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取り返しのつかない失敗の例とそんな...(続き4)

二度目の失敗をしないようにさえ注意すれば、一度の失敗だけで後は物事を上手くやれるという人は多いでしょう。

やってはいけない失敗とは?

どんな失敗でもやってしまったらその事実は消せませんし、取り返しもつきません。

また、経験不足などが原因の場合は失敗せざるを得ない状況というものもあるでしょう。

しかし、世の中には「絶対にやってはいけない」とされる失敗もあります。

これも取り返しのつかない失敗の部類に入りますので、極力失敗しないように注意しなければならないでしょう。

では、どのような失敗がやってはいけない失敗なのでしょうか?

人に迷惑をかける失敗

失敗の多くは、自分だけでなく周りの人たちにも迷惑をかけてしまいます。

例えば会議に遅刻してしまうと、自分が遅刻したことで会議が円滑に進まなかったりその場の空気が悪くなってしまったりします。

するとその場にいる人たち全員に迷惑をかけてしまうことになるため、全員からの印象が悪くなり評価も下がってしまうでしょう。

小さな失敗であっても少なからず誰かに迷惑をかけてしまうことがあるため、取り返しのつかないような大きな失敗をしてしまえば迷惑をかけてしまう相手もその分大勢います。

人に迷惑をかけてしまったら即座に誠意を持って謝罪をする必要がありますが、精一杯の謝罪をしても中には許してもらえないこともありますので、出来る限り人に迷惑をかける失敗はしないように気をつけましょう。

事前に予見できた失敗

経験不足により事前に予見できないミスの場合には、失敗してしまってもそこまで怒られることはないでしょう。

しかし、事前に予見できたことで失敗してしまった場合には「何故予見できた時に対策をしなかったのか」と高確率で怒られてしまいます。

例えば翌日に大事な仕事の打ち合わせを控えていたら、前の晩に遅くまで飲んでいたり夜更かしをしたりすれば翌日の打ち合わせに響いてしまうことは容易に予見できます。

それなのに前日の夜遅くまで飲酒をしてしまい、翌朝二日酔いで体調が最悪だったり寝坊して打ち合わせに遅刻してしまったりした時には、「翌日に支障が出るのは分かり切っていただろう!」と自らの考えの甘さを厳しく叱責されてしまうでしょう。

事前に予見できた失敗の場合は、予見できたのにその対策をしなかったということで許されないことが多いです。

そのため、やってはいけない失敗に含まれるでしょう。

取り返しのつかない失敗とはどういうもの?

一口に失敗といっても、その大きさや規模は失敗の内容により違います。

例えばちょっとしたデータ入力のミスや書類の誤字脱字といった失敗であれば確認の際に発見しやすく、誰かに迷惑をかける前に修正を図ることができるでしょう。

とはいえ、データの誤りがあるままで提出してしまうと後で訂正に手間暇がかかってしまいますし、それが会社の経営に直接関わるような内容であれば些細なミスが大事になってしまうこともあります。

そのため、どんなに小さな失敗でも規模が小さいからといって放置しておくことは出来ませんし、失敗した時にはきちんと反省して二度と同じ失敗は繰り返さないように注意する必要があります。

しかし、失敗の規模によってはもう二度と取り返しがつかないようなものもあります。

では、どういった失敗が取り返しのつかない失敗とされているのでしょうか。

損失が大きすぎる

失敗したことによってあまりに大きな損失を被ってしまった場合には、その失敗は取り返しのつかないものになります。

例えば研究所で勤めている人が、機械の管理を怠ったことが原因で機械を一台ダメにしてしまったら、その機械を直すために数百万円もの費用がかかってしまうことがあります。

それだけでも数百万円の赤字になるのに、もしその機械が修理不可能だった場合にはまた新たに機械を一台購入することになり、数百万円どころか数千万円も費用がかかってしまうこともあります。

その場合会社は本来不必要だった出費を強いられることになるため、たった一人が機械を一台壊したことが原因となり、研究施設の運営に赤字が発生してしまうかもしれません。

このようなたった一度の失敗でも取り返しがつかないほどに大きな損失が生じてしまう時には、失敗した当人への責任もかなり大きなものになるでしょう。

時間をたくさん失った(時間はお金より大切な場合も)

時に時間は、お金よりも優先される場合があります。

お金は時間をいかに有効活用するかで生み出すことができ、また例えお金を失っても時間をかけて失った分のお金を取り戻すこともできます。

しかしその一方で、失った時間というのはどうやっても取り戻すことは出来ません。

1時間を有効活用できればその間に何かを学んだり技術を身に付けたり、またお金を生み出したりすることが出来るでしょう。

しかし同じ1時間でもぼーっとして何もせずに過ごしてしまうと、その間で得られるものは何1つないでしょう。

そして後になって時間を無駄に使っていたことに気付いても、過ぎた時間を取り戻すことは絶対に出来ないのです。