緊張しすぎて
失敗したくない、失敗してはいけないという気持ちは過度な緊張を引き起こします。
過度な緊張状態にあると、普段では楽にできていた簡単なことをミスしてしまったりします。
そんな経験をした人は多くいると思います。
小さいころに習い事でやっていたピアノ、練習の時には上手に弾けていたのに、いざ発表会の本番になると緊張でミスを連発して大恥をかいたというような失敗をおした人もいるでしょう。
それくらい過度の緊張というのは普段では考えられないようなミスを起こすのです。
緊張しすぎはよくないですが、全く緊張していなのも同じく良い事ではありません。
それでは責任感や集中力が生まれないので、一番いいのは適度な緊張感をもって物事にあたるということです。
仕事もプライベートも全てにおいてこれは当てはまると思います。
適度な緊張感を持っていなと締まりのないメリハリのない中途半端なものになってしまうでしょう。
無意識
人間の行動の多くは無意識下で行われていると言われます。
朝起きて顔を洗い、歯を磨きといった一連のルーティンは長年繰り返してきたことによって無意識に行われています。
何かを意識的に行おうとすれば、そこには普段とは違う意識的な考えが働きます。
失敗しないためにはミスの出るような所で意識を持つということが不可欠ですが、それを怠っていると自分では無意識のうちにミスをしてしまうことが往々にして起こります。
悪気はなかったんだけど、なぜか無意識のうちに罪を犯してしまったような事件もよく耳にします。
これが人間の怖いところではないでしょうか。
自分には何の意図もないのに、無意識の行動によって失敗してしまうということは非常に多いのです。
ですからいかにして自分の行動に意識を持って行うか、特に仕事など多くの人が絡んでいる事柄については無意識で行動するのは危険です。
日頃の疲れから
毎日の仕事、労働によって自分では気がつかなくても心身ともに疲れが溜まっている場合があります。
日頃の疲れは体調に影響を及ぼすだけでなく判断力や集中力にも多大な影響を与えるのです。
ですから普段元気な時には何でもないようなことを思い切り失敗してしまったりすることはよくあることです。
失敗の多くはやはり集中力の欠如から起こるものが多いので、疲れによる注意散漫というのは失敗を呼び起こす最大の原因となります。
疲れていると感じている時には普段よりも倍くらいの注意と慎重さを持って物事に取り組んだほうがよいでしょう。
一時の疲れからくる注意散漫によって今まで一生懸命やってきたことが台無しになるというようなことはよくあります。
そんなことで自分のやってきたことがダメになってしまったらショックは大きいと思います。
考えていたことと違うことをしている
人が何か行動をするときというのは頭で考え、それを体に伝達して行動が起こります。
しかし毎日のルーティンとなっている事柄などは頭でいちいち考えなくても体が反応で行動をしているということもあります。
こういったことからも頭で考えていることとは違う行動をとるということは起こりうることなのです。
失敗に関してもそうです。
誰も失敗をしようと思っていてする人はいないと思います。
失敗をしてはいけない、ここは注意しなければいけないとわかっていながら、体は違う行動をとって失敗を起こしてしまうのです。
ここが難しいところで、人間というものは体調や心の状態などによって頭と体が違った動きを見せることがあるということです。
恥ずかしい失敗をしても大丈夫
人間というものは失敗によって何かに気づき成長していく生き物です。
失敗することは、その瞬間は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、その経験が後の糧となるのです。
恥ずかしい思いをしたくないがために失敗を恐れて萎縮した行動になってしまうと人生に楽しさなど見出すことはできないでしょう。
どんどん失敗してください。