他人より自分を優先する気持ちがあるので、他人に向けられる人情味というものが周囲の人には感じられないのです。
自分から動くことがない
他人に対しての親切心がない人は、自分から動くことはありません。
他人が困っていることより自分の安全を守ることが第一なので、情などに突き動かされて他人のために動くようなことはしません。
これは、他人が困っていようとどうでも良いというよりは、とにかく自分が大事なだけです。
それがあまりに徹底しているがために、まるで人情味がない態度になるのです。
ただ、人情味がない人のことばかりを責められない人は多いはずです。
誰だって、自分が一番大事。
他人を助けることで自分が身代わりになり、苦しい状況に陥るのだとしたら、親切心だけで行動することはできない人が多いでしょう。
たとえば、学校などでのイジメがそうです。
イジメる人はもちろんのこと、イジメを見て見ぬふりをしてしまう人も、同じように親切心がなく、人情味のない人ということになります。
見てみぬフリをする
他人を助けることで、自分が身代わりになって苦しみを味わわなければならないとなると、親切心を働かせるのにも勇気がいります。
気持ちはあっても、実際に行動に移せる人はほんのわずかでしょう。
もちろん筆者も、人のことは言えません。
まず、他人を助けることで、自分がどうなるかに意識が向いてしまいます。
人は誰だって、苦しい思いはしたくありません。
親切心から行動するにしても、自分が不利益を被るとなれば動けない人は多いでしょう。
気になりつつも見てみぬふりをしてしまうなら、結局は人情味がない人ということになります。
このように、人情味がない人は、親切心がなく、冷酷な人間だけがそうなのではありません。
親切心がありながらも行動できない人も、傍から見れば同じように人情味がない人ということになります。
そう考えれば、人情味がない人ばかりを責められないはずです。
親切心がない人の場合は、自分のことで精一杯なのだと思えば、理解できる部分も少しはあるはずです。
7.上辺だけの付き合い
人情味がない人の特徴7つ目は、『上辺だけの付き合い』をすることです。
一見友達が多く人付き合いを大切にしているように思える人でも、人情味がない人はいるものです。
そんな人たちは、人付き合いを上辺だけでこなしています。
ですから、いざというときに人情味のなさが露呈してしまいます。
たとえば、友達が誰かから悪口を言われていたとします。
そんなとき、親友ならかばったり、助け舟を出したりするものですが、人情味がない人はあっさりと切り捨てます。
親友が失恋して落ち込んでいるような時にも、親身になって話を聞いたりはしません。
日常の何でもないときにはそれなりに楽しく過ごしていても、結局は上辺だけの付き合い。
ですので、いざというときに人情味のない対応で友人を失望させるのが人情味のない人なのです。
友達が多い人は上辺だけの付き合いの可能性
友達が多い人は、その交友関係の広さから友情や人情味に熱い印象を受けますよね。
ですが、実際には、「友達が多い=友情に厚い」とは限りません。
友達が多い分、ひとりひとりに思い入れがなく、上辺だからこそ交友関係を広くできるという人も多いのです。
また、友達が多いタイプの人は、その大半の友達を“都合の良い友達”と考えている場合もあるのが問題です。
自分の都合の良いときだけ仲良くしようと考えているので、その友達がピンチの時など、自分に得がないことで動こうとはしません。
逆に損をしそうなときは、友達を切り捨ててしまうのが、人情味がない人です。