いい人」といっても様々な種類がありますよね。

誰にでも分け隔てなく紳士的な人もいれば、何を押しつけられても文句を言わない都合のいい人、なんだかいっつもニコニコ笑顔のいい人風から、なんだか怪しい「いい人ぶってる人」まで…。

本当の「いい人」以外を「いい人」と認識してしまうと手痛い目に遭うかもしれません。

見分ける方法を把握してトラブルを回避しましょう。

この人本当にいい人?って思う瞬間ありますよね

「いい人」に出会うと身構えてしまうことはありませんか?

少なくとも筆者はそうです。

こんなにも色んなことがストレスをふっかけてくる世の中で、どうして「いい人」でいられるのか理解不能だからです。

ものすごい強靭なメンタルの持ち主なのか、鈍感なのか、「都合のいい人」なのか、はたまた偽装なのか…。

少なからず、皆いい人を演じている節はあります。

誰だって率先して自分の悪い心を曝け出したいとは思いませんからね。

ただ、平均的な、いってみれば善良な市民にとどまらないレベルの「いい人」の場合、本当に「いい人」なのか「いい人ぶってる人」なのか見極める必要が出てきます。

というのも「いい人ぶってる人」につかまってしまうと、良いことはなく悪いことばっかり押し付けられるハメになるからです。

見え隠れする悪意や、おぞましさ、いやらしさが感じられるだけでも辟易するので、線引きをハッキリさせていきましょう。

「いい人」と「いい人ぶってる人」を見分けるコツとは

まずは「いい人」なのか「いい人ぶってる人」なのかを見分けるための試験薬となる方法を見て行きます。

後者の場合でも、長年演技をしていると態度に染みついているためパッと見で判断することはできません。

よく観察する必要があります。

また、確証がなくても直感で「怪しい」と思えば高確率で「いい人ぶっている人」です。

その直感が何から来るかも、下記で紹介する判断基準から導き出された結果かもしれません。

頼ってみる

なんでもいいので、誰でもできるけど面倒なことを頼んでみてください。

仕事でいえば、すでに出来上がっている資料の印刷をして会議室に持ってきてもらうことだとか、来客のお茶出しをお願いするとか。

簡単かつ誰にでもできるけど、自分のことが後回しになってしまうことを快く引き受けてくれるかどうか、というところに見極めポイントがあります。

もちろん、どんなにいい人でも毎回頼まれていたら嫌にもなるでしょうけれど、いい人ぶっているだけの人は初回から一瞬嫌な顔をします。

快く、なのか否かを確認してみましょう。

話している時の反応を見る


「で?」っていう話をしてみましょう。

オチなし山なしの、くだらなすぎて聞くのにも疲れるような、本当にどうでもいい話です。

たとえば「昨日はね、スーパーで野菜を買ったんだけど、とっても重くなっちゃった」とか。

だから何だって話ですよね。

夫婦の会話ですらどうでもいいと感じてしまうのに、他人からしたら「はぁ?」としか言いようがないことにしてみましょう。

そういう話をした上で反応を見ます。

いい人の場合は「だからなんだよ(笑)」と口に出すはずです。

意外かと思うかもしれませんが、「いい人」は「都合のいい人」とは違うので、本当に思ったことは言ってくれます。

一方、いい人ぶっているだけの人は、ただ終始笑顔で聞くだけ。

波風を立てないことだけに注力するので、聞いてはいなくても相槌だけは綺麗に打ちます。

見た目を見る

見た目で判断できることはいくつかあります。

当然ながらファッションセンスなどでは判断できませんから、専ら表情など人格が直接現れる部分に注目しましょう。

よほどのプロでなければ、完全に「いい人」の装いをすることはできません。

どこかに必ずボロが出ています。

「胡散臭いなぁ」と感じられるポイントに絞ってご紹介します。

目つき

目つきから悪かったらそれはもう完全に「いい人」ではなく「悪い奴」です。

見極めが難しいのは目つきの良し悪しではなくて、目の奥から笑っているかどうかですね。

笑顔なのに目が死んでる人は「いい人」ではありません。

疲れ切っていて面倒事を避けるために「いい人を演じている人」です。

