2.挨拶やお礼を必ずする
丁寧な人の特徴と行動2つ目は、『挨拶やお礼を必ずする』ことです。
丁寧な人は、人付き合いをとても大切にしています。
そのため、挨拶やお礼なども、おろそかにすることなく丁寧に行います。
丁寧な人にとって、人付き合いに立場は関係ありません。
人を立場で判断することがないので、相手が自分よりも立場が上であろうが下であろうが関係はなく、どんな人に対しても丁寧な態度で接します。
ですから、目上でも年下でも、一期一会の気持ちを持って丁寧な挨拶を自らするのです。
これは、丁寧な人が「人間関係の基本は挨拶」だという価値観を持っているからです。
挨拶から人付き合いがはじまり、信頼関係が生まれることを知っているから、どんな人に対しても挨拶をおろそかにすることがありません。
また、人付き合いを大切にする丁寧な人は、相手への感謝の気持ちも忘れません。
そのため、どんな些細な事であってもきちんとお礼をします。
それは何より、感謝の気持ちを表したいからです。
もちろん、こうしたお礼に関しても、相手の立場は関係ありません。
上司でも部下でも、自分が助かったときや感謝を伝えたいときは、丁寧にお礼をします。
見返りを期待したいからではなく、単に自分の感謝の気持ちを表したいがためにお礼をするので、相手も気持ちよくそのお礼を受け取ることができるのです。
もらいっ放しにせず必ずお返しをする
私たちは些細なことだと、もらっても「このくらいでお礼するなんてやりすぎ」とか、「これくらいはしてもらって当たり前」とか思いがちですよね。
でも丁寧な人には、「これくらい」という価値観はありません。
どんなことでも、相手からの好意を受け取れば、必ずお返しをします。
こうした丁寧な対応がお互いの信頼関係を生み、「何かあったらまたあの人を助けたい」と思わせ、win-winの関係を築くことにも繋がっています。
丁寧な人は些細なこともおろそかにせず人と接しているから、“丁寧で気持ちの良い人”という印象を与えることができるのです。
3.筆まめで字が綺麗
丁寧な人の特徴と行動3つ目は、『筆まめで字が綺麗』なことです。
“筆まめ”とは、面倒がらずによく手紙などを書く人たちのことを言います。
今の時代、電話やメールでサクッと済ませることもできますよね。
でも、そんな時代だからこそ時間を惜しまず、手間をかけて手紙を書くことができる人というのは、それだけで丁寧な印象になるのではないでしょうか。
こうした筆まめな人は、丁寧な印象を与えるだけではなく、実際に内面も優れている人が多いようです。
内面も優れているから、当然ながら立場的にも一流の類の人だったりします。
一流になると、マメな対応などしなくても立場を守っていられそうなものですが、やはりそういう人ほど人を大切にしているし、喜ばせる術をわきまえているのかもしれません。
感謝の気持ちを表すのに、相手を敬い大切にしている気持ちを表すのに、立場は関係ないわけです。
むしろ、一流の人が一流である所以は、こうした丁寧な対応にあるのかもしれません。
多忙であろうが、手間を惜しんでお礼をおろそかにすることはなく、少しの時間と手間を使ってお礼状を書く。
ふと思い立った時に、季節の挨拶を書いて即座に送る。
こうした部分は、一流になる人の行動力でもあるのでしょう。
そして、その行動力が、人を惹きつける理由にもなっているはずです。
また、丁寧な人は筆まめなだけではなく、字も綺麗です。
それは、一文字たりともおろそかにすることはなく、丁寧に気持ちを込めて字を書くからです。
読む人のことを思えば、自然と分かりやすく、見やすい字で言葉を届けようと思うもの。
丁寧な人の場合、その気持ちが字の綺麗さにも繋がっています。
丁寧な文字で書かれた手紙からは、その人が相手を思って丁寧に書き綴ってくれた気持ちを感じ取ることができますよね。