SNSにおける悩み事の重要性とは、どれだけ多くの人に見てもらい、たくさんのアドバイスを得ることができるかどうかです。
そこが充実しているのなら、SNSを使って悩み事を相談する意義は大きいでしょう。
6.1人1人に聞く
悩み事が深刻であればあるほど、誰かに悩みを相談する際には1人1人個別に聞くようにしましょう。
複数人に同時に相談をすると、相談事に対する回答やアドバイスには少なからず偏りが生じます。
例えば悩みを聞いてくれる人が同時に3人いるとして、その中の1人がリーダー格であるのなら、リーダーが口にしたアドバイスに他の2人も賛同して、アドバイスの内容はリーダーが言った1つしか得られないでしょう。
そうではなく、三者三様の意見が聞きたいのであれば、誰かに気を遣うような状況は作らないようにします。
3人に相談したいのなら、それぞれ1人ずつに相談することで、3人分のアドバイスをきちんと得ることができるでしょう。
また、個別に相談することで、相談を受ける側も自分の意見をそのまま誰に憚ることもなく口にできますので、それだけ有益なアドバイスを得られるチャンスもあるでしょう。
悩みを相談する際の注意点!これには注意をしておこう
悩み事を誰かに相談する際には、いくつかの注意点に気をつけなければなりません。
どんなに親しい相手であっても、何でもかんでも自分が好きに相手に相談してもいいかというと、そういうわけでもありません。
例えば相談相手が忙しく、心に余裕がない時に自分の悩み事を相談しようと思っても、相手はしっかりと集中して話を聞くことはできないでしょう。
また、相談相手が寝ている時間帯や、連絡が取れない時間帯に何度もしつこく連絡をするのも良くありません。
悩み事を相談しようとする時には、相手のことまで気遣う余裕はなかなかありませんが、それでも最低限は相手を気遣うことで、相手も「相談に乗ってあげよう」という気持ちになるものです。
悩み事をする際には、そうした相手への心構えが大切です。
他にはどのようなことに注意しなければならないのでしょうか?いくつかの注意点を挙げていきます。
答えというものは存在しない
悩み事というのは、誰かに相談したからといってそれで必ずしも解決できるというわけではありません。
3人に相談すれば、3人それぞれで返ってくる答えが違うように、悩み事のアドバイスに明確な答えというものは存在しません。
悩みを打ち明けられた人は、それぞれの経験や価値観、考えに基づいて相手のために助言をします。
その助言は人によってさまざまですので、誰の意見が正しいということはありません。
たくさん意見をもらった内の、どの意見が自分の心に一番響いたか、また一番説得力があるかなど、そうした主観的なものでどの意見を参考にするかを自分で判断します。
そのため、悩み事を相談する際には、決まった答えや正解などないのだということをきちんと覚えておきましょう。
その上で他人の意見を参考にするのであれば、大いに役立てることがあるでしょう。
最終的に決めるのは自分自身
自分の悩み事に対して、周りはさまざまな意見を返したり、アドバイスをくれたりします。
「お金が貯まらない」と相談すれば、「毎月一定額を普段使いしない通帳に入れなさい」とアドバイスする人もいますし、「家計簿をつけて毎月の余った分を貯金すればいい」と言う人もいるでしょう。
そうしたさまざまな意見の中から、自分でもできそうなことを参考にして実行するのは自分自身です。
場合によっては、どのアドバイスもしっくりこなかったため、誰のアドバイスにも従わないということもあるでしょう。
しかしそれはそれで、自分自身で決めたことですので、納得して他の行動をとることができます。
人に相談すれば何かしらのアドバイスをくれますが、それを参考にするのかしないのか、最終的にどうするか決めるのは自分自身です。
他人の出す意見を踏まえた上で、自分に相応しい答えを見つけるようにしましょう。
相談した人を信じすぎない
親しい人や、自分が日頃から頼りにしている人に悩みを相談する場合、つい相談相手の意見やアドバイスを真に受けてしまうことがあります。
例えば相談相手が「もっと仕事を頑張れるよ」と言えば、元々一生懸命に頑張っているのに、さらに無理をして頑張らなければと思ってしまいますし、また「お金は貯めるよりも好きなことに使った方がいい」とアドバイスされれば、真に受けて一切貯金をしなくなってしまったりします。
自分が心から信頼している人のアドバイスには、そこに根拠や信憑性がなくてもついつい盲目的に信じてその通りに従ってしまうことがありますが、あまり他人を信じすぎるのも良くありません。
もちろん自分から相談しているため、ある程度のアドバイスはきちんと参考にすべきでしょう。
しかしだからといって、相手の言葉をすべて鵜呑みにする必要はありませんし、従う必要もありません。
あくまでも参考程度に受け止めておかなければ、他人の意見で自分の人生が大きく左右させられてしまうかもしれません。