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コミュニケーション能力が高い人と低...(続き4)

相手の気持ちを考えることは、コミュニケーション能力が高い人が常に意識していることです。

自分の感情を優先しないことが、コミュニケーションを円滑にしているということです。

5.リアクションが大きい

コミュニケーション能力が高い人の特徴その5は、『リアクションが大きい』ことです。

リアクションが大きい人と、小さい人。

あなたなら、会話していてどちらの人のほうが満足度が高いと思いますか?

きっと、リアクションが大きい人ですよね?

それはなぜなら、リアクションしてくれることで相手の感情が伝わってくるからです。

人はコミュニケーションをとるとき、“相手の反応”をとても気にしています。

「自分の話で楽しんでくれているか?」「喜んでくれているか?」「飽きていないか?」…相手の表情や態度で、安心したり不安になったりしているのです。

このとき、「楽しんでくれている」と分かれば安心し、それは喜びに変わります。

逆に「つまらなさそう」と思えば、不安になってコミュニケーションどころではなくなってしまいます。

リアクションを大きくすることは、相手に分かりやすく感情を伝えることに繋がります。

言葉ではなく態度で表すので、相手の話を遮ることもありません。

相手はあなたの感想を聞くことなく安心して話を続けられるので、気分も乗って楽しくコミュニケーションを取れたと感じることができるでしょう。

リアクションの取り方は、コミュニケーションの質を大きく変えます。

もともとリアクションが大きめの人は、それだけでもコミュニケーション能力が高いと言えます。

逆にリアクションが小さめの人は、感情をリアクションで表現してみるだけでも、コミュニケーションの質が良くなるのを実感できると思います。

実は筆者も、リアクションが大きい方ではありません。

プライベートでは、「感情がまったく読めない」と言われることもしばしばです。

しかし、営業職をやっていたとき、リアクションをとることだけは心がけていました。

成績はそこそこでしたし、お客様とのコミュニケーションも上手なほうだったと思います。

リアクションをとることは、ほとんど無意識にやっていました。

ところがあるとき、後輩に「チーフっていつもお客さんと爆笑してますよね。何話してるんですか?」と聞かれたことがありました。

その後輩は、お客さんと楽しい雰囲気が作れなくて悩んでいたんです。

筆者は、そこで初めて、自分のリアクションの大きさに気付きました。

お客さんと話しているのは、ほんとうに他愛もない話です。

リアクションをとることで、周囲から見ても楽しそうに見えるほど雰囲気が良いことを知ったのです。

ですから、コミュニケーションを取る上でリアクションの大きさは、非常に重要であり、かつ取り入れやすい方法だと思います。

普段は「無感情」とまで言われる筆者ができるくらいですから、コミュニケーション能力が低くて悩んでいる人には、本当におすすめできます。

とはいえ、わざとらしいリアクションでは不信感を煽るだけです。

あくまでも、感情を表に分かりやすく出すことが重要です。

おそらくコミュニケーション能力が高い人は、リアクションに出すことを自然とやっているのでしょう。

もちろん、意識的にやっている人もいるとは思いますが…。

どちらにしても、リアクションをすることで相手の気分が良くなり、話が盛り上がる…というのは、コミュニケーション能力の高い人がやっている会話術なのです。

6.よく笑う

コミュニケーション能力が高い人の特徴その6は、『よく笑う』ことです。

リアクションを大きくすることが、楽しいコミュニケーションの雰囲気を作ることをお話ししましたね。

そのためには、感情をリアクションに乗せることが大切だとお伝えしました。

でも、嫌な感情をリアクションに出せば、もちろん楽しくはなりません。