手伝ってくれるのは良いのですがその間ずっと「忙しいけど手伝ってあげる」「おかげで予定が狂った」など、感謝してほしいというアピールをしてきます。
2.八方美人
いい人ぶっている人の多くは自己肯定感が低い傾向にあり、多くの人からの好意を集めることで自己を保とうとします。
そのため、あたりさわりない言動を心がける八方美人が多いです。
やたらと相手を褒めたり手軽なことだけ手伝ったりと、好かれよう好かれようと振る舞います。
その一方で面倒事に巻き込まれるのは御免こうむるといったスタンスであることも多く、自分の時間や労力をとられることからは素早く逃げ出すのが特徴です。
3.いいことしか言わない
相談をしたときに、いいことしか言わない人は要注意です。
相手に嫌われたくないという意識が前提にあるため、本当にしょうもないことばかり言います。
たとえばなんとなく恋人に対して違和感があってその謎を紐解いてほしいという相談を受けたとしましょう。
しっかり話を聞けばその恋人が利己的な人間で経済的DVの片鱗があるとか、イライラしているときに暴力的な言動があるとか、指摘するべきところがたくさんあるとします。
本当にいい人なら、愛する恋人の悪口を言われるのは嫌だろうなと思いつつ指摘するはずです。
しかしいい人ぶっている場合は相手の悩みを掘り下げるのは面倒臭いし、恋人の悪いところを指摘して嫌われたくはないので突っ込みません。
「気のせいじゃない?」「愛があれば乗り越えられるよ」など、当たり障りのない責任感を感じられないことを言います。
4.評価を気にする
自分の評価というものは誰であっても少なからず気にしますが、いい人ぶっている人は他者との比較による評価を気にします。
学校のテストがわかりやすい例です。
本来学校のテストは自分の学力を試されているわけですから、他者と比較する必要はありませんよね。
自分が60点だったら40点分の勉強が足りなかったというだけです。
しかしいい人ぶっている人は平均点より何点上だったかを知って安心しようとしたり、自分がクラスや学年の中でどれくらいの順位にいるのかを知りたがります。
最悪のケースでは自分よりたまたま下の点数を取った人を馬鹿にもします。
基本的に誰かより優位に立っていたいという欲が強く、自分よりはるかに上位の人のことは切り離して考えます。
仕事においては競合他社に勝つことが会社の命題なのに「○○さんのことを潰せば私がトップになる」など足を引っ張るようなことも辞さない構えです。
5.噂話が好き
いい人ぶっている人というのは、周囲を下げれば自分が上がるという考えを持っています。
自分より仕事ができる人に「でもあの人ってプライベートで女遊び激しいよね」「昔はミスばっかりしてたのにね」などと言うこともしばしば。
こういったタイプの人は評価者の持ち点が10点あるとして、それを評価する対象に分配すると考えている節があります。
つまりAさんに対して7点、自分に対して3点の評価を与えるところを、噂話によってAさんの評価を4点に下げれば自分が6点になると思っているのです。
しかし現実ではそれぞれに対して10点満点で評価されるわけで、Aさんの評価を下げても自分の評価は3点のままですが、そのことに全く気が付いていません。
また単に性根が悪く悪口大好きで、いい人ぶって誰かに近づき情報を引き出せるだけ引き出して、悪口に転換できそうなものを探している人間というパターンもあります。
一番面倒臭いですが、こういう人はすぐ顔に出るのでわかりやすくもあります。
6.ふとした瞬間に真顔
いい人でも疲れていたら真顔になるものなのでこればかりは一概には言えませんが、ものすごく楽しそうに会話をしていたのに手を振って別れた瞬間に真顔に戻る人は危険度が高いです。
上っ面の表情を作るのはとても上手いのですが、感情はこれっぽっちも動いていないので表情に余韻が残りません。
7.人が見ていないところでは助けてこない
単なる好感度を気にするタイプもいますが、それよりも露骨なのは仕事上で上司がいるときだけ人の手伝いをするような人です。
評価されたいという欲望が強いため、縁の下の力持ちよりは分かりやすい力持ちアピールをすることが多いです。
逆に言えば、評価者の目が留まらないところでは何もしません。
いつもは仕事をサボっているくせに、上司がいる前でだけ頑張る姿を見せたり人の手柄を横取りしたり、とにかく横暴です。
上司が優秀ならすぐにそのことに気付いてもらえますが、タイムラグもあるので周囲の人たちは上司が気付くまで嫌な思いをするでしょう。