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「仕事を辞めたいから結婚したい!」...(続き4)

1人暮らしなら自分の必要なお金だけで済みますが、出ていく生活費が単純に考えて2倍近くになりますので、夫がかなり収入のいい仕事でなければ生活は苦しくなってしまうでしょう。

夫の収入がそこまで余裕がないのなら、毎月の生活費だけでカツカツになってしまい、とても安定して貯金をすることはできないでしょう。

また、生活費が足りなければ貯金を切り崩さなければならないため、貯金額は増えるどころか減る一方になることが多いです。

5.再就職が困難

貴重な資格を持っているのなら、例え会社を辞めてから何年ブランクがあっても、再就職で雇ってくれる会社はあります。

しかし、そうした特別な資格やスキルを有している女性でもない限りは、一旦家庭に入った後で再就職をしようと思うととても困難です。

とくに正社員として働こうと思うと、職歴のブランクや年齢などのさまざまなことが不利になって、再就職できる会社は限られてしまいます。

もし会社を辞めていなければ、子どもができた時には産休や育休という形をとることができますが、専業主婦ではそれは不可能です。

会社が同時に正社員を募集した時に、新卒者とブランクのある人とでは、どうしても新卒者の方が選ばれやすくなってしまうでしょう。

そのため、いざ再就職先を探しても、見つけられるのはパート仕事が多くなってしまいます。

6.暇になる

仕事をしている人で暇な人というのは、そういないでしょう。

例え仕事内容が同じことの繰り返しで退屈だとしても、毎日出勤してから帰宅するまでは、会社に拘束されることになります。

そのため丸一日暇になってしまうということは無いのが普通です。

普段は忙しく働いているからこそ、休日にはだらだらと一日休んで過ごしたり、思い切り遊んで過ごしたりする人が多いでしょう。

しかし専業主婦になると、時間に自由が利くようになる反面、暇な時間も増えてしまいます。

例えば毎日掃除をしなくてもいい場合や、夫が単身赴任で家にいない時などには、どんなに家事を頑張ってもそれなりに時間が余ってしまいます。

空いた時間を有効活用できる人であればいいですが、とくに何もすることがない人にとっては、暇な時間が苦痛になってしまうこともあるでしょう。

7.働いていない自分に劣等感を感じる

好きで専業主婦になったつもりでも、いざ働いている友達と一緒に過ごしていると、働いていない自分に劣等感を感じることがあります。

仕事は生活をする上で必要だからしているのであって、何も働いているから偉いとか、優れているとかいうことではありません。

ですが人によっては、専業主婦を馬鹿にしたり、下に見たりする人もいるでしょう。

また、自由に使えるお金がないことで、自分磨きをすることもできなくなり、身ぎれいにしている友人と自分とを比較して、劣等感を感じてしまうこともあるでしょう。

プライドが高い女性やネガティブな女性ほど、そうした劣等感を抱きやすくなります。

そして行き場のない怒りや不満を夫にぶつけてしまって、喧嘩になってしまうこともあります。

仕事を辞めたいから結婚したい女性が確認するべきこと

仕事を辞めたいから結婚したいと考えている女性にとって、必ず確認しなければならないことがいくつかあります。

その確認を怠ると、勢いで専業主婦になってから大いに後悔することになるでしょう。

一方で、きちんと確認してから会社を辞めて家庭に入るのなら、後悔することもなくなりますので、自分の欲望のままに行動に移してしまう前に、一度冷静にいくつかのことを確認しましょう。

どのようなことを確認しなければならないのか、以下に挙げていきます。

夫のお給料だけで生活していけるのか

会社を辞めてしまえば、自分に入ってくる収入は一切なくなってしまいます。

そうなると頼りになるのは夫の給料と、これまでにコツコツ貯めてきた貯金額になります。

夫の給料がいいのなら、ある程度お小遣いももらえるでしょうし、十分に生活していくことも可能でしょう。

しかしそうでないのなら、毎月の生活は苦しくなり、これまでのように好きな時に好きなものを買うことはできませんし、気軽に友達とランチや旅行に出かけることもできなくなってしまいます。

それどころか、生活が苦しければせっかく貯めてきた貯金を切り崩さなければならなくなるため、どんどんお金に困ってしまうことになるでしょう。

結婚生活は甘く、幸せなものですが、それも金銭的な余裕がある程度あるからこそ、です。

好きな物も買えず、好きなものも食べられない生活では、甘くも幸せでもなくなってしまうでしょう。

いざ結婚してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、仕事を辞める前に夫の収入だけで生活していけるのかどうかについて、しっかりと確認しておきましょう。

今はよくても子どもができた時にお金が必要になる

結婚当初は十分な貯えがあったり、夫の給料だけで生活していけると余裕に感じたりしていても、いざ子どもができた時には倍以上のお金が必要になります。