ただ、この場合は単なる世渡り上手でもあるので、一概に害のある人物とはいえません。

問題があるとすれば、目の奥が笑っているのではなく底意地悪そうにギラついている人。

人の情報を探ってネタにしてやろうという意識がある人の目は、居心地の悪さが感じられるのでよく見ればわかります。

話し方

「いい人ぶってる人」の話し方は両極端です。

なんでもかんでも共感してくる人と、なんでもかんでも自分の話にもっていく人の2タイプがいます。

なんとなく話していて居心地の悪い間で相槌や共感の言葉を差し挟んできたり、隙あらば話題を奪い去るタイプがどうかを見極めましょう。

いい人の場合の話し方についてはとくに傾向はなく、自分のスタイルで話をしているため、いずれかの特徴をもって「いい人「」と判断することはできません。

笑い方

笑い方にも色々ありますよね。

表面的な笑い方だと判断しづらいのですが、お腹から笑っているかどうかを見るとよくわかります。

自分で笑ってみてください。

本当に楽しいことがあって笑っているときはお腹が動くはずですが、鏡の前で笑顔をつくったときは表情筋の動きだけに留まるでしょう。

口元

口元はその人の口癖が現れるといわれています。

不平不満が多い人は口角が下がっている、嫌味な笑いばかりを浮かべている人は口角が片方につりあがっている、などです。

生まれつきや食べ物の噛み癖も関係するので一概には言えませんけれども、判断基準の1つに加えても構いません。

口角が両方均等に上がっている人は、意識的に笑っているより素直に笑うことが多い人です。

真顔のときの口元を見てみましょう。

友達がいるか

「友達」だと表面的なので、「長い付き合いの友達」がいるかどうかで判断してください。

心からいい人の場合は確実に10年来レベルの友達がいます。

しかし、いい人ぶっているだけの人は2年もあれば見破られるので長い付き合いの友達はいません。

場当たり的な友達ばかりの人は、いい人ぶるのが上手なだけであり、人間関係のトラブルが生じると次の「友達モドキ」を得ていきます。

信用のおける人物ではないでしょう。

なんだかんだあっても憎めない、心根のいい人に出会いたいなら、その人に長く付き合っている友達がいるかどうかを見ればOKです。

他の人への接し方を観察する

根っからのいい人は、対峙する人によって態度を大きく変えることはありません。

しかしながら、いい人ぶってる人は演じるのに疲れてしまうので特定の人の前では高圧的だったり嫌味な態度(地の部分)が出てしまうものです。

小心者や内弁慶が多いので、いい人ぶってる人の身内にならないことが大切です。

一度味方だと思われると態度が豹変しやすいため、いい人ぶってもらっている内に距離を置きましょう。

「いい人」と「いい人ぶってる人」の18個の違い

次は、「いい人」と「いい人ぶってる人」の特徴をそれぞれに把握しましょう。

比較することでその線引きが明確になるはずです。

いい人の特徴


いい人の特徴も、一見するといい人には感じられないこともあります。

ズバズバと物を言う姿が攻撃的に映ったり、あるいは誰にでも優しいことが、かえって無関心に見えたりもします。

しかし、その質を見てみてればいい人なのかそうでないかが分かってきます。

下記に具体的な特徴を記載するので、表面上で判断せず、その人の考え方を理解してみましょう。

1.損得を考えない

全く損得勘定をしない人は、ただのバカなわけですが、「いい人」の損得勘定の無さは、とても合理的です。

たとえば、後輩が残業していたとしましょう。

損得勘定が優位な人は「ここで手伝ってやれば人望が厚くなるだろう」とか「手伝う価値のないレベルの人間だから見捨てよう」とか考えるものです。

一方、いい人の場合は「理不尽な残業なのか」「後輩自身が引き起こした残業なのか」を考慮します。

前者の場合は自分の損得に関係なく手伝い、後者の場合は手伝っても後輩のためにならないので、あえて放置することもあるでしょう。

他者が楽するために動ける人は多くても、他者の“ため”になる動きができる人は少ないので貴重な存在といえます。

