他にも、ひどい裏切りをされたり、大失恋をしたりすると、コミュ症になってしまう人もいます。
一見、明るそうな人でも、自称「コミュ症」もたくさんいる
コミュニケーションが苦手だというと、一人ぼっちの暗い性格の人を思い浮かべてしまうかもしれません。
ですが、明るい人でも「私、コミュ症なんです」と自覚している人もいます。
そういった人は、自分で人との距離感が分からないと思っているようです。
いじめにあった経験がある人は、自分が根暗なせいでいじめられたと思い、進学や就職などで環境が変わるのを機に、明るい自分を装うようになることがあります。
ですので周囲から浮くこともないし、嫌われることもないんだけれど、人との距離が測れないので、心から気を許せるような親友はなかなかできない人も多いようです。
嫌われているのか、好かれているのか、別にどちらでもないのか、相手がどう思っているのか推し量れないのです。
コミュ症の特徴
コミュ症の人にはどのような特徴があるのでしょうか。
ひとことで『コミュ症』と言っても、人によって原因も症状も度合いもさまざまなようです。
1、友達が作れない・いない
自分の言いたいことがなかなか言えないコミュ症の人は、友達を作ることが下手な人が多いです。
皆の輪の中にいても一言も話さないこともあるかもしれません。
だからって意見がないわけではないんだけど、「空気が読めないって言われたどうしよう」「面白くないって思われたらどうしよう」「トンチンカンな意見だって笑われたらどうしよう」と、頭の中はせわしなく考えているのに、言葉が出てこないことが多いのでしょう。
意思の疎通ができにくいので、なかなか友達ができないのがコミュ症な人の特徴と言えるかもしれません。
自分から心を開けない
コミュ症の人は自分をさらけ出すことがなかなかできません。
本音で話し合うなんてことは、相手にどう思われるかという不安もあり、絶対できないと思っている人が多いようです。
あいさつ程度の友達ならばできるかもしれませんが、親友というと、やはり腹を割って話せるなんでも言い合える仲です。
コミュ症の人は他人に心を開くことが苦手なので、親友ができにくいのでしょう。
2、相手の目を見て会話をするのが苦手
コミュ症な人は相手の目を見て会話をするのが苦手です。
真剣な話であればあるほど、目って大事ですよね。
目を見れば相手の気持ちを推し量れるものではないでしょうか。
二人きりで対面して話をしているのに、一度も相手と目が合わないのは不自然です。
よほど自信がないかやましい気持ちがあるのかと思ってしまいますよね。
でも他意はなくても、相手の目を見て会話が出ないという人はいます。
目が合いそうになっても、フイッと視線をそらしてしまいます。
自分に自信がないことや、その相手へ心を開いていないこともあり、真っ直ぐに相手を見ることができないのでしょう。
そんな心理もあり、コミュ症な人は常になんとなく目線が下がって、うつむき加減になってしまうのかもしれません。
お店の人ともできるだけ会話をしたくない
コミュ症な人は、自分の意見を相手に伝えることが苦手です。
また、初対面の人と雑談をすることなども苦手だと感じている人が多いので、服屋さんに買い物に行くときもなるべく話しかけられたくないと思っています。
買いたいものを手に取ってお金を払う、これだけなら何の問題もないのですが、会話をしなくてはならなくなると、どう対応していいのか困ってしまうこともあるでしょう。
例えば洋服を買いに行き、品定めをしているとそばに寄ってくる店員さんはよくいますよね。
「何かお探しですか??」
「こちらは今シーズン人気ですよ♪よかったら御試着されますか??」
「このシャツを選ばれるなら、こんなコーディネイトはいかかですか??」