まずは真面目系クズな人の真面目側をチェックしていきましょう。
目上の人の扱いを知っている
真面目系クズな人は、目上の人の扱いをよく心得ています。
教師や師範、上司や社長など、目上の人の立場によってその相手に見合った扱いに上手に切り替えが出来ます。
また、相手の立場だけでなく、その場その時に応じて臨機応変に態度も変えていきます。
真面目系クズな人は、「自分が今、目上の存在に対して取るべき行動」を瞬時に頭の中で考えて、その通りにそつなく行動出来るのです。
そのため、目上の相手からの評価はとても高く、周囲からは「しっかりしている」と思われやすいです。
丁寧な言葉遣いができる
真面目系クズな人は、目上の人に対する態度だけでなく、丁寧な言葉遣いも出来ます。
内面では実は勉強は出来ずとも、社会の中で無難に生きていく術を心得ているため、丁寧語、尊敬語、謙譲語は問題なく使える人も少なくありません。
また、適度に堅苦しすぎない丁寧語で話すことが多いため、やはり周囲からは「しっかりしていて真面目そう」という印象が付きやすいです。
丁寧な口調で話すことは、尖った本心を上手に隠してくれます。
真綿に包んだようなものの言い方を心掛けることで、相手からは余計な怒りや不信感を買うこともなく、無難に生活を送ることが出来ます。
真面目系クズの人は、それを直感で、または経験で理解していることが多いです。
反発しない
真面目系クズの人は、基本的に誰かの意見に反発することはありません。
それは、うっかり反発でもしようものなら面倒なことになるとよく理解しているからです。
何事も無難に済ませたいという考え方のため、例え本心では異論があってもそれを口に出して唱えることはしません。
また、仮に意見を求められても、それまでに出た意見と同じと言うか、多数の意見の中から最も支持が高そうな意見に同調し、個人的な意見は極力控えます。
自分の意見をのらりくらりと上手に反らし、誰の意見にも反発しないため、一見「穏やかで優しい器の広い人」と思われることが多いです。
指示通りに動く
真面目系クズの人は一見真面目と評されるだけあって、言われたことはきちんとこなします。
何かの作業でも仕事でも、余計な手間を加えることもなく本当に指示された通りにのみ従います。
言われたことからさらにオリジナル性を出さなければならない場ではかなり不利かもしれません。
ですが、そのようなことには早々ならないため、一見すると真面目に指示通り動く、信頼の出来る人という印象が強いです。
行動の中身に特別光るものはありませんが、指示通りに動いて欲しい仕切り屋の人にとっては良きパートナーとして認識されやすいです。
しっかり者の印象
真面目系クズの人は一見、言われたことを指示通りにきちんとこなし、目上の相手には丁寧な言葉遣いと態度で接し、また目立ちたがり屋でもなく大人しく集団の中に溶け込んでいます。
誰かの意見や決定にも一切反論することなく黙って行動しているため、周りの人から見れば「しっかり者」という印象があります。
しかし、本当のしっかり者は自分の行動と信念が一貫している人のことを言います。
ただ、人の信念などそう簡単には見えないので、一見すると真面目系クズの人がしっかり者という印象になります。
その印象は学校や会社でも高く評価されます。
本当に実力に差が出るのはテストや仕事の成果を発表する時なので、少なくともそれまでは真面目系クズの人は高評価のままです。
先生や上司から気に入られやすい
目上の人への丁寧な態度やしっかりとした言葉遣いは、当然のように先生や上司から気に入られやすいです。
目上の相手からすれば、自分に対して礼儀正しく接してくる生徒や部下が可愛くないはずはありません。
自然とその人に対してあれこれと世話を焼いたり、親身に相談に乗ってやったりします。
それほど、真面目系クズの人の目上の相手に対する態度は徹底しているのです。
例えその相手が他の生徒や部下から嫌われていたとしても、そんなことはまったく気にせず、差別することなく礼儀正しく接します。