要領がいい人にある特徴の6つ目は「世渡り上手」です。
この言葉、今回の文章の中で既に何回も使って参りました。
結局、要領のいい人というのは「世渡り上手」なのです。
これは組織内においていかに人に気に入られて重宝してもらるか、にかかってくるのです。
そのための方策を練って、実行できる人。
これが「世渡り上手な人」と呼ぶことが出来るのでしょう。
いい人間関係を築ける
「世渡り上手」は人は必ずや「いい人間関係」というものを築いています。
人間関係というものは非常に厄介なもので、本音ばかり出してしまったら嫌われて敬遠されるのが堕ちでしょう。
反対に嘘やおべっかばかり言っている人も信用されることがないので同じく距離を置かれてしまうでしょう。
よって人間というものは「つかず離れず」の関係をキープして人付き合いを行っているのです。
そのためには時には調子のいい事も言いますし、また時には心にもない厳しい事を言ったりしなければならない事もあります。
そういった諸々の日常における言動や会話が「いい人間関係」というものを作っていくための「基礎」「ベース」となっていっているのです。
要領のいい人はこういった人間関係作りを非常に大事にしているという事になるのです。
距離感を保つのが上手い
要するに、要領のいい人の人間関係作りの極意は「距離感を保つ」という事になるでしょう。
どんな人とでも仲良くしますが、その中に有益性と将来性を加味させた条件を照らし合わせて付き合っていくのです。
この人と末永く付き合っていけば損はない、という人と、この人は趣味の部分で付き合ったら最高だ、といった感じです。
そういった人々と距離を保って付き合っていくのが非常に上手いのです。
これが人生全般において上手に世渡りする事が出来る決定的な秘訣といえるのかもしれませんね。
出来ないことは無理しない
要領がいい人にある特徴の7つ目は「出来ないことは無理しない」です。
人というものは、何かに熱中してしまうと四方八方に目がいかなくなる傾向があるようです。
例えば、今あなたが何かに夢中になっていたとします。
ところがいいところまできてある一つのことがなかなか出来ません。
そこであなたは逆にムキになってそれを何が何でも出来るようにしようとします。
それが恐らく、多くの人間が持っている「諦めない」という能力だと思うのですよね。
ところがこの出来ないことに時間をかけすぎれば否が応でも仕事の感性は遅れます。
そうなってしまうと全体に迷惑をかけてしまう事は必至でしょう。
これではとても要領のいい仕事をやっているとは思われないでしょうね。
要領のいい人はこういった時の決断が早いのです。
つまり時間ばかりかかって結局、出来なさそう、という結論が導き出されたらサッと撤退する勇気です。
これが要領のいい仕事を行えるかどうかの一つの分岐点になっているのでしょう。
人間、ムキになってしまうと自分を見失いますからね。
時間管理が上手い
要領がいい人にある特徴の8つ目は「時間管理が上手い」です。
要領のいい人は、常に「時間」というものを意識して仕事に取り掛かっています。
それは「時間管理イコール仕事が出来る」という世の中の評価を十分に認識できているからなのです。
要領がいい人は早くできる仕事と時間がかかる仕事、この両方を天秤にかけてどちらを優先させたら全体がうまく回るのか、それを常に意識しているのです。
反対に時間管理がずさんで自分のせいで全体の仕事の進捗に遅れを発生させても全く罪悪感を見せない人がいます。