その態度がまた、他の生徒や部下たちとの態度の差になって、余計に気に入られやすいのです。
ルールを守る
真面目系クズの人は、一見真面目なだけあってルールはきちんと守ります。
内心ではどうであれ、ルールを破ることに対するデメリットはきちんと理解しているため、わざわざ自分から問題を起こそうとはしません。
学校であれば校則をきちんと守り、問題行動は決して起こしません。
それゆえ、例え何かトラブルが起きてその現場に本人がいたとしても、トラブルの原因とはみなされず、自然と「悪い生徒」からは除外された扱いを受けます。
それは会社の中でも同じことです。
真面目系クズの人は長ったらしい会社の社訓に目を通さずとも、やってはいけないことぐらいは最初から理解していることが多いです。
そのため、会社の中で問題視されるような行動は決して取りません。
例えば直属の上司や社長の悪口を言ったり、社内の女性と付き合ったりなど、後々面倒になるようなことは避ける傾向があります。
協調性がある
真面目系クズの人は、他の人の意見には反発しませんし、指示されたことは積極的に行います。
そのため自然と協調性のある行動を取っているので、周囲からは「協調性がある人」と思われやすいです。
全員で掃除をする時には手を抜かずきっちりと掃除をしますし、イベントや行事ごとで皆が頑張っていれば、自分もそこに混ざって頑張ります。
非常に協調性のある行動を取るために、まったく問題視されることはありません。
また、要領もいいため、例えば学校で掃除の時間に周りの皆がサボっていれば、自分も適当に手を抜いて掃除をします。
しかし、最低限掃除をしているとアピールするために、掃除道具はきちんと手に持っています。
そのため、例えその場に先生が来て怒られたとしても、本人の日頃の態度と掃除道具をきちんと持っていることから、「問題行動をしている内の一人」とは見なされにくいのです。
世間体は良い
真面目系クズの人は、一見すると礼儀正しく、言葉遣いも丁寧で協調性もあり周囲に気を遣っているように思えます。
その表面上の部分だけを取り上げると、いかにも素朴で人の良い性格に思え、世間体も良いです。
一緒にいる人たちも自分に反発せず、常に協調性を保ってくれるその人と一緒にいることは居心地が良く感じます。
またその人と一緒にいることで、先生や上司から同じように良い評価を受けることがあるため、一人や二人は自然とその人の周りにいることが少なくはありません。
優しい
真面目系クズの人は、何をするにしても事を大きくせず、無難に済ませたいと考えています。
そのため、人間関係においても自らトラブルを引き起こすことは決してしません。
万一、トラブルに陥ってしまいそうな時には、それ以上面倒事にならない内に早めの収束を心掛けます。
また、どんな時でも面倒臭いことは避けたいと考えているため、時には嘘をついてでも相手に優しく接します。
周りの人たちから嫌われている人に対しても、他の人の目がないところでは優しい対応をします。
人物評価を頼まれても厳しいことは言わずに、オブラートに包んだ表現をします。
すべては面倒事を避けるためではありますが、そのどっちつかずで無難な言動は一見周りからは「優しい」と思われがちです。
また、本人もそれを謙遜することはあっても否定はしません。
清潔感のある見た目
真面目系クズの人は、一見真面目に見られるように、それなりの清潔感がある見た目をしています。
適当な服装はしても、だらしがない格好はあまり人前ではしません。
制服や仕事着は目立ったしわや汚れもなく、また私服も悪目立ちするような格好はしません。
そこまで服装に気を遣っていないようでいて、案外小奇麗な格好をしていることが多いです。
何年も同じ服を着続けてボロボロにするというのも、少なくとも人前では見せません。
また、爪の長さも人を傷つけてしまう前にきちんと切っていることが多いですし、髪型もぼさっとせずに、一定の清潔感が出るようにきちんと整えています。
人前に出るのに基本のマナーはちゃんと抑えた姿でいるため、誰から見ても清潔感があるような見た目をしていることがほとんどです。