普段から、頭に片隅に考えていたかも知れません。
三番目は、「誰かに言われてから気付く人」です。
誰かに言われるとは、何かの記事や報道で知った時もあるはずです。
新しい情報というものは、アンテナを張り巡らせていなければ見つからない、気が付かないものです。
三番目の場合には、もう既に他社も気付いて行動を起こしてしまっているはずです。
気付く力がないと言っても過言ではないはずです。
遅れをとってしまっているのです。
手品の種明かしをしてもらって、なるほどとうなずくようなものです。
気付く力が無い人は、後手後手にまわってしまうのです。
気付くことの利点とは?
今まで誰も気に留めなかったようなことで大事なことであれば、早く気付いた人は得をするはずです。
例えば、ある河原の砂の中に高純度の砂金がたくさん混じっていると気付いた人は、砂金を回収して金儲けができます。
これを作れば便利だと気付くと、特許を出願して便利グッズを発売すれば、売れるかもしれません。
このように、人に先んじて気付くことは、物事を有利に進めることができるのです。
最後まで気付かずに過ごしていると、損をすることにもなるのです。
最近は、ネットが普及したのでネットでの買い物も自由にできます。
ネットで直接申し込めば格安で購入できるとか、どこかの通販サイトやアプリでの購入も、気付いた人が得をするようなシステムにもなっています。
気付くのが遅れると置いて行かれるという世知辛い世の中になったのかも知れません。
気付くという意味では、同じことでも人より早く知ることもそうですが、物事の本質を理解すること(気付くこと)もあるようです。
物事の本質を見抜ける
何か得をすると気付いた人が、他の人よりもそれを早く手に入れても、そのものの本質を見抜けない時は宝の持ち腐れになってしまいます。
こんなものは、早く手に入れるというスピードだけの問題でもなく、どのようなものでどのような特性を持っているかという本質を早く見抜けるかが重要になってきます。
例えば、新型iPhoneをみんなよりも早く購入したと自慢している人でも、そのiPhoneの特性を理解できずに本質を見抜けなければ、単なる新しいスマホと同じ扱いになってしまいます。
本質に気付けば、他にない特性を活かした用途も見つかるはずなのです。
様々な思考をすることができる
気付くとは、それまで意識になかったことを知ることでもあります。
そこで、新しい方法や手法を考える時には、様々な思考をすることができます。
みんなが思いもつかなかったことも提案できるのです。
また、何かのトラブルが発生した時にも、その原因が分からない時には、気付く力がある人ならその原因を推測することもできるはずです。
みんなが、それはないだろうと除外していたようなところに何かを気付き、トラブルの原因を探すことができるのです。
その事に対して追求することができる
何か新しいことや珍しいことを見つけるためには、観察力が鋭いことが必要でしょう。
ただ漫然と行動していては、何かを気付くことはないのです。
ちょっとした現象や異常に気付いて、これは何なのだろう、どういうことだろうと疑問を持つことができなければなりません。
気付いて、そして疑問を持って好奇心で追及していくという行動ができるのが「気付く人」なのです。
あるゴルフ場の支配人は、来場者数が伸びないことに危機感を持って、その原因を探ることにしました。
そこで、お客様の素直な生の声を聞きたいと思い、どのような場所で聞き取ったら良いのかを考えました。
すると、プレイの後にお風呂に浸かってゆったりとしたときに、仲間同士で本音の話をしていることに気付きました。
そして疲れるのですが、お風呂場の中に入ってお客様の生の声をそっと聞いてみました。
すると、食堂のメニューが代わり映えしないとか注文してから届くまでの時間が長い、トイレが臭くて暗いとか、いろいろと苦情を言っていることに気付いたのです。