つまり何事にも己の全精力を出し切って仕事をやってしまうと、途中で息切れを起こしてしまい、最後までその仕事を満足いくレベルにまで全うする事が出来なくなる、という事なのです。
だから、手を抜く、というか力を抜いてもいい局面では堂々と抜く事なのです。
これが出来るかどうかによって一流と二流の差が生まれる、と言っても過言ではないと思うのですよね。
つまり世に一流と呼ばれる人は、手を抜くところは抜く、反対に抜けない場面では絶対に抜かない、という具合に力の入れ具合を絶妙に加減して、それを仕事に生かしているのです。
まさしく、プロの行う技、といった感じが漂いますね。
複数の仕事を受けない
要領をつかむための3つ目のポイントは「複数の仕事を受けない」です。
このポイントは至極、当然ともいえるものですね。
確実に一つの仕事をやり終えてから次の仕事に取りかかる。
これが世間一般に信じられている物事の処理方法なのです。
ところが実際にはなかなかそういった感じで仕事をさせてもらえないケースが多々、あるものです。
特に忙しい仕事を任されてしまうと、一つずつ着実に終わらせる事が非常に困難なケースが発生してしまうのです。
人間というものはそこまで器用ではありません。
同時に2つ3つのことを同時に完璧にやりこなせるのならいいですが、大抵はどっちつかずの中途半端な結果で終わらせてしまう事が多いようです。
要領よく仕事をこなそうと思ったら、仕事を同時に平行させるのではなく、これが終わったら次はこれ、こっちが片付いたら次はあっち、という感じで自分なりに行程表を頭の中に描いて行う事です。
そしてその分、スピードアップを図るようにすればそう大きな遅れは起こらないと思うのですが。
如何でしょうか?
ゴールを決める
要領をつかむための4つ目のポイントは「ゴールを決める」です。
「ゴール」とはその物事の着地点。
すなわち「納期」という事です。
いついつまでにこの用事をキチッと終わらせるようにするにはいつ頃からとりかからなければいけないのか、全体的に何日、必要なのか、といった事を詳しく頭の中に思い描くのです。
このようにして「ゴール」地点を決めておけば、今、取り掛かってる仕事がいい感じではかどるはずです。
逆に「ゴール」を決めずにやってしまうと、どうしてもダラダラとなってしまい納期が物凄く遅れる、という事態が起こってしまうでしょうね。
人に頼ってみる
要領をつかむための5つ目のポイントは「人に頼ってみる」です。
何かを行うに当たって、最初から最後まで自分一人で行うのも悪くはありませんが、部分部分で人の力をお借りしてやり遂げることも立派な方法の一つとなります。
いえ、むしろ頭を柔らかくして人に頼れるところは任し、自分は仕上げの部分をきっちりやっておく、というスタンスを取った方が世の中、ちゃっかりと美味しい評価をもらえる事も結構、あるものです。
何も自分の力だけで全ての事をやり通す必要はないでしょう。
ずる賢いと思われてもいいのです。
それで組織が円滑に回るのなら、人に頼って要領よくこなしていくのも、一つの処世術といえるでしょうね。
余裕を持って仕事を始める
要領をつかむための6つ目のポイントは「余裕を持って仕事を始める」です。
一般的に仕事というものは完成させるまでの時間の猶予があります。
その許された時間をいかにして使うかはあなた次第という訳です。
よって少しでも気持ちに余裕を持ちたいのなら、早期に手をつけて早く仕事を終わらせる。
これに尽きるでしょうね。
そうやって早めに終わらせていけば、今度は空いた時間で別の仕事をこなせます。
まさに時間の有効活というわけです。
仕事というものは要領が良くこなせる人が評価される時代です。