ただ漫然と行き来するのではなくて、季節によって何か変わっていないかとか、今まで観なかったことが起こっていないかとか、絶えず観察することが習慣になっているのです。
そして、何か変化しているところが分かると、何が起こっているのかも確認したいのです。
そのためには、行動的に動き回るという性格でもあります。
何かに気付いたら、じっとしていられない性格なのです。
本質を探りたいという好奇心も旺盛なのです。
このように、気付く人と言うのは行動的なのです。
5.ポジティブ
「あの人はポジティブな人だ」というと、クヨクヨしないで明るい性格の人だということです。
何か問題が発生しても、試練を与えてくれていると考えてみたり、ライバルにも平気で最新情報を教えてあげたりと、非常に前向きで真似をすることができない性格の人だと思います。
俗に言う失敗は成功の始まりだと本気で思っている人でもあるのです。
だから、失敗の中でも何かのヒントがあると積極的に思考するので、何かに気付くこともあるのです。
そして、その気付きを大事にして、ラテラルシンキングで具体化に結び付ける能力も持っているようなのです。
様々な考えや思いが出る
気付きやすい人と言うのは、いろんなことを考える時には論理的だけでなく奇抜な方法も平気で考えることができます。
今までの慣例や常識に囚われずに、様々な考えや思いを出すことができるのです。
何かをひらめいたり、何かに気付く時には、過去にこだわらない斬新なアイデアが必要なのです。
よく気付く人には、このようなこだわりのない開放的な思考法は習慣化されているようです。
「そんな考え方もあるの?」と、論理的に考える習慣の人には理解されにくいこともあるのです。
おもしろいことに、ポジティブに考える人の周りには、やはりポジティブな友人も集まって来るようです。
そんな集団の人の行動パターンは、普通の人には到底理解できないことなのです。
ZOZOTOWNの前澤元社長は、一代で1兆円企業を築いたのですが、仲間と月旅行に行くという様なポジティブな計画を発表しましたが、この社長の気付きの能力に関しては、我々はすぐには理解できない次元にあるようです。
6.先入観がない
何か新しいことに気付くためには、強い固定観念に縛られていては気付けません。
時代はドンドン進化して環境も変化していくのです。
こんな時代に古い意識や誤った認識を持ってしまっていると、新しいことに対する取り組みや判断が狂ってしまいます。
時代錯誤に陥ってしまうのです。
新しいことに気付くには、先入観に囚われていてはいけません。
先入観を捨てて価値判断基準を見直すことも重要です。
大勢の中に混じっていると、自分は大丈夫だという先入観が強くなります。
危険なことや大災害に遭遇した時に、自分は大丈夫だという気持ち(正常性バイアスと言います)が強く働くと、危険を避ける行動が遅れてしまい、最悪命を落とすことにもなります。
気付くには、自分は別だという先入観を持たずに、客観的に物事を見て判断することが重要です。
不要な先入観が強いと、気付きは得られないのです。
気付く力がある人と無い人の差とは?
人が何かに気付くという時には、その人によって若干の差があるように思われます。
つまり、気付く時の状況なのです。
「あの人は気付く力がある」と言っても、どのような時に気付くかで、次の行動に移るスタートが違ってしまうのです。
一番にスタートができる人は、「他人が気付く前に気付ける人」です。
誰よりも対応が早くできるので、ビジネスの場合には他社よりも先行できる優位な立場に付くことができます。
二番目は「誰かに言われる前に気付く人」です。
何かの気配を感じて気が付くようなのです。