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自分が一番になりたいのはなぜ?負け...(続き5)

しかし言い換えれば、それだけ「我の強い人」でもあります。

自己主張が強く、「一番になりたい」という自分本位な考えから、時に人間関係でトラブルを引き起こす原因となってしまうこともあります。

負けず嫌いの感情を内に秘めて表面上は落ち着いている人であれば、大きなトラブルになることはそうありません。

しかし、誰が見ても分かるほどに闘志をむき出しにして、常に誰かに張り合っている人の場合は、周囲の空気を台無しにしてしまうことも残念ながら少なくありません。

暴走する


負けず嫌いが強すぎると、時に自分の感情に振り回されて暴走してしまうことがあります。

例えば友人同士で会話を楽しんでいる時に、誰かが「この前〇〇に旅行に行ってきたんだ」と話をします。

すると負けず嫌いな人はすかさず「〇〇なら私も行ったことある!〇〇がすごく良かったよ」と自分もすでに過去にその場所に行ったということをアピールします。

一度や二度であればまだ周りも受け流せますが、それが毎回となると「あの人は直ぐ自分の話に擦り替えるよね」と友人からの評価は下がってしまいます。

また、人によっては病気や怪我、事故といった本来ならば災難な話題でも、

「自分も事故をしたことがある!」と、とにかく他の人よりも経験があることをやたらとアピールしたがります。

そういったアピールを流せる相手であればまだ大したトラブルにはなりませんが、

もし話しを聞く側も同じような負けず嫌いの人の場合には、次第に口論へと発展してしまう可能性もあります。

和を乱してしまう


負けず嫌いでも、リーダーシップを上手に取れる人であれば、周りにとっては有難い存在といえます。

しかし周りの空気を読むことなく、一人だけ主義や主張が強いと、それは周りの人たちにとっては「面倒臭い」存在になってしまいます。

例えば会社内でバレーボールなどのスポーツをして交流を深める機会があるとします。

本格的に勝敗を競うものでない限り、大抵の人たちの意見は「皆でワイワイ楽しくやろう」「のんびり適当に楽しもう」といったものです。

しかし、負けず嫌いな人はどんな時でも一番になりがたるため、周りの人たちに対し「やるからには絶対優勝しよう!」と熱くなります。

しかし、その場の空気はあくまでも「皆で楽しく」であり、勝敗にこだわっているわけではありません。

その空気を読まずに自分一人だけで盛り上がり、誰かがミスをすれば指摘する、

求めてもいないのにアドバイスをするなど、周りからすれば「鬱陶しい・面倒くさい」行動を取ってしまいます。

そうしてチーム内の和を乱していることにも気づかず、一人で盛り上がってしまうタイプの人は、チームプレーが求められる時にも自分勝手な行動を取ってしまいがちです。

短気


負けず嫌いな人は、勝敗にこだわり、熱くなりやすいタイプが多いです。

そのため、ちょっとしたことでカッとなることも多く、短気な面が目立ちます。

特に心の中で勝手に何かと、または誰かと競い合っている時に、周囲が気付かずに横やりを入れたり、ささいな発言でもついカッとなり口論になってしまいます。

また負けず嫌いの人は、ちょっとしたことで怒りが爆発してしまうと、冷静さを失うため、周りが何を言っても中々気持ちが落ち着きません。

怒っている対象が自分に謝ることや、その場がなんとか落ち着くことによって、ようやく本人の気持ちも落ち着いてきます。

しかし、少しでも火に油を注げばまた直ぐに怒りが爆発します。

そこまで極端な人はそうはいませんが、周囲もそれと気づかない内に当人が何かに夢中になっている時には、そこに水を差す行為は負けず嫌いの人にとっては地雷なのです。

言い訳がましくなる


負けず嫌いな人は、主に自分が負けたと感じた時に、誰も聞いていないのにべらべらと言い訳を並べることがあります。

テストの点数で負ければ、「今回はちょっと調子が悪かった」「忙しくて中々勉強出来なかった」などと言い、

会社の営業成績が落ちれば「クライアントが嫌な奴だったから」「今月は事務仕事が多くて外に出る機会が少なかったから」などと言い訳を並べます。

負けず嫌いな人は自分が勝ったと思っている時には得意げな顔をしていますが、負けたと思った直後からつらつらと考えるよりも先に言い訳が口から出てきます。

もちろん負けず嫌いの全員がそうというわけではありませんが、人と張り合っているのが目に見えて分かる人の場合には、言い訳がましいことが多いです。

そして、周りからは「負け犬の遠吠え」に思えても、本人は弁解しているつもりなので、それが見苦しいことだとは中々気付かないのです。

自己中心的な考え


負けず嫌いの人は、いつでも頭の中で自分の勝ち負けのことばかり考えています。