また、興味を持つ分野も一点集中のように限られてきます。
このため、蓄えている知識も狭い分野のみに留まることになります。
狭い知識のみを拠り所にしているため、広い視点に立って物事を考え、判断することが出来ません。
バランスの良い人になるためには、日常生活の中で抱いている固定観念への拘りを払拭することが必要です。
色々な人との人間関係を築くことで、他の人の様々な考えを知ることが出来ます。
知り得た考えの中で、共感を覚えたものは、積極的に吸収し、取り入れることで、興味を抱く分野が広がっていきます。
色々な分野に興味を持つことで、広い知識を得ることが出来るようになります。
広い知識を蓄えることで、物事を多面的に観ることが出来るようになり、バランスの良い感性が身に付いてきます。
頭の体操
人は固定観念に囚われると、新しい事を吸収する意欲が失せて、色々な事を考える心掛けを怠るようになります。
固定観念が起因となり、物事を考える思考回路が硬直化して、周りの人の考えを、良い刺激として受け止めることが出来なくなります。
思考が硬直化すると、狭い考え方しか出来なくなるため、バランスの悪い状態に陥ってしまいます。
また、思考の硬直化により、日常生活の中で起きる出来事に関心を示すことが無くなり、思考パターンが次第に狭まってきます。
思考パターンが狭まると、感性が萎み、バランスが悪い状態に陥ってしまいます。
そこで、バランスの良さを身に付けるためには、硬直化した思考回路を解し、柔軟性を蘇らせることが必要になります。
思考回路を柔軟にするための方法として、頭の体操をとり入れることで効果が期待できます。
頭の体操は、自分の今までの思考パターンとは異なる思考パターンをとり入れる方法です。
今までの自分の考えや価値観とは、全く異なる考え方をとり入れて、自身の感性に刺激を与えます。
自分の考えや価値観とは、全く異なる刺激を受けることで、拒否反応を示したり、新たな気付きが生じたり、頭の中に様々な刺激を与えることで、硬直化した思考回路が解れてきます。
思考回路が解れることで、今までの自分が抱いていた思考パターンや価値観に『新たな風』が吹き込まれてきます。
『新たな風』により、自分が抱いていた固定観念が影を潜めて、新たな考え方や価値観が芽生えてきます。
新たな芽生えにより、視点が広がり、物事を多面的に捉えることが出来るようになります。
多面的な観方が出来るようになることで、バランスの良さが身に付いてきます。
頭の体操は、あなたの思考回路に刺激を与えて、バランスの良い人に変貌させてくれます。
勉強をする
バランスの悪い人は、自分が興味を抱いている分野しか勉強をしません。
このため、得意な分野が限られてしまい、不得手な分野が多くを占めるようになります。
不得手な分野が多いと、持っている知識も限られてくるため、重要な物事で判断を求められても、的確な判断が出来ずに、誤った判断を下し、周りに迷惑を掛ける状況になります。
的確な判断が出来るようになるためには、興味を抱かない分野も含めた広い分野の勉強をすることが必要です。
広い分野の知識を身に付けるための勉強を心掛けることで、バランスの悪さを払拭することができます。
自分の偏った知識に固執せずに、他の分野にも興味を拡げて勉強することが、バランスの良さを身に付ける秘訣です。
記憶力を身につける
バランスの良さを身に付けるためには、興味を持たない分野も覚えて、尚且つ、忘れない心がけが大切です。
一般的に人は、自分が興味を持つことは、一度覚えると忘れることはありません。
一度覚えても好きなことは何度も頭の中を駆け巡りますので、忘れることはありません。
しかし一方、興味を持たないことは、一度覚えても、再び頭の中をよぎることがないため、忘れてしまいます。
ですから、一度覚えたことは忘れないように、思い出すことを繰り返して、記憶力を身に付けることが必要です。
記憶力を身に付けることで、知識の蓄えが増えて、バランスの良さが蘇ってきます。
予定を組む
バランスの悪い人は、自分が興味を抱いていることに、多くの時間を使う傾向があります。