ですので必然的に、哲学や文学に向いているところがあります。
内向き思考になる原因とは
では内向き思考になってしまうような原因とは、どのようなものがあるのでしょうか?早速そのような原因として、考えられるものについて見ていきましょう。
持って生まれた性格
基本的に、人間は外向き思考か、内向き思考かというのは、生まれついてのものであるケースが多いです。
ですので同じ親から生まれても、外向き思考の子供がいたりする一方で、兄弟を内向きの子供がいるというような話もよく聞くことです。
それは男女と同じように、本当に生まれつきであるケースが多いです。
それはやはり生物学的なところに関係するところがあるので、どちらが良くてどちらが悪いというものではありません。
先ほどから何度も触れているように、外向き思考の人は基本的に狩りに向いているところがあり、どんどんと新しいテリトリーを増やそうとするところがあります。
今現在においては、色々な人と積極的に付き合い、新しいことに関しても、とりあえずやってみるということでいろいろと踏み出している所があります。
このような人は、現在はビジネスパーソンとしても大変好まれるところがあります。
それはやはり、スピード化社会の現代においては、そのように新しいことをどんどんとチャレンジして、新たなことを生み出してくれる人というのが好まれるところがあるからかもしれません。
それに対し内向きな人は、どちらかと言うと巣を守るところがあります。
新しいとこに踏み出そうとしないのは、種を守るためというところもあります。
皆が皆外向き思考になって、どんどんとテリトリーを広げようと、新しいところに飛び込んでいくと、思いがけない外敵がいた時に全滅してしまう可能性があります。
内向的と外向的という話とは、また離れてきますが、アリの世界でも意外とそのようなことはあります。
アリというと働き者のイメージがあり、皆が働いているというようなイメージがありますね。
その一方で働きアリというイメージが強いけれど、意外にも2割ぐらいはサボっているアリがいるのです。
それはなぜかと言うと、皆が皆働いて疲れていると、もしその働きアリたちが疲れて働きを止めた時に全滅してしまうからです。
もし疲れて働くのをやめるアリがいたら、今までサボっていたアリが働き始めるという原理です。
このように、色々な動物の世界でも働く人働かない人というのもいます。
人間も同じく、巣を守りおとなしくしている人と色々なテリトリーを広げる人に別れるというのは種を守るためというのもあるのです。
親の教育の影響
子供は非常に柔軟なところがあります。
ですので親御さんの教育の影響で、どのようにでも変わることがあります。
例えば何でも親御さんがネガティブ思考で、色々なチャレンジを止めようとしたり、失敗をしつこく叱責すると、だんだんと怒られるのが嫌だと思ったりビクビクしてしまったりして、新しいことにチャレンジできなくなってしまいます。
ですので昔はかなり明るく外交的だけれど、成長したらすっかりと内向きになってしまったというような話も聞くことはよくあります。
もちろん親御さんだけの影響というわけでもありませんが、教育の影響というのは非常に大きいところがあります。
何かトラウマになる出来事があった
やはりトラウマがあることによって、元々どちらかと言うと外向きだったのに、内向的になってしまうということはあります。
自身の上の子がちょうどそのようなタイプでした。
この子は幼少期は非常に動じないところがあり、誰に対しても積極的に話しかけたりするので「危ない人について行ってしまうのではないか」というほどに警戒心の薄い子供でした。
どちらかと言うと、我々夫婦が内向きな思考だったので、新鮮でしたね。
ただ、やはり年齢を重ねるごとに、だんだんとおとなしくなってしまいました。
年長の頃には大分おとなしくなってしまったということはありますが、まだまだ色々と積極的に話す場面はありました。
ですが、どうも小学校に入ってから、荒れたクラスに配属されてしまったようで、すっかりと消極的な子供になってしまったというような感じです。
今小6ですが、話を聞くといじめっ子の男子がいたとかで、その子に自信をへし折られたということを申しておりました。
このようにトラウマから、一気に性格が変わってしまうということもあります。
内向き思考から脱出するためには
先ほども触れたように、種を守るために外向きな思考の人間ばかりである必要はないという話はしました。