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スピーチが上手い人がやってる9個の...(続き3)

するとたった数分の間に怒涛の勢いで話すことになりますので、当然口調は乱れますし話すスピードも速くなり、聴き手は聴き取りづらくなってしまいます。

また、急いで話をしているさまは見ている側からすれば「いかにも焦ってしゃべっている」と思えてしまいますので、慌てる様子が印象に強く残ってしまい、肝心のスピーチ内容が聴き手の頭には入り辛くなってしまうでしょう。

内容を丸暗記したところで、実際のスピーチではそのすべてを話さなければならないというわけではありません。

必要があれば、内容の一部を省いて本当に重要なポイントだけを伝えることもあります。

しかし丸暗記をしてしまうと、「全部話さなければ」と融通が利かなくなってしまいます。

理想としてはその日に話す内容のポイントだけ(記事でいうところの見出し部分)をきちんと頭に入れておき、本番で頭に浮かんだ内容を話すのがいいでしょう。

このやり方は中級者~上級者向けですので、スピーチ初心者の内は難しいかもしれません。

6.ゆっくりはっきりと話す

人前で話をする時には、ゆっくりはっきり話すことが重要です。

どんなに大切な話の内容でも、早口で話したりぼそぼそと内容が聴き取り辛かったりすると、聴き手には伝えることはできません。

反対に、どんなに内容がたくさんあっても、ゆっくりはっきりと話をすれば、話の内容を聴き手は理解しやすくなるでしょう。

話し手がゆっくりとスピーチをすると、いかにも話し手の心に余裕があるように感じられます。

その余裕さは聴き手にとっては安心できるものですので、話し手が落ち着いてゆっくりと話すことで、聴き手もまた腰を据えてしっかりと話の内容を聴くことができるでしょう。

7.声の抑揚をつける

どんなにゆっくりと落ち着いてスピーチをしていても、話す調子が一定で淡々としていると、まるでお経を聴いているかのような退屈さを覚えて、聴く人が飽きてしまいます。

抑揚のない声で長々と話をすれば、終いには居眠りをはじめてしまう人もいるでしょう。

スピーチをする時には、声に抑揚をつけると伝えたいことが聴き手に伝わりやすくなります。

例えば英語で話す場合には、イントネーションを上げたり下げたりして抑揚をつけていますよね。

言葉に抑揚をつけることで、その言葉の中でも重要な部分がどこなのかが相手には伝わります。

日本語の会話でも、自分が強調したい部分は語調を強めたり、わざと言葉をゆっくり話したりすることで、それが相手にも伝わります。

スピーチでも同じように、声に抑揚をつけ、さらに重要な部分では強調して話すことで、聴き手に内容が伝わりやすくなるでしょう。

8.身振り手振りをする

ボディランゲージという言葉があります。

これは言葉ではなく、身振りや手振り、アイコンタクトや表情などの非言語の部分で相手に話を伝えることです。

例えば口では「楽しい」と言っても、顔が不機嫌そうならば相手は「楽しそうではなく、怒っている」と感じますよね。

また、口では「好き」と言っていても、目が笑っていなければ、本心からの言葉ではないことが分かるでしょう。

言葉は嘘をつきますが、目は嘘をつくことができませんし、そこまで徹底して演技をするのも困難です。

つくり笑顔が上手い人でも、見る人が見ればそれがつくったものだとすぐにバレてしまうでしょう。

言葉によるコミュニケーションよりも、こうしたボディランゲージを用いたコミュニケーションの方が効果的とされていますので、この効果をスピーチでも活用しましょう。

話の中で強調したい部分があるのなら拳を力強く掲げてみたり、悲しい話をする時には悲しそうな表情を浮かべたりと、身振り手振りや表情をつけることで、スピーチの内容はより明確に聴き手に伝わることでしょう。

9.自分のスピーチを録音する


自分のスピーチを録音しておくと、後でスピーチがどうだったのかを客観的に反省することができます。

自分では「よくできたな」と満足でも、後で内容を聴くと意外とおかしなところや良くなかったところが出てきますので、反省するには録音するのが最適な方法と言えるでしょう。

自分が普段聞こえている自分の声と、録音した声は違うように聞こえますが、それはさておき自分がスピーチした内容には変化はありません。

スムーズに話をしたつもりでも、実際には「えー」や「あのー」といった不要な言葉がいくつも入っているかもしれませんし、妙な間が空いてしまっているかもしれません。

また、話の内容が上手くまとまっているかいないか、聴き手がざわざわしてまともに自分の話を聴いていなかったかなども客観的に確認することができます。

録音して自己反省することで、次にはもっと良いスピーチができるようになりますので、自信がない内はもちろん、例え自信がついてからでもスピーチ内容は録音しておきましょう。

スピーチが上手い人の特徴

さまざまなスピーチが上手い人たちを見ていれば分かるように、スピーチが上手い人にはいくつかの共通する特徴があります。

どの人も堂々と聴き手に対してスピーチをしており、人によってボディランゲージを積極的にとっていたり、声の抑揚や強調で聴き手の意識を自分の方へと向けさせたりすることに長けています。