彼女に尊敬されることで、自分がいかに彼女よりも上に立っているかを自覚することができ、自尊心を満たすことができます。
そして「自分は彼女に尊敬されるような人間である」と安心したいがために、彼女から尊敬されるように何かとできる男のアピールをすることがよくあります。
例えば「仕事で徹夜をした」や、「休みをほとんどとっていない」など、人よりも自分がとても頑張っているのだと彼女にそれとなくアピールをして、自分のことを尊敬してもらおうとします。
彼女が彼氏を労ったり、褒めたりすれば彼氏の自尊心は大いに満足できることでしょう。
4.自分に自信がない
自分に自信がない男性ほど、彼女に対してあれこれと注文をつけたがる傾向があります。
それは、自分に自信がないからこそ、彼女を自分の支配下に置いて、自分の好きなようにすることで「俺は彼女を自分の好みに染めることができる男だ」という自信をつけたいという心理が働いています。
また、自分自身も過去に人からあれこれとダメ出しをされたり、注文をつけられたりすることが多かった場合にも、自分がされたことを彼女にもしてやろうとする心理が働くこともあります。
自分が彼女にダメ出しをしたり、注文をつけたりすることは、男性にとってはそれが愛情を求めているサインであることもあります。
しかし素直に愛情を求める方法よりもいくらか歪んだやり方ですので、注文をつけられる彼女の方は、それを素直に受け入れることができない方が多いでしょう。
結果として彼女と喧嘩になり、男性の方がフラれてしまうこともあります。
彼女から必要とされたいと望んでいる
彼女を自分の理想通りに変えようとするのは、一見とても傲慢なように思えるでしょう。
自分に自信のある男性ほど、そうした身勝手な欲望で彼女を自分の好きなようにしようとしますが、その一方で自分に自信がない男性も、同じように彼女を支配しようとします。
自分が支配することによって、彼女が自分を必要とするように仕向けることで、男性は自分が彼女から必要とされている、愛されているという自覚を持つことができます。
彼女が自分だけで何でもできてしまう人だと、男性は自分が側にいる意義や自信を見出せなくなってしまうため、彼女に対してあれこれと注文をつけて、自分へと気持ちを向けさせようとすることも少なくはないでしょう。
彼女から必要とされたいと望んでいる男性ほど、そうした歪な愛情表現を求めてしまう傾向にあります。
上手に付き合うコツ
注文の多い彼氏と一緒にいると、女性はどんどんストレスが溜まっていってしまいますよね。
太った時に「ちょっと太ったんじゃない?」と言われたり、だらしない格好をしている時に「もう少しちゃんとしなよ」と言われたりするのならばまだしも、付き合う前からのことであれこれと注文をつけられると、「じゃあ何でそんな不満な女と付き合おうと思ったわけ?」とこちらも不愉快な気持ちになってしまいます。
自分なりに綺麗になろうと努力をしているのに、さらにそこに被せるように注文をつけられたり、努力のしようがないことで不満を言われたりすると、ストレスが溜まって次第に彼氏に対する愛情も冷めていってしまうかもしれません。
せっかく好きになって付き合っているのですから、彼氏の注文が多くても、なんとか上手く付き合っていきたいと考えている女性におすすめしたい、注文の多い彼氏と上手に付き合うコツを以下にご紹介していきます。
1.常に前向きな気持ちを忘れない
彼氏からの注文が多いと、それだけ自分のことを否定されているような気持ちになるでしょう。
それで落ち込んでしまう女性もいますが、彼氏の注文でいちいち気落ちしているようでは精神的に持ちませんし、それこそ彼氏に支配されるのが当たり前の依存関係になってしまいます。
付き合い始めよりも体型が崩れてしまっていたり、だらしなくなってしまっていたりするのであれば、十歩譲って彼氏から「痩せろ」や「しっかりしろ」と注文を付けられてもまだ言いたい事は理解できるでしょう。
けれどもそうではなく、「もっとメイクを頑張れ」や「ファッションセンスを磨け」などのように、彼氏の自分勝手な注文に対しては、素直に従う必要はありません。
「自分のことは棚に上げておいて、何を言っているの!」と強気なくらいな気持ちを持っている方が、彼氏の注文に負けることなく、常に前向きな気持ちを忘れずに済みます。
彼氏に何を言われても「自分は自分」
彼氏はさまざまな心理からたくさんの注文をつけてきます。
プライドが高くて、自分の彼女には多くを求めるタイプもいれば、自信の無さの裏返しであれこれと彼女には注文してくるタイプもします。
しかし、彼氏がどんなタイプで、また何を言ってこようが常に「自分は自分」だという考えをしっかりと持ちましょう。
そうすれば彼氏から傷つくようなことを言われた時にも、「ただ自分の理想をぶつけてきているだけだから、気にする必要はない」と冷静に受け流すことができるでしょう。
そうやって毅然とした態度を取り続けていれば、彼氏の方も次第に無理な注文はしなくなってくるでしょう。
ありのままの自分を好きになってくれたという自信を持つ
付き合い出してからの変化に彼氏が文句をつけるならばまだしも、そうでない部分で注文をつけてくるのなら、いちいち細かく何でも聞き入れる必要はありません。
そもそも彼氏は、付き合う前のあなたの姿に惚れて交際することになったのですから、ありのままの自分を好きになってくれたという自信を持つべきでしょう。
もしも彼氏があれこれと注文をつけてくるようになったのなら、堂々と「私のありのままの姿を好きになってくれたんじゃないの?」と彼氏に聞いてみましょう。
「ありのままの自分を好きになってくれた、そんなあなただからこそ私も好きになったのに。」と毅然とした態度をこちらが取れば、彼氏もそれ以上は無茶な注文をすることはなくなるでしょう。
それでも彼氏からの注文が止まないようであれば、「それ以上無理を言うのなら、こっちも2人の関係について考え直す必要がある」と伝えましょう。