わせる日本人の気質の中で、負けず嫌いは協調性がなく、自己主張が激しいとみられていることが要因の一つです。

しかし、負けず嫌いだからこそ、周りの誰よりも優秀な業績を残すことが出来、

新たな可能性からこれまでにないものを作り出したり、大いに社会へ貢献したりすることが出来るのです。

実際に、現代社会で活躍する人たちの大半は負けず嫌いな人が多いです。

負けず嫌いだからこそ、積極的に周囲の環境と切磋琢磨して、今までよりも良いものを作り上げ、社会で成功出来ているのです。

その溢れんばかりの向上心は、ぜひとも見習いたいところですね。

気持ちが熱い

負けず嫌いな人は、向上心が強く勝敗にこだわることから、気持ちが熱い人が多いです。

勝っている時には高揚感と満足感で心が満たされ、勝敗が拮抗している時には何としても勝たなければと一層熱くなり、

負けたら負けたでがっかりしたのも束の間、直ぐに「悔しい!次は絶対勝ってやる!」とメラメラとまた闘志を燃やします。

スポーツなどの体を動かす勝負事では、特に負けず嫌いな人はその性格を表に出してがむしゃらになることが多いです。

しかし一方で、内に秘めた熱い闘志を燃やす人もいます。

どちらも勝負事の際には目がキラキラと輝きつい表情が険しくなっていたり、または強張っていたりするので、分かりやすい人も多いと思います。

仕事の営業成績などで周りと競っている時にも、周りの人たちが休んでいる間も差をつけようとせっせと努力を重ねます。

また、自分が休んでいる時に周りの人が動き出せば、慌ててまた自分も動き出します。

負けず嫌いな人はとにかく他人との勝敗にこだわるため、他人の言動や行動に左右されることもしばしばあります。

努力家

負けず嫌いな人は、「誰にも負けたくない!」という気持ちの強さから、自然と周囲から一歩先へ出られるようにと努力を重ねます。

例えば個人的には関心がなかったことに関しても、それを誰かがやり始めたら、途端に競争心が心の内から沸き起こり、それまでとは比べ物にならないくらいに真剣に取り組み始めます。

勉強や仕事、スポーツなどでも、自分一人では大して熱を入れなくても、そこに誰かが参加すると相手に負けまいとして勝手に努力を始めるのです。

そういった負けず嫌いの性格をよく把握している人は、上手に負けず嫌いの人をコントロール出来ます。

例えば会社の上司が、部下の二人に仕事を任せる時に、わざと優秀な人と負けず嫌いの人を組ませたりします。

一緒の仕事をする相手が優秀な人だと分かった負けず嫌いは、自分の方が評価を上げようとがむしゃらになって仕事に取り組みます。

その結果、会社の望む以上の成果を上げることもあるのです。

評価されやすい、全力で取り組む姿勢

負けず嫌いがむきになると、普段以上の実力を発揮することがあります。

本人にとってはただ自分が一番になりたくて努力していた結果、その姿勢が周りから評価されることは珍しくありません。

負けず嫌いが物事に取り組む際には、「必ず一番になりたい」「誰にも負けたくない」という明確な目標があります。