特に身近な家族や友達、恋人に対して、「あの時こうしてあげたのだから…。」と恩着せがましいことを言う人がいますが、感謝の気持ちを感じるかどうかは相手次第。
また、それをお返しするのも相手次第です。
相手に見返りを求めているうちは、あなたの優しさは偽物。
また、見返りを求めた対応というのは、相手にも自然と伝わるものです。
(何か裏があるのでは?)と疑われるうちは、あなたの優しさは周囲に認められていない状態だといえるでしょう。
損得を考えない
そもそも、損得を考えているうちは、優しさは本物ではありません。
「この人に親切なことをしたら、いつか見返りがありそうだ。」というあざとい考えはいつかばれてしまいます。
下心ほど、他人に伝わりやすいものはないでしょう。
優しい対応をするときは、損得を考えないことが大切。
決して、見返りがなかったとしても、あなたの評価は確実に上がりますし、良い人という印象を与えることができます。
見返りがなかったと言ってすぐに態度を急変させてしまうようであれば、まだまだ器の小さい存在だといえるでしょう。
平常心を保つ
人に、優しい対応をするためには、平常心を保つことが大切です。
生きていれば楽しい事ばかりではありません。
辛いこと、悲しいこと、腹が立つこともあるはずです。
そして、感情に心が支配されてしまい、周囲に当たってしまったり、思ってもないことを口にしてしまうという人も多いのではないでしょうか。
親切な対応が出来る人は、心が安定しているため、何かあっても平常心を保つことができます。
感情に支配されず、落ち着いて物事を俯瞰的に見ることができるため、周りの人に迷惑をかけるようなことはしません。
感情に操られてしまうのは、大人としてはやってはいけないこと。
本来であれば、嫌なことがあっても自分の中できちんと対処して、表には見せないものです。
しかし、大概の人が感情に押し殺されてしまい、自分の中で処理しきれずにいるのです、
自然と触れ合う
平常心を保つためには、心の余裕を持つことが大切。
人はどうしても、慌ただしい毎日を送りがち。
時間に余裕がないと、心の余裕もなくなり、人に優しく出来なくなります。
心の余裕を持つためには、リラックスする時間を作ることがおすすめ。
都会の喧噪から離れ、自然と触れあうことで、心を落ちつかせることをおすすめします。
自然と触れあうことで、非日常感を味わうことができますし、嫌なことを忘れることもできます。
また、自分の悩みなどちっぽけだなと感じることが出来たり、気持ちを切り替えることにも繋がるでしょう。
他人を自分の事のように考える
優しい対応をするためには、他人を自分の事のように考えることが大切。
この人はこんなことをされたら嬉しいのではないだろうか?
逆にこんなことをされたら嫌だと思うのではないだろうか?と自分のことのように真剣に考えてみてください。
そうすると、他人に対する接し方というのが自ずと見えてくるものです。
人の感受性というのは千差万別ではありますが、ある程度、言動や行動を観察していると、そのパターンが見えてくるものです。
他人に褒められると嬉しいと感じる人や、話を聞いてもらって同調してもらうと安心する人、意見交換をしたいと考えている人など、言動や行動でその人の趣味趣向を見極め、どんな対応をすべきかというのを考えてみましょう。
最初は面倒くさいと感じるかもしれませんが、慣れてくると瞬時にどんな人か見抜けるようになっていきます。
相手を見極めることというのが、その人にあった優しい対応をするコツにもつながるはず。
人を見極める術というのは鍛えて損がないといえるでしょう。