礼儀正しい振る舞いは自分の品格を上げるだけでなく、相手に対する誠実さも表しています。
話をする相手に対して、「誠実であろう」とするその振る舞いや姿勢は、真面目な一面を持っている人でなければできないことでしょう。
そのため、礼儀正しく仕草が美しい人は、真面目な性格をしていることが多いでしょう。
とはいえ、その礼儀正しい振る舞いは、場面によっては堅苦しさと捉えられてしまうこともあります。
フレンドリーに楽しく話をし合う場所では、あまり丁寧な振る舞いをしていると堅苦しい印象になってしまい、周りの人たちに近寄りがたさを感じさせてしまうことがあります。
基本的には礼儀正しく振舞っていても、その場や相手に合わせて多少気さくな振る舞いができたり、または砕けた口調で話したりすることができる人であれば、どんな場面でも周りの人たちに対して好印象を与えることができるでしょう。
間違った言葉遣いをしない
仕草の美しさは、言葉使いにも表れます。
普段から「~でございます」と堅苦しい口調の人は、丁寧な印象はあっても気さくで楽しく会話を楽しめる印象はあまりないですよね。
それよりは、「~ですね」と丁寧かつ、柔らかい口調で話す人の方が、会話をしていてもお互いに楽しめる印象を相手に与えることでしょう。
仕草が美しく、また周りに気を遣える人の場合、場面に合わせて口調を変えることができます。
公的な場面では畏まった口調で話し、また気軽な場面では多少砕けた口調で会話を楽しもうとします。
けれどもどちらにも共通することが1つあります。
それは、「間違った言葉遣いをしない」ということです。
公的な場面での言葉使いの間違いは恥を生みますし、また気さくに話す場面でも間違った言葉遣いをしていると、教養や品の足りない印象になってしまいます。
どんなに口調が柔らかく丁寧でも、間違った言葉遣いをしている人は、仕草の美しさや礼儀正しさをあまり感じさせることはないでしょう。
2.常に身体のラインを気にしている
仕草が美しい人は、常に他人から自分がどう見られているかということを意識しています。
そもそも、礼儀正しさや振る舞いの美しさというのは、他人から見られた時に好印象を与えるためであったり、他人に対する礼儀の気持ちの表れであったりするため、常に他人の存在を意識した上で行われるものです。
もし自分だけしか存在しない世界や場所であったなら、自分を誰かに見られることはなく、また誰かに何かを思われるようなこともないため、わざわざ礼儀正しい振る舞いなどする必要はないでしょう。
自分の姿を他人に見られるからこそ、自分を見た相手の印象を良くしようと思ったり、または相手への敬意や誠意の表れを丁寧な振る舞いで表そうとしたりするのです。
振る舞いや仕草の美しさは、いわば自分のためでなく他人のために心がけて行われるものだと言ってもいいでしょう。
だからこそ、仕草の美しい人は常に他人の目を気にしており、そのポイントは仕草だけに留まりません。
先に挙げた身だしなみもそうですが、自身の体型や身体のラインにも同じ分だけ気を遣っています。
だらしないラインを見せない
身体のラインがだらしないと、それを見た人からは「だらしない生活を送っていそうだな」と思われてしまうでしょう。
太っていることが悪いわけではありませんが、太っている人はその体型によって、周りの人たちからは「食生活が乱れているのではないか」「だらしない生活をしているのだろう」などとあれこれと邪推されてしまいます。
その一方で、あまりに痩せすぎている人に対しても、「拒食症もしくは過食症ではないか」と疑ったり、「ガリガリ過ぎて病気になりそう」と思ったりするでしょう。
自分の好きなように生きていても、周りからは常に一方的で好き勝手なことを思われてしまうものです。
そうした「他人からの視線や評価」を常に意識している人は、できるだけ良く思われたいという気持ちから、自身の身だしなみだけでなく、スタイルにまで気を遣うことが多いです。
だらしない身体のラインをしていれば周りには悪く思われてしまうため、美しく健康的なラインを見せようと常に意識してスタイル維持の努力もしていることでしょう。
曲線を描くように動く
身体のラインの美しさは、体型にはもちろん表れますが、その人の行動によっても表現することができます。
例えば女性の場合には、歩いたり立ったり、座ったりする仕草の中で、曲線を描くようにしなやかに動くことで、見る人に女性らしい印象を与えることができるでしょう。
ただしあまりに曲線を意識し過ぎると、クネクネとやたらと腰を動かして、媚びを売るような仕草になってしまうため、上品どころか下品な印象になってしまうこともあります。
あからさまに腰をくねらせるのではなく、1つの動作の中で自然な動きで曲線を描くように滑らかに動くことで、上品さと女性らしさの両方を表現することができるでしょう。
また、男性の場合にも、あまり硬い動きになってしまうと余裕の無さや緊張している様に見えてしまうため、自然な動作で滑らかに動くことで、仕草の中に落ち着きや余裕を見せることができるでしょう。
女性でも男性も、こうした曲線を描くような動きは、日頃から意識して行っている人でなければなかなか上手くはできないでしょう。
3.美容には敏感
仕草の美しさは、外見の美しさに比例しています。