出していいのは、相手が不快な思いや、不安な思いをしないリアクションだけです。
感情をリアクションに表すとき、嫌な感情を表さないのも、コミュニケーションのマナーなのです。
つまり、リアクションをする上で一番効果的なのは、よく笑うこと。
コミュニケーションの時によく笑うようにしていれば、それだけで雰囲気はグッとよくなります。
相手も嬉しくなるし、自分も楽しくコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
たとえば、大好きな恋人と話しているときを想像してみてください。
そのときはきっと、表情は常に笑顔ですよね?
些細なことでも声を出して笑ったり、ちょっとしたことに笑い転げたりするのではないでしょうか。
お喋りが苦手でも、よく笑っていれば、コミュニケーションに不満は生まれません。
コミュニケーション能力が高い人は、よく笑うことで楽しい雰囲気を演出しているのです。
7.いじられキャラになれる
コミュニケーション能力が高い人の特徴その7は、『いじられキャラになれる』ことです。
いじられキャラになれる人は、コミュニケーションが上手です。
それが意図的でも、無意識でも、いじられキャラは愛されキャラ。
コミュニケーションを図る上で、強力なテクニックになることは間違いありません。
ただ、いじられキャラって、出来ない人はできませんよね。
なぜなら、いじられキャラは、ときにプライドが傷つくからです。
人にいじられるということは、嫌な言い方をすると「バカにされている」ことにもなります。
そのため、プライドが高い人は、いじられキャラにはなれないし、周囲の人もいじろうとはしないでしょう。
いじられキャラの線引きは、とても曖昧なものです。
愛されるいじられキャラもあれば、イジメの延長にいじりがあることもあります。
その違いは、いじられる本人の受け止め方次第。
いじられる本人がいじられることを嫌がっていればイジメになるし、いじられることを強みにできれば、コミュニケーションスキルとして活かすことができます。
コミュケーション能力が高い人は、ときにいじられキャラになって、周囲を楽しませることができる人です。
いじられキャラになれるかどうかが、相手との関係を左右することもあるのです。
8.会話の引き出しが多い
コミュニケーション能力が高い人の特徴その8は、『会話の引き出しが多い』ことです。
コミュニケーション能力が高い人は、“聞き上手”であることをお話ししましたね。
ただ、“聞き上手”は、ただ話を聞いていればよいということではありません。
聞き出し上手でなければ、聞き上手にはなれないのです。
そして、聞き出し上手になるためには、いかに会話の引き出しを多く持っているかが重要です。
コミュニケーション能力が高い人は、会話の引き出しをたくさん持っている人なのです。
たとえば、自己紹介で出身地の話になったとします。
相手が「〇〇県出身です」と言ったとき、その県についての知識がゼロなら、「へぇ~」くらいしか返事ができませんよね。
何も知らなければ、「その県ってどこにあるんですか?」「その県の特産物はなんですか?」と質問をすることはできますが、ただただ質問するだけでは会話は広がりません。
質問されるばかりで、相手も困惑してしまうでしょう。
でも会話の引き出しが多い人なら、その県に関する情報を瞬時に引き出して、「茨城県といえば水戸ですよね!
水戸って納豆が有名ですけど、やっぱりみんな納豆食べてるんですか?」なんて聞くことができます。
「茨城県といえば稀勢の里ですよね!どこの出身でしたっけ?近いですか?」なんて話を広げることもできますね。
会話の引き出しが多いと、会話の幅を持たせることができますし、相手の興味のある話題に対し、関心を持っていることを印象付けることもできます。
