CoCoSiA(ココシア)

「脱ゆとり世代」とはいつから?年齢...(続き4)

自分優先で考える

「自分」という人間の尊厳や個性を大切に教育されてきたゆとり世代は周りの気持ちを理解できない人が少なくありません。

そのため、常に自分優先で周りへの配慮や優しさに欠ける面を持っているのです。

その反面、自分の家族や友人など大切な人にはしっかりと配慮したり思いやる事ができるので「自分」と「他人」の境界が明確で差が激しいとも言えるでしょう。

将来の夢がない

「個性を伸ばす教育」と言ったものの、結局要領よく生きる事を学んできたゆとり世代は将来の目標を持たない人が少なくありません。

「普通」「安定」「無難」といった言葉を好み、しんどい思いをなるべく少なく安定して生活していければそれで良いと思っている面が大きくあります。

「ゆとり世代」との明確な違いは!?

ゆとり世代、脱ゆとり世代のそれぞれの違いをご紹介してきましたが、試行錯誤している教育制度で育ってきたために通っている部分も多く持ちます。

そんな中、二つの世代の明確な違いとは一体何なのでしょうか?

休みの連絡は自分でする

ゆとり世代によく聞く特徴の中に「過保護」というものがあります。

少子化によって1人っ子や少ない子どもに尽くすような育て方をする親や、学校教育がゆとりを持った事から家で過ごす事や家族で過ごす時間の増えやゆとり世代の子ども達に対して過保護な親も急増したようです。

そのため、社会人になっても会社に親が電話をして「今日は体調不良なので仕事を休ませます」なんて連絡するのがゆとり世代の特徴です。

一方、脱ゆとり世代は自分で休みの連絡をするものの、問題になっているのがSNSやメールを使って連絡をするというものです。

SNSやメールで上司に「今日は仕事休みます」などと連絡を入れるバイト感覚が抜けない人も少なくありません。

飲み会は平気で断る

飲み会を平気で断るのは、ゆとり世代の最も大きな特徴です。

違う世代の人とのコミュニーションに不安を感じてしまい、誘われてもきっぱりと断ってしまうのがこの世代の特徴です。

仕事とプライベートを完全に隔離したいという面もあるようですね。

一方で要領の良い脱ゆとり世代は、お酒の席に付き合うものの飲みたくないお酒は断るしある程度時間が経つと「お先に失礼します」と先に帰ってしまうんだとか。

どちらにせよ他の年代からすると、お酒の席できっぱりとNOを出せるゆとり世代も脱ゆとり世代も羨ましく思う場面もあるでしょうね。

怒られたらすぐに仕事を辞める

どちらの世代も、仕事を辞めるという事をそれ程重く捉えていない面を持っていますが、怒られたら直ぐに仕事を辞めるのがゆとり世代。

やや強硬手段でも理由を付けて休職するなどして、仕事を休み職場に来なくなるのが脱ゆとり世代です。

有無を言わさず辞めるよりも、ストレスを感じた事に対して精神科などによる診断書を持って訴える方が自分を叱った上司が困るであろうという事まで考えた復讐でもあるようですね。

怒らせると怖いのは脱ゆとり世代と言えるでしょう。

時間にルーズ

個性を大事に教育を受けてきたゆとり世代は時間にルーズなイメージがありますが、実は時間を遵守するのはゆとり世代の特徴です。

その理由に、ゆとり教育によって負担の減った教師が生活指導に力を入れた事が原因ではないかと言われています。

詰め込み教育からゆとり教育へと変った事で教師にも生活面をしっかりと指導するゆとりができたという事ですね。

再び授業内容が詰め込み型に変わって生活指導についての指導が緩くなった脱ゆとり世代は時間にルーズな面を持っている人が多いのです。

ゆとり世代と上手く付き合うには?

社会では様々な世代が一緒に仕事をしていますが、そんな中にゆとり世代が現れた時どう対応すればスムーズなコミュニケーションがとれるのでしょうか?

ゆとり世代の部下を持つ方はこんな事に注意して付き合ってみて下さい。

個人である事を認める

「皆やっているから」「やって当たり前だから」は個性を大事にして生きて来たゆとり世代に通用しません。

やりたい事しか行動しない上に、常に自分にしかできない事を求めているので「周りと足並みを揃えろ」というと反発してしまう事でしょう。

指示を出す場合にも「皆」というワードは使わずに「君にお願いしたいんだけど」と個人である事を認めて指示を出すとスムーズに動いてくれます。

褒めてから注意する

叱られ慣れていないゆとり世代は、ミスを見つけて指摘しただけでも落ち込んでしまったり酷い場合には翌日退職願いを持ってくるなんて事もしばしばあります。