しかし、自分の心のままに生きていけることばかりではありません。
例えば、人に合わせなければならない、自分の我が通らないことが往々にしてあります。
どちらも仕方ないと言ってしまえばそうですが、それに慣れてしまって、自分の心をないがしろにしてしまうことが問題となります。
結局、最後に決断を下すのは自分自身です。
その時、自分の心に嘘をついたままでは、納得する決断を下すことはできないでしょう。
自分の心に響かないのであれば、「違う選択肢を選ぶ」こともまた決断なのです。
2.人の意見に左右されない
2個目は、「人の意見に左右されない」です。
人の意見は、時として自分を惑わせます。
まっとうな意見だからこそ納得することもあれば、突飛な意見だからこそ反発したり、なぜか納得してしまうこともあるでしょう。
それはそれで良いのです。
ただ、あまりに人の意見に左右されてばかりいると、主体性がなくなってしまいます。
水の流れに流されるように、自分で判断する能力が衰えてしまい、自分で考える機会をなくしてしまうでしょう。
「人は人、自分は自分」です。
人の意見を聞いたり、参考にするのは良いですが、まずは自分で考え、自分の意見を持つことを忘れないようにしましょう。
3.心を強くする
3個目は、「心を強くする」です。
心は、強い面もあれば、弱い面もあります。
同じことでも、ある人にとっては大したことはなくても、ある人にとっては大きな衝撃とともにショックを受けることもあります。
また、外見は強そうに見えても、内面は脆(もろ)い人もいれば、逆に、大人しそうに見えても、内面は芯が強く、たくましい人もいます。
心は目に見えないものだけに、その強さの度合は傍から見ただけでは全てを理解することはできません。
心を強くするには、まずは「自分の弱さを知る」ことから始まります。
そのうえで、弱さの原因や苦手なことに真正面から向き合うこと、あらゆる可能性を視野に入れて「物事に動じない心を育てていく」ことが肝要と言えるでしょう。
4.人の嫌なところより良いところを見る
4個目は、「人の嫌なところより良いところを見る」です。
人は、人の嫌なところに目がいってしまうものです。
嫌なところに目がいけばいくほど、どんどんその人のことを嫌いになってしまうでしょう。
とは言え、それは仲の良い人も例外ではありません。
どんなに仲の良い人であっても、ふとした瞬間に「嫌なところ」を目の当たりにすることで、それまでは思っていなかった感情が芽生えることがあるでしょう。
しかし、それは多かれ少なかれ相手があなたに感じることでもあるわけです。
完璧な人がいないように、人は欠点があってこそ、愛嬌や親近感が芽生えるのです。
良いところだけをクローズアップしてみれば、相手がどんどん魅力的に思え、嫌なところは覆い隠されるでしょう。
5.陰口、悪口を言う人間は相手が羨ましい場合がほとんどだと思う
5個目は、「陰口、悪口を言う人間は相手が羨ましい場合がほとんどだと思う」です。
言われる側としてみたら、たまったものではないことは確かです。
理由はどうあれ、人の陰口や悪口を言う行為は、最低極まりないことです。
しかし、陰口や悪口を言うのは、その対象となる相手への嫉妬や羨望(せんぼう)があるからと言う説もあります。
自分にはないものを持っている、いつも人の中心にいて目立っているなど、羨ましいと思う理由があるからこそ、その反動で陰口や悪口を言ってしまうようです。
つまり、対象に「関心がある」からこそ、陰口や悪口を言ってしまうと言えるでしょう。
ただ、対象を羨ましいと思う自覚がない、あるいは、羨ましいと思うことが悔しいと言った気持ちの表れかもしれません。