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呈するとはどういう意味?苦言を呈す...(続き5)

あまりにも迷惑な人に対して苦言を呈することができるのなら良いかもしれませんが、毎日のように誰かに苦言を呈しているような人の場合には、ただの「文句をつけたい人」のように見られてしまうこともありますね。

本人にとっては苦言を呈することが良いことのように思えているのかもしれませんが、実は周囲の評価はそれほど高くないということもあるのです。

それでは、具体的には、周囲の人は「苦言を呈する人」のことをどのように見ているのでしょうか。

苦言を呈する人に対する意外と冷たい世間の意見についても見てみることにしましょう。

自分のことを棚に上げている

苦言を呈する人を見ている人の正直な感想の一つ目は、自分のことを棚に上げているのではないかというものではないでしょうか。

苦言を呈するというのは、ある程度自分のやっていることが正しくなければいけません。

だからこそ、普通の人は自分のやっていることに絶対的な自信を持つことができず、そう簡単に苦言を呈することができないのです。

ただ、苦言を呈してばかりの人というのは、意外とその基準を満たしていないことも確かでしょう。

周囲の苦言を呈することが好きな人のことを思い浮かべてみてください。

人にやたらと忠告はしているものの、自分の行動が成り立っていない人も多いのではないでしょうか。

誰かに苦言を呈することができるのは、自分の身を振り返っていないからであり、周囲の人間にとってはそれは丸わかりの事実となります。

そのため、周囲の人は苦言を呈する人を見ていて「自分のことは棚に上げて何を言っているんだ」と言う気持ちになるに違いありません。

刺激しないように近づかないようにしよう

苦言を呈する人を見ていると、取り敢えず刺激しないようにしようと思う人がたくさんいるのは間違いありません。

苦言を呈する人は、苦言を呈すること自体が趣味や生きがいのようになってしまっています。

息をするように、人が効きたくないような上から目線のアドバイスを寄越すのが苦言を呈する人の特徴ですよね。

こんなところを理解している周囲の人は、できる限りその人の「苦言を呈したい欲」を刺激しないように頑張るでしょう。

少しでも刺激してしまうと、欲しくもないアドバイスをもらったり、説教を受ける羽目になってしまいます。

小さな子どもですらお説教を避けるためには、親を刺激しないように気を付けるものですよね。

苦言を呈することが好きな人の周囲の人にとっては、毎日が色々な意味でドキドキの日々になってしまっているかもしれません。

運悪く捕まってしまった日などは「気を付けていたのに!」と自分の些細なミスを恨んでしまうのではないでしょうか。

腫物を触るようだ

苦言を呈する人を刺激しない用意扱っていると、いつの間にか腫物を触るような心境になってしまう人もいるかもしれません。

確かに、その相手の「苦言を呈したい欲」を刺激しないように生きていると、いつの間にか息をひそめるように生活をすることになってしまいます。

「苦言を呈する欲」の基準がどこにあるのか分からないうちは、特にそう言った空気が出来上がってしまっているかもしれません。

慣れてくれば自然に接することができるようになるかもしれませんが、最初の内はどうしても腫物扱いになってしまうのは仕方ありませんね。

反論しないようにしよう

苦言を呈する人の扱いに慣れている周囲の人は、取り敢えず相手に反論しないようにしようと思います。

苦言を呈する人が気持ちよく話し終えてくれれば、苦言は早く終わりますよね。

ただでもあまり聞きたくない言葉ばかりを言われるのに、その時間が長くなってしまってはたまりません。

捕まってしまったのならできる限り早く終わらせた方が精神的な苦痛はなくなります。

周囲の人にとっては、苦言を呈する人は厄介な者扱いです。

火に油を注いで面倒くさい想いをするくらいなら、受け入れたふりをしている方が楽に解放されるのです。

時折、自分の心の中に反発心が生まれてしまうかもしれませんが、ぐっとそれを押さえて「早めに終わらせた方がマシなはずだ」と思い込もうとするのが、苦言を呈する人の周囲の人間の大変なところかもしれませんね。

もちろん、こう決意していても反論してしまうことはあり、そのときには、反論してしまったことをひどく後悔するでしょう。

文句ばかり言って生きてて楽しいのかな?

苦言を呈してばかりの人を見ていると、周囲の人にとっては文句ばかり言って楽しいのかと言うところが疑問に感じてしまうかもしれませんね。

苦言を呈するということは、常に誰かの姿勢に対して嫌なものを感じているということになります。

また、ネガティブな指摘ばかりをしているので、気持ちが暗くなってしまうことは間違いありません。