この緩急がうまい人が「いい人」なのであって、なんでもかんでも手伝ってくれる利他的な人は「都合のいい人」です。

2.相手の立場になれる

相手の気持ちになることはとても難しいですが、同じ立場にいるつもりで考えることは誰にでもできます。

でも、これは意識しないとなかなかできませんよね。

誰でも少なからず自分都合で物を考えてしまいます。

しかし、いい人は瞬時に相手の立場になってみようと考えます。

普通の人は自分が忙しいときには相手にも素早いレスポンスを求めますが、いい人は「この人は急いでいないのだろうから同じ早さを求めてはいけない」と考えることができます。

これは忙しさに限った話ではなく、自分の感情と相手の感情が違うことを理解しているということでもあります。

そのため、誰に対しても常にフラットに付き合うことができ、優しい振る舞いに見えるでしょう。

内心では目まぐるしく感情が動いていても、それを無暗やたらと表現したりはしません。

3.嫌な顔をしない

いい人は、物事や人の言動を素直に受け取るか、プラスに考えるため、いきなり嫌な顔をすることは少ないです。

雑用を押し付けられそうになっても、その人がなぜ押し付けなければならなかったのか、その背景を読み取ろうとし「それならしかたないね」と言ってくれる傾向があります。

ただ、なんでもかんでも嫌な顔をせずに引き受けるタイプは「都合のいい人」なので、いい人とはまたちょっと違います。

いい人にも優先すべきことはありますから、何かを依頼して断られることがあっても、それだけで「いい人ではない」と判断してはもったいないです。

4.悪口を言わない

「いい人」というか大人なら誰でもそうであって欲しい部分なので大した特徴といっていいのかどうか…でも、いい人なら悪口は言わないでしょうね。

悪口というのは、親友や恋人に愚痴を言うのとはわけが違うと思うんですよ。

誰だって合う人合わない人はいるし、それこそ悪い奴につかまってしまったら愚痴でも言わないとイサが晴れなかったりするもんです。

しかし、それを同じ集団の中で言いふらしてしまえば、たとえ事実を話しただけでも悪口だと思われますし、根も葉もないことなら悪口で間違いありません。

いい人は、愚痴を話しても良い相手とそうでない相手をよく心得ています。

つまり、同じ集団の中にいるときは悪口を言っている姿を見かけないのです。

5.時に厳しいことも言う

いい人は、相手に言うべきことは言うので、必要とあらば厳しいことも言います。

自分が好かれたい、いい人に見られたいという感覚が無いからこそ出来ることです。

とはいえ、基本的に相手を傷つけるつもりはないので言葉は選びます。

どうやったら相手に上手く伝わるかを考えてくれます。

そのため、指摘が即座に嫌悪感を与えたり、喧嘩に繋がることは少ないはずです。

厳しいことの種類もわりと明確です。

仕事に対する態度の指摘だったり、恋愛相談をした時の本質を突くアドバイスだったり、相手がそのまま突き進むとマズイだろうということばかりです。

相手が求めてもいないアドバイスや、偉そうに振る舞いたいがための内容ではありません。

もちろん相手の人格に踏み込むことや、生き方を否定するような発言でもありません。

6.誰にでも平等

どんなに心根が優しい人でも、周囲の全員に優しく、親切かつ丁寧に接しようとすれば過労死します。

時間も体力も持ちません。

誰にでも「優しい」ではなく、誰にでも「平等」というのがポイントです。

言動が素っ気なくて冷徹に見えても、人によって態度がブレていなければ、いい人の可能性があります。

ここを間違えてしまうと、いい人ではなくいい人ぶっている人につかまるので注意しましょう。

いい人は、自分にとって大事な人とそうでない人の区別はちゃんとついていて、大事な人にはいつも寄り沿いますが、それ以外の人には求められた時だけ対応します。

いい人にだって「この人には好かれたい」という思いがあります。

でもそれは誰かれ構わずではなく、恋愛対象だったり極めて仲の良い友達です。

特別な人以外には優劣をつけずに平等に接しています。